Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

コントが始まる

【コントが始まる】第10話 最終話 春斗と里穂子の関係分析

これまでのコントの抜粋のあと、「引っ越し」のオチ部分だけ流される。その間、里穂子のモノローグがある。コントの終了と同時に今度は春斗の独白。メイン二人の結末が描かれることの期待が高まる導入。そして、クライマックスでは、この二人が対話する。二…

【コントが始まる】第9話 マクベスは敗者か勝者か

春斗の兄弟愛 兄の「友達が垂らしてくれた糸」の話は、そのまま春斗と勇馬の関係に繋がっているの、出来過ぎな話であるが、これくらいわかりやすいのもアリといえばアリ。最終回で、勇馬の会社に入社する可能性が出てきた。 勇馬とのこと 勇馬の話は最終回に…

【コントが始まる】第8話 コント『ファミレス』

つむぎ最強と分かるつむぎ回。それとともに、3つの「きょうだい」が、それぞれの関係性を進める回。 山盛ポテト マクベスは、コーヒー以外に頼むことあるのか…と少し引っかかって思った。しかし、これは別な日の、マネージャー楠木が支払いを持ってくれたの…

【コントが始まる】第7話 無人島のように時代から取り残された3人の部屋

マクベスの周りが少しずつ変わっていく。これを描くことで、解散が現実のものになっていく感じが伝わってくる。前向きなものも幾つかあるのに、エピソードが積み重なることで、マクベス解散を寂しく感じるような仕掛けになっている。 里穂子襲来対応 余計な…

【コントが始まる】第6話 里穂子はあくまで箱推しのファン

潤平の父が倒れた流れで木村文乃氏が演じる姉が登場するが、顔見せ程度。木村氏投入投なので、このままでは終わらない予感。 里穂子は箱推しのファン この第6話では、里穂子が本当に『マクベス』が好きなんだというエピソードが複数描かれた。マクベス誕生…

【コントが始まる】見えてきた6人それぞれの依存関係

起居を共にするというのは、人格形成において互いに及ぼす影響は大きいということを、文字ではなくエピソードで描こうとしている。意識的か無意識的かはともかく。 マクベスの3人 第5話で描かれた通り、高校時代から何も変わらないのは、いつも高校同級生…

【コントが始まる】第5話 平凡じゃないふりすんの疲れたわ

第4話まではマクベスの3人が解散の危機に陥っている状況を主に説明してきた。しかしこの第5話は、3人の置かれた状況をもとに、3人の内面を主に描いている。周りの状況ではなく、3人がこの10年を費やして何を得たのか得ていないのか…というより、後者…

【コントが始まる】真壁先生の評価、つむぎの評価

春斗の才能を見出してしまったがために、瞬太、潤平を含む3人の人生を方向づけてしまった真壁先生。この人は教師としてどう評価される人間なのだろうか。 もう一人、傷ついている人を放っておけず助けようとするつむぎ。学生時代からマネージャーをし、大学…

【コントが始まる】第4話の対比構造

第4話は、10年前と現在の対比の嵐だった。 左が現在、右が10年前。全く同じ構図。 10年前及び生と死の対比 ①真壁先生の子供の誕生と瞬太の母の死。 ②高校時代の商店前でしゃがんでアイス食べる姿と火葬場で待つ間しゃがんでスナックを食べる姿。 ③出…

【コントが始まる】第4話 生と死

捨て猫のコントの猫2匹の立場が、実際の瞬太と春斗の立場と逆なのが良い。このコントを作った瞬太が自分を客観視できているということ、つまり母親の死を自分の中で消化できていると言うことだから。 『マクベス』の由来 やはり真壁先生の苗字からだったか……

【コントが始まる】第3話 各人の挫折話

春斗の兄の今も続く挫折、潤平の近い将来起きる可能性の非常に高い挫折、里穂子の、過去ではあるが完全に乗り越えることは一生難しいかもしれない挫折、と現在・過去・未来の挫折が描かれた第3話。起承転結の承にあたると言える。しかし主要登場人物の一人…

【コントが始まる】第2話 すれ違いとその修復

毎話コントシーンから始まるのか…そしてラストに謎解き的なオチが来ると。楽しい構成。 しかし、今回描かれたすれ違いの根にある問題は、各自の胸に未だ燻っていて、ドラマが進むにつれ、また問題を起こしてきそう。なんというか、終わらないといけないのに…

【コントが始まる】第1話 真面目な人のコント

登場人物全てが真面目な人。真面目でありながら、彼らの外形的な生き方は、冒険的に見える。つまり、『コントが始まる』は、真面目な冒険者の物語。 物語の流れは、マクベスの3人の人生と里穂子の人生という二つの塊があり、第1話では、最初は里穂子の話が…