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【北斗の拳】第3巻 小物との対決


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南斗水鳥拳のレイが初登場する巻。水を要求するケンシロウ同様、何故か初登場時は少しお間抜けモード。しかし、カッコ良さは「北斗の拳」でも際立っている。

第3巻 第6話 悪魔のめざめ!の巻

デビル登場である。

デビル、恐ろしいけだものである。

  • 過去700人を殺し
  • 死刑執行されること13回、そのことごとくを生きのびた
  • 電気椅子も絞首台も無用、最終判決懲役200年

しかし、小悪党ジャッカルはそんなことで安心していて良いのであろうか。
少年読者は、もう少し先を読めるので、「うわっ、恐ろしい。強そうな敵だ。でも、ケンシロウが正義の拳で倒してくれる」と最初から期待して読むであろう。

ケンシロウは確かにジャッカルを倒すが、しかし、それは別に正義の拳という訳ではない。、

唐突だが、そもそもデビルとケンシロウはどちらがより悪人なのだろうか。
よ~く考えてほしい。

過去700人を殺し

賢明な読者は知っている。ケンシロウはそれ以上倒しているだろうことを。いや、ケンシロウの場合、さらにひどい。横を通り過ぎるのに妨げになるというだけで殺したりと何の感情も無く殺している。

死刑執行されること13回、そのことごとくを生きのびた

ケンシロウの罪が重くとも刑に処せられないのは、単に逮捕できないからだ。逮捕に向かった者は必ず倒されてしまうのだから。逮捕されて幽閉されてしまうようなへまなデビルとはけた違いに凶暴なのだ。

電気椅子も絞首台も無用、最終判決懲役200年

ケンシロウの場合、通常兵器であれば全て無用であろう。こんなケンシロウを相手に高々700人殺したというだけのデビルを切り札として評価し安心しているジャッカルは非常に考えが甘い。

第3巻 第9話 南斗の男! の巻

南斗聖拳の一派南斗水鳥拳のレイが登場。キャーカッコイイーてな感じである。しかし、ちょっとおかしい。南斗聖拳はそれで一つの流派ではなかったのか。南斗聖拳に流派があるというのはちょっとおかしいぞ。まあ、北斗の拳の話全体から見たら大したこと無いけど。もっとすさまじい「???ポイント」がいっぱいだから。

ともかく、レイが南斗水鳥拳という南斗聖拳の一派であると認めるとして、シンは南斗聖拳の何という一派なのだろう。シンは南斗聖拳の本流というのも想定しづらい。なぜならば後に出るサウザーの南斗鳳凰拳が本家にふさわしい名前だから。そもそもシンとケンシロウが同じ「おやじ」を持っていたはずで、ではレイも兄弟なのか?それを言いだすと南斗最後の将ユリアはケンシロウと兄妹の関係になってしまう。さすがにそれはまずいぞ。しかしそんなわけは無い。
ケンシロウとレイが会った時お互い面識が無いとしか思えない描写であるわけだから。
北斗ワールドは広いのか狭いのかようわからん。