岡ひろみが頭角を現し始めたため、テニス以外の周りが慌ただしく動く。テニスとプライベートを分けて接してくれていたお蝶夫人の堪忍袋も切れそうに。
藤堂さんの通学手段
岡を自宅まで送るのは、3度目になるが、1回目と3回目は自転車で送るが、2度目は歩いて送っている。歩きの日はなんで自転車に乗っていなかったのだろう。朝雨だったとか?謎。
男子テニス部の練習
113ページで男子テニス部の正副キャプテンが草に寝転がってるのだけれど、たいていこの2人の会話はこんな感じで、いつ練習しているのか分からない。生徒会で忙しくてとか第1巻で言われているが、時間あっても練習していない。練習シーンがない。逆に女子は練習ばかりしているイメージ。
いまだかつて負けたことのないお方
遂に出ましたこのセリフ。
ダブルスシングルスを問わずいまだかつて負けたことのないお方
116ページでお蝶夫人の取り巻きが言っているが、これは前振りフラグな訳です。
お蝶夫人本人も174ページでこんなこと言っています。
おってきなさいひろみ
あたくしは永遠にあなたのまえをはしる
おってきなさい力つきたおれるまで
あたくしはあなたよりさきにたおれたりはしない
どんなに苦しくとも!
これをフラグと言わずして何をフラグと呼ぶか。
お蝶夫人の弱さ
結局、お蝶夫人は恋に弱い。藤堂との恋についても、岡に対する恋についても、甘さ弱さが出てしまう。岡に対する173ページの次のセリフがお蝶夫人の恋に対する弱さを全て語っている。
けっきょく…
けっきょく冷たくはしきれない
やっぱりこんなにあなたがかわいい
こんなにもあなたの苦しむ顔を見るのがつらい
そのあたくしをふりきって
この気持ちをよくもふみにじって ーと
にくもうとしたけどけっきょくは
そのすなおさそのひたむきさ
やはりひかれる
こんな熱いラブレターはない。なお、なぜか藤堂に対する思いはこれほど強い言葉で吐露されることはない。実は男女の恋愛には奥手なのか、お蝶夫人。まあ、女子の間で女王蜂みたいな地位にいるとそうなるのかもしれない。
そもそもなんでお蝶夫人はひろみに目をかけるのか
それについては、言及がない。物語開始時点から、ひろみはお蝶夫人のタオル係をしていて特別扱いである。このように読者にはなぜ自分がひろみに目をかけるのか明かさないにもかかわらず、宗方コーチには、なぜひろみに目をかけるのかと聞いたりしている。しかもこの質問をすることの理屈がおかしいことにお蝶夫人は気づいていない。
藤堂さんと宗方コーチ
こちらの関係も、お蝶夫人と岡ひろみの関係と同様盛り上がっている。
言葉なく視線で会話してるレベルに達しているお二人(9ページ)。もう付き合っちゃいなよ。