映画版「ビー・バップ・ハイスクール」第1作公開時点(1985.12.14)での各俳優の年齢を調べて見た。完結編は1988.12.17公開なので、3歳足すことになる。
主役
加藤浩志(清水宏次朗 21歳)
中間徹(仲村トオル20歳)
高校三年相当(留年したので実際は2年だが)の役。映画、ドラマでは役に対し、2〜3歳年上が演じることは良くあるので、この俳優の実年齢は順当。
ヒロシ21歳、トオル20歳と、まあ、思春期も終わり大人の仲間入りしたばかりといった一番輝かしい年齢である。仲が良くなかったということだが、映画の中では、もう、トオルとヒロシはこれ以外にいない。他に誰がやってもしっくりこない気がするほどに、ハマっている。
ヒロイン
泉今日子(中山美穂15歳)
三原山順子(宮崎ますみ17歳)
リアルに高校生か…
中山美穂氏が15歳、宮崎ますみ氏が17歳と、年齢通りの役柄と言える…が、宮崎氏、落ち着きが有り過ぎて、もっと年齢がいっているとしか見えない。堀越高校の同級生に岡田有希子、本田美奈子、南野陽子、長山洋子、高部知子、倉沢淳美らがおり、この中で、在学中にスケバン役をやったというのはなかなかだ…と思ったら、初代スケバン刑事南野陽子氏がいた!あと、まあ、スケバンではないが色々とあった高部知子氏もいるな…。宮崎氏がスケバン役をやったからといって特別目立つ訳でもないか。
ライバル
中村竜雄(小沢仁志23歳)
前川新吾(瀬山修23歳)
菊永淳一(石井博泰18歳)
郷ミノル(森一馬19歳)
驚くほどの年齢の俳優はおらず、少し意外。小沢氏は、もっと年齢が高いことを期待していたが…まあ、第1作時で23歳、完結編で26歳で高校生役というのは、かなり無理があるが、何ら違和感のないところが、ビー・バップ・ハイスクールの懐が深いところなのだろう。
逆に菊リン…18歳って、タバコも酒も飲めない年齢じゃん。というか、リアルに役柄に限りなく近い年齢での出演だったということか。確かに菊リン、今見ると、年齢としては老けた顔しているけれどお肌に張りがありツルツルだった。ライバルの中で菊リンが一番若いというのは、なかなか面白い。実年齢だと、菊リン役の石井氏は、清水氏と3歳差、中村氏とは2歳差。高校ならば1年と3年の違いに相当する差。そんな中、菊リンは、堂々たる立ち回りをしている。素晴らしい。ミノルも実年齢は未成年なのね…、この人は年齢不詳だ。
高齢番長は進学校生徒
高年齢ということでは、第3作ではあるが「高校与太郎行進曲」で県立桜ヶ丘高校番長 服巻鉄也役 高瀬将嗣氏が、公開時点で30歳と突き抜けているが、高瀬氏は、「ビー・バップ・ハイスクール」の殺陣を第1作からされており、別格の扱いというか、シャレというか、慰労というか、そんな感じであろう。但し、高瀬氏は、比較的童顔であり、5歳年下の小沢氏と比べてるまでもなく高校生に見える外見での出演であった。それでも、30歳で高校生役とはなかなか凄い。入学時の高一生徒の実に2倍の年齢。
獲得した教訓
人の顔と姿だけでは、年齢はわからないという教訓を得ました。