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【MIU404】#05 夢の島 犯行動機が意味不明な致命的回?


社会問題を扱っているわりには主張が表層だけにとどまるし、犯行動機もよく分からないため、これまでのMIU404の中では一番視聴後に満足感の低い回であった。ただ、これこそが制作側の意図かもしれない…観る側が試されている。

サブタイトル「夢の島」の意味するもの

ストーリー上は、稼ぎに行ったら自国にとどまるより高給が得られる島国日本という意味。ベトナム等から見た日本のことを指している…が、まあ、日本は既に現実世界では、あまり夢の国ではない。

しかし、一定の年代以上は、最初にゴミの埋め立て地として浮かぶ名前。

GO TO GOTO(強盗)

…確かに、酷いダジャレ。しかも、今回は第5話なので、もう1つGOがついている。でもこれ、GO TOキャンペーンへのダジャレ的当てつけなんだろうねぇ。このドラマは、第1話における都知事選絡みの「魔法少女メロリン」ダジャレといい、時事問題ダジャレ好きだねぇ。

外国人問題は視聴率が取れない

劇中に、ナウチューバー特派員RECが、自身のネタをテレビ局に売り込もうとした際の局側担当者が、「外国人問題って視聴率とれないんだよね」と言っちゃう、テレビの中で。これも皮肉なんだけど、逆にこのセリフを書くことで、ドラマでならこの問題を取り扱えるということ。人気ドラマの中では可能だと。このテーマ扱っても視聴率取れるから。なんか回りくどい方法だが、これがテレビの限界とテレビ局自体が言っていると。

強盗候補

志摩は、マイちゃんの男?を強盗候補と呼んで写真に収めているけれど、もう最初からマイちゃんの勤めるコンビニの店長に犯人フラグ立ってるからね。これはミスリードにもならない。まあ、だからこそ、ある意味ジョークとして強盗候補なんて台詞を言わせているのだろうけれど。

2重のミスリード

マイちゃんの勤務するコンビニ店長

最序盤で、強盗が来る時間帯に仮眠取るとか言ってる怪しい店長。大金がバックヤードにあることを知りうる人物というフラグを有する。まあ、古典的匂わせなので犯人候補にはなる。

同じアパートの同郷人や掛け持ちバイト先の従業員

捜査の方法としては、彼らを疑うのは納得できるが、しかし、ドラマとしてはここに犯人がいても面白くないので、強盗候補と志摩に言われてもピンとこない。伊吹も、そんな推理より「マイちゃんが好きなのは誰なのか」が大事だと言う。非常によくわかる。志摩たちはマイちゃんが共犯となりうる人間の対象を、掛け持ちバイト先の同僚まで犯人候補を広げて捜査しようとしているが、伊吹は、犯人候補を絞り込むことを言っている。絞り込めば自ずと犯人に行き着くと言う発想である。まあ、伊吹が気になると言って追うのは、あくまでマイちゃんの恋人であって、強盗犯ではないのであるが。

外国人用日本語学校事務員 水森

マイちゃんのことが気になる伊吹に「水森に手錠かけたかった」と言わせている。これもまあ、フラグ。

真犯人

今回の犯人と犯行の理由は…何か理解できなかった。結局、なんだかんだ言ってたが、借金していたようだし、単純にお金が目的だっただけとしか思えない。なんというか、日本の留学生制度、研修生制度の問題を扱いながら、それを犯行の中心に据えて描こうとしたから、何かおかしくなってしまったという印象。第3話の学生リレー話くらいあり得なさがあったのなら、それはそれで面白く観られる。しかし今回の話は中途半端というか、研修性制度問題の扱いは、完全に消化不良だった。ただし、劇中にあったように、視聴率が取れないテーマなので、取り上げるだけでも前進という意味かもしれない。そもそもこの問題は、現実の話であり、やはりフィクションの世界であるドラマで扱うべきものではないのだから。

水森さんの伊達メガネ

伊吹が見抜いた水森さんがしているのは伊達メガネという事実。そうである意味は何か。この意味はよく分からなかった。メガネを介することで見えないものが見えるということか?しかし水森さんは、昔はかけてなくて今かけているのであり、自らの意思でかけているのだから、この考えは矛盾する気がする。逆にメガネをかけることで見たくないものを見ないという考えもありうる。しかしこれでは逃げになり、犯罪ではあるが行動に移している水森の言動とは合わない気もする。また、強盗の際にはメガネをかけていない。メガネをするしないによる意味がありそう…だが、よく分からない。