Golden Time

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【ROOKIES】用賀第一高校戦(第5巻〜第7巻)


二子玉川学園野球部復活後、最初の試合がこの用賀第一高校戦。第5巻〜第7巻の3巻に渡り描かれている。さすがにこれだけ使えば読み応えのある試合が描かれている。ただ、ラストの新庄のシーン以外、それぞれ読んでいるときは盛り上がる気持ちがあるが、読み終えた時にはあまり印象に残っていない。これは逆にいうと、新庄絡みのシーンの印象が強烈ということかもしれない。

第5巻「9-nine-」

遂に9人揃い、野球の試合ができる体になった二子玉川高校野球部。巻の2/3近くとなったところから練習試合かいし。
チームの投手決定の経緯に加え、最初の練習試合、安仁屋が投打にわたる大活躍をし、「ROOKIES」の生徒側主人公はオレだと言わんばかりのホームランを打ったところで終わる。

第6巻「ONE FOR ALL」

安仁屋のキャップのツバに「ONE FOR OLL」とあって、誤字の"OLL"を"ALL"と川藤が直してあげる話は、この巻である。
守備が全くできないことを露呈。また、安仁屋が前夜練習しすぎで指先から出血するにとどまらず、体力不足でピッチャーしばし交代。他のフィールドプレイヤーが、回代わりで投手をやることに。もう無茶苦茶。

第7巻「二子玉川学園 熱狂‼︎」

新庄が掌を見せてくれます。それが全て。

テレビ版における敵副顧問のキャスティング

用賀第一高校の指揮をとる教師国松。テレビ版では、国松を俳優の田口浩正氏がが演じるが、もはや国松そのもので驚く…と思っていた時期が確かにありました。しかし、今なら今野浩喜氏です。このかた以外ありえません。というかこのかたをモデルにしたとしか思えません。

試合総括

試合中は、なかなか盛り上がるエピソード満載で…と思っているのですが、結局、後になって思い出しても、試合開始しばらくしてからの安仁屋のホームランとラストの新庄の掌以外覚えていないという。その2つが圧倒的に印象深いエピソードなのであるから仕方がないとも言えるが、ストーリー展開上、今後に影響を及ぼすような展開が少ないということだろう。
3巻にわたるエピソードで、1試合を描き、血湧き肉躍る展開だが、美味しいところは安仁屋と新庄が持っていくという、ROOKIESの定番展開であったというのが総括。若菜も主張が激しいのだが、結局、誰かのためのお膳立てをする役。ただし、そんな中、なぜか今岡は優遇されている感じがする。今岡の優遇については、テレビ版についても言える。