Golden Time

時はお金で買えません

【MIU404】#06 とにかく相棒尽くしの回


第6話と折り返し地点なので、まずは志摩の過去が明らかになる回。ただし、相棒絡みのネタが乱発されている。

伊吹の無神経さ

相棒殺しの噂を聞いたからと、単刀直入に本人に聞こうとする無神経さ。しかも現在は自分がその相手の相棒という立場であるのに。これはもはや個性という範囲を越えている。こういう人格の人をドラマで描くことはなかなか難しい。

志摩の無神経さ

刑事じゃなくともお前の人生は終わらない

絶望している人にこれを言ってしまう志摩。まあ、他人の心の機微がわからないという点で伊吹と変わらない。ただし、このセリフ、現実に言ったのか志摩の頭の中だけの妄想なのか今ひとつ分からない描写になっている。
ランタンの描写がカギになる。恐らくランタンのあるシーンが、志摩のやり直したら…の世界で、ランタン無しが現実世界。とすれば、志摩はこのセリフを言っていない。しかし、ならば、このセリフは、言うべきだったと志摩が思っているセリフになる。これはこれで、まずい。今も志摩は人の心を分かっていないことになる。もっと別な言い方があるんじゃないのか。

もう1つの相棒

この第6話では、伊吹と九重がペアで出てくるシーンが多いが、九重は陣馬と相棒を組んでいる。この九重と陣馬の相棒も、第6話でなかなか良い味を出してくれる。

さらにもう1つの相棒

この第6話は、羽野麦役の黒川智花氏がしっかり出てくる回でもある。どうも次回から彼女がストーリーのカギになるような予感。相棒14第12話「陣川という名の犬」においてコーヒーショップ店長役で出演。MIU404の相棒殺し回に登場するのは、ちょっとしたシャレなのか。

志摩刑事役の星野源氏が上唇の右にホクロがあるのに対して、黒川氏は上唇の左にホクロがある。志摩と羽野のさらなる相棒的な展開が期待される。

刑事役で酒向芳氏が出演している。氏も相棒に多数のゲスト出演されている俳優。なんとなく「相棒」シリーズが意識されているような。

相棒殺し

これ、バディもの刑事ドラマというジャンルの共通性もあるので、TBSからの、テレビ朝日「相棒」への宣戦布告ではないだろうか。だから相棒出演経験のある役者を使っているとか?

「相棒」は、年齢が高い刑事2人。一方こちらの「MIU404」は、若い2人と差別化を狙っているのだが…ちょっと狙いが外れて、第3極の日テレが「未満警察 ミッドナイトランナー」なんてドラマで、さらに若いジャニーズ2人のバディものをぶつけてきている。もうね、バディもの花盛り時代だから。

登場するウイスキー

GLEAN GLIENという銘柄のウイスキーが登場する。おそらくこれは架空のウイスキー。ただし、GLEANには、情報をコツコツ集めるという意味があり、これは刑事の心構え的な意味を持たせていると考えられる。GLIENの方は、ドイツの都市の名前由来かもしれない。ウイスキーと言えば、普通は、アイリッシュ、スコッチと大英帝国の名前が出てくるはずで、ドイツというのは少し特殊。ただし、この都市は、第二次大戦後、ベルリンの壁で分断されていた。このような特別な都市ということであれば、MIU404のネタになりそうな何かが、このウイスキーの名前に隠されている可能性はある。

単純な推測だが、ベルリンの壁は結局崩壊する。これが、2人の間の壁を取り除くことを意味するのではないだろうか。その2人が、元相棒なのか現相棒なのか、はたまたその両方か。

サブタイトルは「リフレイン」

refrainには、禁じる、やめるという意味がある。もう1つ、詩や曲において繰り返しの意味がある。この第6話のサブタイトルは、単に「リフレイン」の1語だけ。2つの意味のうちどちらなのだろうか。

今回はドラマの中で、やたらと飲酒シーンがあった。しかも既に志摩がウイスキーが飲めないことは描かれており、その原因が今回明かされた。このことから、志摩のウイスキーを飲めないもしくは飲まないという点が、リフレインと言える。
一方、繰り返しの意味としては…志摩が過去に相棒殺しと言われるような出来事に関わっていたことが、再度、伊吹との間で繰り返される暗示としての意味も持ち得る。

さらに、今回の描写では、志摩の頭の中で、元相棒とのやりとりが、脳内で2パターン作られており、つまり、1つは事実に反する脳内作成のストーリーで、志摩の弱さもしくは異常さが現れている。

お風呂修理

まあ、最後にとんでもないことに繋がるのだが、その直前、桔梗ゆづるの家での焼肉パーティにおいて、桔梗の息子が、

3人でお風呂入ろうぜ

と言う。このシーン、色々な意味で必要なもの。
まず、そもそも桔梗家のお風呂が壊れていて、ようやく直ったので、この子供にとっては、お風呂に入ることは特別なことであるという意味。次に、志摩は休日を使って桔梗の家の留守番をしたことによる慰労の意味。次のシリアスなシーンへのギャップのある導入としての意味。更に、「3人で」という言葉における3人は誰と誰と誰なのかハッとさせる意味。最後というか、一番重要な意味としては、相棒殺しの真相を知った後の志摩と伊吹の間にわだかまりは無いこと。更に、志摩の秘密を伊吹に漏らした桔梗との関係も壊れていないこと。更に更に、羽野が次回のカギになりそうなこと。多すぎだよ。

実はオフのエピソード

この第6話は、志摩と伊吹の勤務外、オフ時のエピソードである。過去の時間の謎解きをしていくという展開で、オフでありながら1話完結の刑事モノとして成立させている。凄い。

ナウチューバーはお休み

オフの話なのでナウチューバーの出る幕無し!残念。