Golden Time

時はお金で買えません

【ザ・ノンフィクション】東京でビッグになりたい


「ザ・ノンフィクション」2020.09.13

ビッグになりたいのは良いとして、最終的な目標が前澤社長と話すことってどういうこと?話したらそこで終わりなの?ビッグな人の定義も、遊びにお金をジャンジャンかける人とか、発想が理解できない。まあ、そういう発想の人を主人公に持ってきたから、夢とかそんなのは見えてこなくて、いくら稼いで何に使った、これはいくらとかそういう話から拡がらない。大物社長に会って話をしたいという行動も、会ってこういう事を話したいというのは出てこなかったから、とりあえず会えば何か起きると考えているだけなのだろう。

根拠のない自信

僕 根拠のない自信だけはめっちゃあるんすよ

有名社長にアポなしで会うというのが作戦らしい。ソフトバンクの孫社長に会いにソフトバンク本社に行くが…土曜日なので誰もいないと。これ、本気なのだろうか。次は電通。電通社長調べて突撃とか…入り口のドアさえ開いてない。ギャグか?

1時間近く歩いてリッツ・カールトンへ。カフェで社長らしき人に声をかけるチャンスを狙うらしい…が空振り。

僕…。小さい頃から何に対しても100%努力できた体験がないんですよ。
思い切ってこれは全力で取り組めたっていうものが一つもないんで
だから もうこの年にもなったんでやらないといけないなと思ってます。

それが、これなのか…大物過ぎる。「この年にもなったんでやらないといけないな」と考えた行為が、土曜日にアポなしのオフィス訪問して、ダメだったから次はホテルのカフェでお金持ちと知り合いになろうという作戦に切り替える。これ、行動力というのだろうか。アポなしオフィス訪問も、ホテルでの、金持ち突撃も、相手に何かメリットはあるのだろうか。というか、そういう方を考えた事あるのだろうか。何も考えずに、会えば何か自分がトクすることが起きるだろうという独りよがりな発想で動いていないだろうか。うーん、これは行動力というか、本能の赴くまま動き回っているだけだな。

やることなすことアチャーっ系

参加費1000円の名刺交換会。人脈を広げるためのセミナー…そっちに行くかぁという感じ。で、名刺交換会で覚えたのが、FXに手を出すこと。もう普通に考えて転がり落ちる典型的ケース…でも成功して、10万円だけで上京したはずが、お賽銭に千円札入れたりしてる。その後、タワーマンションの青年実業家に居候。番組中にベルサーチでお買い物と、困難にぶつかる様子もなく、進んで行く。

ビッグの定義

結局、FXトレードで生きて行くようなこと言ってる。

ビッグの定義が、遊ぶときにお金を出せる人…らしい。うーん…孫社長、電通社長に会いたいとは一体何だったのか。彼らを遊ぶときにお金を出せる人と思っていたのだろうか。

マイナスのない人

この人、チャレンジしたことすべてがプラスになっている。やっていることは、セミナーにしろ、FXにしろ、あちゃーっと思えることなのに。今現在は、「持っている人」としかいえない。これが根拠のない自信の源なのだろう。見ていて現実感がないけれど、まあ、東京にはこういう人がいてもおかしい感じはしない。

最終的な目標

番組の最後に、最終的な目標を聞かれ、

前澤さんとご飯を食べたいです

と答える。うーん、それが最終的な目標なのか。
しかし、元々の問題として、この人はお金持ちの人と会った後、何を話すつもりだったのだろう。また最終的な目標がかなったとして、前澤社長と何を話すのだろう。会って話すことで何かを得て、それを次の夢につなげたいとかそれくらいのこと言えないのだろうか。
この人は、何かを生み出す人ではなく天性の運で生きていける人だなという感想。

描かれていないこと

以上は、番組内で描かれたことを元にした感想なのだが、描かれていないことにも色々な現実があるように思える。泊めて貰った青年実業家の家を出て故郷に帰ることにした理由は何か。故郷に帰って家族以外に会った人は誰だったか、その反応は?

僕 根拠のない自信だけはめっちゃあるんすよの意味

これ、要は言語化能力が足りないということではないだろうか。もしくは想像力が足りない。

大物社長に会うことが目的そのものであって、会ってどうするつもりか語っていない。会って何を話すかなんて考えていないのだろう。会ったら何か起きると考えている。最終的な目標が前澤社長と話すことというのも同様に変な話。ともに、その先に何があるのかを語るべきものであるが、語らない。ビッグになるとはお金を派手に使うことと言ってしまうことのおかしさに気づかないのも同じ。彼のお父さんはそれに気づいており、大学を出て堅い企業で働いて欲しいという願いを持っている。しかし、おそらく彼には無理。現時点で著しく物事に対する言語化能力、想像力に欠けるため、今更大学で学んでどうこうではないだろう。その意味で彼は彼の生き方を分かっているとも言える。これが、やらせ、演技でないならば、根拠のない自信で押し通すことが彼の幸せなのかもしれない。