Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【カネ恋】猿の小皿のお迎えと猿渡慶太のお迎え


‪玲子と慶太の猿の小皿に対するスタンス。玲子にとっては1年半越しで買う準備が整った唯一無二の品。慶太にとっては適当に入った雑貨屋で、適当に見繕った内の1枚にすぎない皿。このギャップは、2人のお金に対する考え方、生き方を象徴している。最初からこういったエピソードで性格を説明してくれる作品は期待できる。

猿の小皿のお迎え失敗の経緯

第1話で、玲子は、1年半越しの念願叶い猿の小皿をお迎えすることになった…が、購入しに向かったその場で、同じ会社の社長の息子慶太が、キャンプ用の皿としてまとめ買いした内の1つとして買われてしまった。お迎え失敗である。

猿渡慶太のお迎えをする玲子母

一方、みずよう館を経営する玲子の母サチの元に慶太が転がり込み、みずよう館に住むことに。結果として玲子と慶太は同居の形になる。この間、0秒(玲子は朝食の場で知ることになるから)。サチにしても、お客さんとして慶太が来たわけなので、まあ受付業務として15分もあれば十分な話で。

猿のお迎え

結局、1年半待った猿の小皿は、慶太のせいでお迎えできなかったが、猿渡慶太はお迎えできた。これ、恐らくドラマのラストを暗示している。1年半の更に10倍の15年越しの早乙女への恋心を、慶太に対するものに変えさせてハッピーエンドだったと思われる。脚本変更がなければ。急遽話数の短縮変更のために結末は変わるだろうが、この暗示的フラグはなんとか生かしてほしい。

猿へのこだわり

まあ、小皿にせよ苗字にせよ、このドラマでは猿があちこちに出てくる。勤務先の会社名もモンキーパス(まあ、創業者の苗字「猿渡」を英語にしただけとは思われるが)、第2話で買い物の際見ていた末広がりのシャツにも猿がプリントされていた。現社長が初めて企画したおもちゃも猿がテニスをするもの。とにかく猿。単なる遊びであり、ストーリーに大きな影響を及ぼすとまでは言えないのではないか。あるとすれば…小皿もシャツも慶太が意図的に選んでいるので、何か選択を迫られたら、猿のある方を選ぶということくらいか。