裏読み的考察としては、見るべきものは無かった回に見えるのだが…何かあるのかな。
まあ、「カネ恋」に続いて同じ週に末広がり拝めたから、そこは見るべきものだ!いいもの拝めた!
セカイノオワリという感じのアポ電強盗
犯人たちお面被ってるのか。こんなお面の強盗が現れるなんて、世も末、いや、セカイノオワリだな。
くどいようだが、セカイノオワリな強盗犯
末広がりなタクシー
「おカネの切れ目が恋のはじまり」(第2話)で猿渡慶太(三浦春馬)が、シャツの値札(88800円)を見て「末広がりじゃん」と喜んでいたが、同じ週に再度末広がり(ナンバーが8888)を拝めるとは。
末広がりなシャツ(カネ恋)
末広がりなタクシー(該当部分拡大)。
ストーリー
まあ、結構丸わかりなストーリーではあったが、2人の掛け合いを楽しく見ることができた。
美味しい唐揚げが鍵となる
最後の最後でなんかすごいストーリーだと思いました!唐揚げが逮捕の鍵だというのはスゴイと思いました(鍵ではない)。
いや、本当に普通の刑事物ドラマの1エピソードでした。
一期一会
一期一会をキーワードにした回。これ、犯人鴻上と神崎の関係について言っているのだけれど、鴻上とばあちゃんについても、この一期一会は、当てはまるのかなと。たまたま逃げ込んだのがばあちゃんの家で、たまたまばあちゃんが認知症気味で、たまたまばあちゃんの孫が亡くなっていたと。ただ、厳密には鴻上とばあちゃんではなく、鴻上の舌とばあちゃんの唐揚げが一期一会だったのかもしれない。いわゆる胃袋をぎゅっと掴めば男は落ちるというヤツ。
グローブ
ラストのキャッチボールシーンに出てくる、神崎と黒木がはめているグローブ。神崎が黄色、黒木が黒の新品のグローブ。これ、当然のことながら、その前に鴻上から貰った茶色で使い込んだグローブとは違う。貰った方のグローブは、押収品になるのだからね。黒木が手を入れており、どの程度の証拠能力があるかはともかく、本物の孫のDNAが付着する貴重な証拠品。
しかし、新品のグローブをわざわざ2つ買ってまでキャッチボールしているというのは、黒木と神崎の関係に大きな心理的進展があったということだろう。とくに神崎の側に。物語の前半で、兄弟っぽいからキャッチボールしようと黒木に誘われた際、神崎は「お断りします」と言下に断っていた。ただ、その直後、自分の父と黒木の複雑な親子関係を思い出し、微妙な表情でいた。これが、ラストで兄弟のキャッチボールに繋がったのだが、神崎は、黒木への単なる同情からキャッチボールに付き合ったのか、それとも別な感情なのかで、このキャッチボールの意味は変わる。