Golden Time

時はお金で買えません

【カネ恋】第3話 兄妹の偽装:兄の偽装、妹の偽装


中間折り返しにして、最終話直前でもある第3話。

早乙女は結婚詐欺でさえない

この人、結婚詐欺でさえないのかぁ。多くの人から、広く、かつ、ある程度厚く集めるタイプなんだね。法律上は結婚詐欺の方が悪いが、これも悪質だと思う。ただ、秘書牛島による、玲子との食事の予定は、プライベートを表すオレンジ色の背景色だった発言により、玲子との関係は、早乙女にとって特別なものだと客観的に証明されたのが面白いと言えば面白い。しかし、家族の方が優先なのは変わらない。

2組の偽装兄妹

慶太から見たひかり。早乙女から見た玲子。共に血はつながらない。ひかりは慶太を利用(妹が兄を利用)するパターン。しかし、早乙女は玲子を利用(兄が妹を利用)するパターンと思わせておいて、実は少しだけ真摯だったというパターン。まあ、結婚を隠していたら、関係を聞かれて、「妹」くらいしか言えないか…。

板垣情報

妻子がいるという情報を、玲子にもたらしたのは板垣。板垣という点が、少々情報精度というか、信頼度が今ひとつで、ドラマ的にはここに何かあるのではと思ったが、何もなかった。10話程度あったであろう元々のシナリオでは、板垣が絡んでさらに話をドタバタにさせていたと思われるが…4話完結とする方針になれば、それはカットされるのはしかたない。

「周りの女全員泣かしている」

早乙女の恋愛感情を伴う付き合いの方法に対し、これをすぐ見抜いて言える慶太は、やはりすごい感覚の持ち主。妻に「お金で買える情なんてない」と言われた早乙女と明確な価値観の相違がある。慶太はすごい感覚を持っているが、しかし、慶太は、「情が強すぎて、お金は貯まらない」な人なので、人としては、どっちもどっちだなぁという印象。

一方、「周りの女全員泣かしている」というセリフのパワーワードさはない。ここに慶太の人生の考えが凝縮しているとも言える。これまで、といっても2話しかないが、慶太の行動で貫かれているのは、誰に対してもフレンドリーということ。とにかく会う人会う人にこやかに接している。この慶太が言うからこそ「周りの女全員泣かしている」という言葉が、泣かされた女の個々の話に言及することのない、恨み言のニュアンスの無いパワーワードになる。単純に、お前何やってんだよ、何考えてんだよという生き方を問う意味になる。だからこれは板垣に言わせると、全く薄っぺらな言葉になってしまう。

慶太ならどうするのか

「周りの女全員泣かしている」と早乙女を指摘する慶太だが、では、慶太ならこの場合どうしたのだろうか。これは分からない。1人を取るのか、全員を取るのか。ポリシーとしては全員を取るはずだが、1人以外は泣かせないといけない状況になるのなら、1人を選ぶのだろう。ただし、そのような状況に陥らないように普段から行動しているだろうから、その意味では誰も泣かせないのだろう。

事務所の張り紙

騙されたとか詐欺とか貼ってあるが、何かお門違いな感じ。早乙女は、愛でるだけのアイドルとして売っていたわけではないので、疑似恋愛のようにセミナー等に参加した者たちは、どれだけ早乙女が企んでいても、そこを責めるのは間違っている。それを感じて良いのは、個別デートに誘われた玲子のみである。

玲子のリーク犯推理のおかしさ

いつもならあるはずのセミナー告知が無かったから、秘書の牛島がリーク犯だと見抜いた玲子であるが、これ少しおかしい。どうせ解約になるのだからと会場手配と告知をしないというのは、牛島にとって何の利益があるのだろうか。それがほころびとなって犯人だとバレちゃうし。画竜点睛を欠くも甚だしい。これ、牛島がどうのより、玲子がチートすぎるのがおかしい。そんなの結びつけて気づくことなんてないって。

次回最終回

なんかこの第3話で結構綺麗にオチとしてまとまっていて完成度に驚く。であるのに、さらにあと1話ついてくるとは…どういうことなのだろう。限られた撮影済エピソードから上手く纏めたのか、もともとこんな感じだったのか分からないが構成力凄い。