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【キワドい2人-K2-】第6話 何で?何で?な最終回


いきなり撃たれる神崎父。訳わからない。警察ってこういう感じで発砲するの?っとオープニングでは思ったが、この最終回は、個人的にかなり上手くまとまった最終回に思え…たんだが、後半またおかしくなる。不思議な最終回。

神崎の黒木への言葉

病院で、神崎父が危険な状態と聞いた神崎の黒木に対する言葉。

あんた言ったよな?「俺に任せろ」って言ったよな!できもしないことを偉そうに言うんじゃねえよっ!

ここまでは、単に黒木を責めているセリフ。そして、ここから変わる。

あんたの父親だろ!ホントの家族だろ どうすりゃいいんだよ このまま死んじゃったら どうすりゃいいんだ僕は…

自分を責める。

これ、上手いなぁと。

彩乃

諸悪の根源彩乃が謝った時の隆一のセリフ。

もういいよ

このセリフに込められた隆一の絶望感。

そんな隆一に説教し出す彩乃。これ、すごい。彩乃は、今回の騒動においては、諸悪の根源ではあるが、そもそもの原因である隆一の出生の秘密には彩乃は無関係。そこを彩乃が衝いてきて隆一を説教する。この構成も上手い。

第1話で他人の娘になりすました偽装誘拐を仕掛けた彩乃から家族について説教を受ける神崎。そもそも第1話で彩乃の父親に対する複雑な感情をほぐしたのは他ならぬ神崎である。その彩乃から、父親との確執について説教してもらうという逆の関係が描かれたのは脚本のうまさを感じる。

つまり、この構図のために、第1話で終わったキャラなのに、不自然に第2話以降も出続けたのか、彩乃。

ダイバー(潜入捜査官)

ん?そう来たか…そうかそうか、同時期に放送している他局のドラマに喧嘩売ってるのか。いや、これは上手いなぁ。

黒木は何でも知っている?

視聴者が皆、澤登副署長が犯人だと気づいている中、相変わらず黒木は澤登に逐一捜査状況を報告している。やるなぁ。これもダイバーのパロディなんだよね、澤登副署長という悪に対し、味方を装って連続殺人事件の情報や証拠を得ようとしているんだよね?

黒木も神崎もなにも知らねーじゃないか!

(黒木)俺達はとんでもない間違いをするとこだった
(神崎)許せない

じゃないよ、二人とも。視聴者はみな分かってたんだよ!神崎父の告白を中途半端に流さなかったり、半分に折れた写真のもう片側を映さなかったり、そんな姑息な演出しなくても、みんな分かったんだよ!ここまでいい感じだったのに、何でこんな演出するかな。

茶番

ロッカーの鍵。澤登副署長が、受付を務める部下の警官に、女性が来たらロッカーキー渡すよう指示するなんて、そんなの隙ありすぎだろ澤登さん!なんだかなぁ。その、前半のうまさが帳消しだよ。さらに、井原妻の身代わりに彩乃を使っておとり操作するなんてあり得ない。万一、彩乃が澤登に撃たれたらどうするつもりだったのだろう。

神崎母井原妻

すごい演技を見せてもらえた気がする。後半の見所はこれだけかな。

子役さんのトラウマ回避?

恐らくだけれど、子役さんがトラウマにならないように、井原の銃殺シーンの撮影時には子役さんは場を離れていたように見える。うまく陰に隠れる角度(つまり子役さんが実際には居なくても良い角度)になるよう撮られていた。これは良い…と思ったのだが、その場にいたのかな?井原が倒れた際、靴が映っているようにも見えた。

感想

なんか本当に前半と後半の出来の差が激しい。何が起きてるんだ。まあ、これも分からなくはなくて、ちゃんと描くには全体の話数が足らなかったのだろう。あと3話あれば、各回の個別事件を解決しながら、神崎家のエピソードや伏線、フラグを少しずつ埋めこむことで、最終章に突入できただろうが、全6話だからそういうことするための時間が足りない。

ラストシーン

これはこれまでのオープニングシーンなのね。これにより、色々あったけど2人は良いバディになりましたということね。よくある終わり方だけれど、こう言うのは何度見ても楽しい。