「この恋あたためますか」は、第１話でめまぐるしく話が進んだので、第２話では、余り進んだ感じはしないが、実は進んでいる。第１話が進みすぎただけ。
辞表
そっちか…でも、エクサゾンの都築に対して、浅羽が言った、
あなたにとっても渡りに船でしょ 私が辞めることは
今後は対等な関係です
この意味都築さんなら分かりますよね？
これ、浅羽がココエブリィの人間になれば、ココエブリィ立て直しに失敗しても、都築は上司という立場ではないので、都築に傷がつかないということなのかな。しかし、そんな小手先の所属変更だけの話で、再建屋コンサルの上司の傷がつくつかないが決まるとも思えないのだが。実質、都築の部下とエクサゾンの経営層にみなされたら、それで終わりだと思うが…外資系コンサルじゃないもんで、これくらいしか想像できない。この浅羽のセリフは結局、分からなかった。
優しげな北川さんと浅羽が味方か聞きに行く樹木
樹木は完全に喰われてる。浅羽に味方か確認しに行くし、スーさんに対し、敵に優しくされた…と愚痴って、逆にスーさんに、
器がちっちゃいと得られる福もちっちゃいの
と言われる始末。それに対し北川さんは、大人の対応…なんだけど、北川さんは北川さんで、企画の初採用がかかっており、顔では笑っているが真剣なはず。スーさんが樹木はガキだと言った通りガキで、北川さんは大人、職業人だ。
ベトナム旅行のお土産
いつの話？どこの世界？今の時代、出張でも行けないじゃん、海外…最近のドラマでは、コロナをガッツリ取り込むストーリーと、全く無視するストーリー。「恋あた」は、後者。
商品部スイーツ課
いやいやいや、きゲストだよ。辛く当たってどうする。課員の土屋というか、演じる長岡航希氏が嫌な奴を本当に嫌な奴として演じていたので、その後のいい奴な行為がギャップとして爆発する。土屋、やればできる男！
質問に質問で返し答えになっている浅羽
北川：何で一岡課長を社長室に移動させたの？
浅羽：何で急に企画書を出した？
北川：こっちが聞いてる
浅羽：今のが答えだ。一人カリスマがいると周りはみんなその人に判断を委ねる。顔色をうかがう 結果、地盤沈下を起こす
これを北川が企画書を出したのはそのためだと絡めて論理展開する。頭が良すぎる。
浅羽と北川さん
２人の関係については、まあ、追々色々分かるでしょう。というより、このドラマの中で特に描くべきことがあるのか不明。深くは入らず、ちょっとしたフレーバー的に、ピンポイントで出て来るのだろう。
逆シンデレラ
牛丼置いて、上着を掛けて、退場する。深夜の話。これ、男女逆のシンデレラじゃん。持ち主の名前が上着に刺繍してあって丸わかりなんだけど。樹木が浅羽に見出されたという点では、樹木がシンデレラであり、彼ら２人は相互にシンデレラごっこしてるわけか。
狂言回し新谷さん
新谷さんいないと、この物語全く回らない。いや、回るが、ドロドロ野望系ドラマになってしまう。樹木だけ浮きまくりのドロドロ野望系。しかし、ことごとく新谷さんは、樹木と浅羽の密会シーンを見せられるなぁ。ちょっと脚本的に扱いが酷すぎるわ。新谷さんに幸あれ！
新谷さんの「楽しいね！」
非常に怖いのだけれど、新谷さんは、度々「楽しいね！」を連発する。これ、多分テンパっているときのセリフ。これを重ねれば重ねるほど、新谷さんは、病んでいく。ある時を境に…みたいなことにならないと良いが。
神子専務（山本耕史氏）
真剣な顔して、なんか色々、権謀術数って感じで考えてるみたいだけど、仕事してるのかなぁこの人。山本氏は時代劇が良いなぁやっぱり。あの無表情な顔は、シリアスなビジネスドラマに使うのはもったいない。まあ、褒め言葉なんですが。
ちょっとしたこと
- 入館カード持っていないと、今のオフィスゲートは通れないはず。スイーツ課に置いてきてしまっているが、どうやって出たんだろう。ただし、出るときは不要なゲートもあるから、そのタイプかもしれないが…。階段にも出てる。階段に出ると、ビル内に戻るときにカードが必要なビルもある。その場合、ココエブリィ本社は、いまどき基準で言うとセキュリティは落ちるかな。
- スーツをクリーニングに出せと言い、それでいながら、社員証発行申請書を明日持ってこいと、前日の夜に言う。うーん、これ、実現するには、深夜クリーニングとか朝一で出して当日仕上げとかになるのだろうけれど、現実的なのだろうか。できたとしても大変そう。ホテルに泊まって、ホテルクリーニングに出すのが一番簡単かもしれない。領収証は浅羽持ちで。
- 忘れそうだけれど、樹木は、第１話冒頭で、コールセンターにグダグダ自分のアイドル時代の話をしていたくらいのキャラなので、これがどこで再稼働するか分からない。一応、今は問題なく素直に働いているようだが、自分だけではコントロールできない闇を抱えている可能性は大。
