Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【七人の秘書】第5話 解決策が問題とリンクしてないような


風間三和回なのだけれど、これまでと違い問題の根幹は単純ではなく、復讐は1話では完結しない。

これまでと違うオープニング

小復讐ではなく、救うパターン。しかし、どうやってこの人を見つけたのだろう。この人を救うために朝の忙しい時間に、秘書たちが勢揃いしてるのもすごい。と、それだけではなく、今回の話は、懲らしめられる役である都知事が、この話限りで完膚なきまでに叩きのめされるわけではなく、ダメージを負ったに過ぎない。これと、オープニングの話のパターンが変わったとに感慨があるかもしれない。

品山の児童養護施設への移転話

これ、港区南青山の「(仮称)港区子ども家庭総合支援センター」を元ネタにしてる。

養護施設で暮らす兄妹の願い

移転予定計画が立ち消えとなった。しかし移転前提であったので、今暮らす施設は立ち退きが必要。これにより、今の仲間たちとは別れ、バラバラで他の施設に移ることになりそうという状況にある。この兄妹の願い、というより、妹の願いは、新しい施設で今の仲間たちと暮らすことである。今回救う兄妹は、別に復讐を願っているわけではない。ただ予定されていた新しい施設に入りたいというだけである。

これまでの仕返しと違うところ

これが、これまと違うところ。これまでは、酷いことをした相手に仕返しをすることが目的であったが、今回は違う。ステイファミリーは、南都知事の掲げる施策なので、都知事の政治生命を完全に終わらせたら、現時点で中止となっている施設移転計画が、復活する確率は更に低くなる。故に、南都知事の政治生命を断つことはできない。故に謝罪はするが辞任はせず、移転計画を再度推進するという落とし所になる。ただ、暴言動画と移転計画は、直接結びつくわけではないので、この展開は少し無理がある印象。

感覚の違い、普通でない、おかしい

三和が千代に「貧乏がうつる」…とまで言う。ダイレクトすぎる。激情して言ったのではない点に闇の深さを感じる。しかし、すぐ反省はしたらしく…でも素直でなくて、しばらくしてタイミングがあった際に、素直に謝ることができた。三和には他の秘書たちと違って借金返済のためではなく、萬のために活動していると言い切れる素直さがある。

おかしさは個性

おかしい、普通じゃないと子供の頃から言われ続けて来た昔の三和に対して、

それがお客さんの個性だから、そのままでいいんです

と言う萬。これで三和は救われたと。本人のことは本人しかわからないが、かなり単純な思考のように見えなくもない。まあ、恋に落ちちゃったとも言える。

湯気の立たないラーメンを出す萬

粟田口大臣に出したラーメン。湯気全く立ってない。追い打ちで、ラーメン伸びますよとまで言ってる。確かに伸びてないかもしれないけれど、スープは全然熱々じゃないはず。そんなラーメン出されたら、粟田口大臣も食べることなく帰るしかない。当然。

子供に出すラーメンは湯気出てた!

湯気出てた!露骨に粟田口との違いを描写してて、笑えるが…最初だけで、お金数えてる間に湯気なくなってた。

都知事の学歴詐称疑惑、ステイファミリー、自分ファースト

微妙に攻めるこのドラマ。
学歴詐称疑惑、実在現職都知事にあった話。
ステイファミリーは、内容は違うがステイホームのもじり。
自分ファーストは、都民ファーストのことか。

三和に出すラーメン

湯気出てた。

子供って…

最初、兄妹だけでラーメンを食べていた時は、お金を払うと言っていた兄が、施設の他の子達をたくさん連れてラーメン食べさせろと言って店に来るのは、どう言うこと?となる。流石に全員分のラーメン代のお金はないと思うけど…。まあ、これにより大団円を演出する感じは出る。しかし、せっかくの兄の男気が台無しになった感はある。

煽って盗撮

相変わらず犯罪的行為で解決するなぁ、この秘書たち。車に乗ると人が変わる南都知事に対し、愛犬が危険な状態であると嘘をついて、病院に急いで行きたい気持ちから、自ら車を運転させるだけでもダメ。しかも、焦る都知事をバイクで煽って、急いで移動したくい南都知事に暴言を吐かせ、それを盗撮し、ネットにリーク。

第5話のゲストの役名

今回の依頼人の兄弟佐藤柊吾と佐藤芽衣。ちょっと変化球だが、「吾」に五が含まれているし、「芽衣」は、May(=5月)ということか。何故か今回だけ直接的なものではなかったが、ちゃんと話数が役名に織り込まれている。これまでは、相関図を見れば、容易に各回ゲストの役名に数字が入っていることが確認できたのだが、今回は子役だったので、相関図からは確認できないのが残念。

次回、白鳥六郎

次回第6話のゲストの役名は、六郎。ちゃんと話数が名前に織り込まれている。