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【先生を消す方程式】頼田朝日とは誰か


頼田朝日は、義澤経男を消すことに最大限の関心を持って臨んでいる。そして、第4話で遂に刃物で刺した後、呼吸及び脈がないことを確認の上、地中に埋めることまでする。形式的には討伐成功である。彼は何に突き動かされて、義澤を消すことに拘ったのだろうか。

名前

頼田朝日は、義澤経男が「義経」と呼ばれていた連想から、「頼朝」が浮かぶ。第5話予告においては、自分を「頼朝」と呼ぶよう発言している。しかし…頼田朝日は、「頼朝」から来ている名前とは限らない。

朝日将軍

木曽義仲は、別名朝日将軍と呼ばれている。これ、明確に頼田朝日の名に組み込まれている。つまり、頼田朝日は、苗字と名前の最初の文字を取ると、頼朝になるが、名前のみで朝日将軍を指している可能性もある。木曽義仲といえば、義経により討たれている。予告で、頼田が、自分を「頼朝」と呼ぶように言っているのは、逆にミスリードの可能性がある。

第5話以降の世界線

となると、第5話以降のストーリーは、義経が頼朝に討たれた世界と、義仲が義経に討たれた世界のどちらも可能性があるということ。

第5話予告

第5話予告を見れば、頼田は、静が関係する生徒で、学内で虐められていたことが分かる。そうでありながら、頼田が静を階段から突き飛ばすシーンが描かれている。ここだけを見れば、頼田は、自分を気にかけてくれた静を突き飛ばしたことになる。

静突き飛ばしの動機

あまり背景を考えなければ、一番あり得るのは、頼田をイジメる者の命令に従ったケース。

誰がイジメていたかについては、第4話までで話題に出ていた者で一番可能性のある者が、剣力の兄である。ただし、これまでの描写では、剣力の兄には動機は見られない、というより、剣力の兄の描写はほぼないので、この人が黒幕と言うのは、ストーリー的に貧弱。よって、剣力の背後に、誰か、町子先生がいたとするのがソレっぽい。町子先生は、義澤先生のことを好きであったが、義澤は、同僚の静と婚約にまで行きそうであったので、静を亡きものにしようとして、剣力の兄経由、頼田に突き飛ばさせたと。頼田にとっては不幸としか言いようがない。

あくまで不幸な頼田

義澤が、「教師を続けているのが許せない」と言うのは、頼田のことを指しているように見えるが、恐らく頼田は、可哀想な人で心を病んでしまったと言う方向に持って行くと思われる。そもそも事件の時は、頼田は高校生であり、「教師を続けている」という言葉と合わない。よって、義澤は、最終的に頼田のことを追い詰めようとしていたわけではないとわかる。

義澤は、恐らく頼田も被害者もしくは、教育すべき生徒と考えていたのではないだろうか。