何かダラダラとしてるだけの最終回だった。何でこんなにとっちらかってるのというくらい。終わってみれば、最終回ではなく、単なる第6話。最終回直前回、つまり最近は最終章と呼ぶやつ。
社長同士の結婚
それは別に良いのだけれど、所属俳優が共演NG同士ということで、何とか2人の俳優を共演させることで、両社長が仕事でも会う機会を増やそうというのは分かる…のだが、初めて付き合う学生じゃあるまいし、熱が冷めたりした時のこと考えないのかな。あまり公私を混同すると、別れた後が辛いと思うけど。まあ、あの2人ならその辺り分かった上での行動なのだろうが。しかし、新婚ホヤホヤ感ですぎてたからなぁ。
共演NG企画を持ち込んだのは両社長
うーん、2人がショーランナー市原龍に持ち込んだというオチは、してやられた…みたいにならないといけないのだろうが、ならない。何故だろう。タイミング?出し方?
結婚する事務所社長の2人が、自分たちが生きやすくするために、共演NGの瞳と英二をショーランナーに任せたということか?また、とんでもない人に両社長頼んだものだ。
雪菜
不気味だな…と言いたいところだが、テンプレ的なストーカー役なので、笑って観られる。というか、笑ってしか観ることができない。そして最後は何だか打ち解けてたし。
ストーカーの肯定?
売れっ子アイドル内田がストーカー被害というのは、雪菜の英二に対するストーカーと重なる…というより、市原龍が英二と瞳の2人にストーカーしているともいえる。ドラマ作りのためとかいう名目で、ストーカー行為が正当化されるなどというのはあり得ないのだけれど、どうもそのあり得ないことを、このドラマは正当化まではいかなくとも、肯定しているように見える。なぜなのか?肯定というより、彼ら行為にあまり嫌悪感を持たないなら、無意識でありながら、便利だということで、何度もストーカー行為を描くのだろうか。
現場サイド
熱い戸沢部長に熱さにやられたPR担当与謝野。車椅子の市原。まあ最終回だからしかたないけれど、何というかまとめ方が強引。これまで散々ゆっくりやってきたのにバタバタと閉じていく感じ。最終回と言いつつ、このドラマは本当は何話で考えられていたのだろう。予定通りだとしたら、全くリアルさのないストーリー構成だった。刑事ものやパニックもので大きな事件が解決した後に1話使って物語をたたむというのならわかるが、これ、前回まで平常運転で脇役にスポットライト当てたサブストーリーやってただけだから。最終回にバタバタ畳むのは違和感。なぜならここまでで第6話でしかないから。この畳み方は変。
ポルシェのナンバー
撮影には遠山のポルシェを使ったというが、なぜかナンバー変わってる。
元々「品川33へ10-80」だったのが、
「品川301へ89-48」へ。
「とおやま」から「やくしゃ」へ。ということでオチがつくけど、遠山がポルシェ2台持ってるということなの?
因みに瞳の元カレの医師 間宮礼司が乗っていたポルシェのナンバーは、「品川301へ・148」だが、過去のエントリで、「・」をゼロに見立てて「れいじや」と解釈していたが、これ、「いしゃ」だったのね。
ところで、全てのポルシェのナンバーで平仮名が「へ」である。これ、ナンバープレートに実際に使用されない文字。つまり、実在しないナンバー。小道具だったということ。ちょっと詰まらないなぁと思う。まあ、こんなところ頑張って、実際のナンバー取得してもあまり意味がないどころか、実際に使えるナンバーを消費するだけで意味ないとは思うけれど。何というか、変なこだわりみたいなものが小技でしょと。
特別編と言う名の最終回。
まあ、あと1回あるからね。最終回と宣伝しておきながら、公式では放映後、この回を、第6話としている。まあ、最終回詐欺ですかね。というか、「続きは◯◯で!」「真のラストは◯◯で!」のようなこと言って、映画や有料コンテンツに誘導するようなことを、擬似的にやっているとも言える。というより、今回もそれをやろうとしたが、内部でさえ、「本編たった6話でそれやるか?」というのがあったのかもしれない。
ただし、確かにいろいろなことに決着をつけており、最終回といえば最終回。とはいえ、市原と与謝野が、急にイメージが柔らかくなるような演出を観て、何か違うと感じた。あと、雪菜が、最後は何だかまともな風になってたりも違和感。
竜頭蛇尾
第1話はたくさんネタ仕込みがあったから作り込みを感じたが、第2話以降、流されていくストーリーに取って付けたような劇中劇等が詰め込まれてごった煮になったまま終わった感じ。勢いというか、そういうものを感じないのにチャレンジングなことをあの手この手と出してくる感じで、何か変な違和感。
ミキプルーン
あれ?出なかった?最後はミキプルーンのドリンクで遠山英二こと中井貴一氏が満面の笑みを見せるかと思ったのに…まだ、来週があるか。