美々先生のオープニングからの痛々しい立ち回り。ちょっと観てられなかった。というより、叔母典子の攻撃、深夜のオフィスでの五文字まで、この第8話では、終始誰かに攻撃され受け身にばかり回っている。ということで、最初の青林の攻撃なんて可愛いもの。
始まりがあれば終わりがある
始まりがあれば終わりがあるという富近先生のセリフ。このとき八木原君は動揺するが、美々先生はさもありなんという顔をしている。まあ、第1話冒頭の恋愛遍歴を見れば、富近先生の言うことに反対することなどあろうはずもない。富近先生の話には続きがあり、終わらせない方法もあって、それは恋愛を結婚に変えて成就させれば良いとの理論。それはそう。まあ、異論はあろうが。現に、富近先生が今いい感じになりつつある朝鳴部長は離婚しており、結婚しても終わったパターン。話が結婚に及び、青林との結婚まで考え始める美々先生。年齢的に視野に入れるのは何もおかしくない時である。ただし、ついこの前まで、草モチ・レモンでキャハハウフフみたいなことやってた美々先生からしたら、年齢的なことはあるにせよ、付き合ってまだ日が浅い段階で、急に結婚を意識するというより、現実に望むのは何か違う気がする。確かに相手の青林は、結婚前提と最初から言ってはいるが、それでも草モチ時代はついこの前の話で、考え方の転換が激しい。
五文字のたくらみ
生活習慣病予防教室の参加者リストを手にしてニヤリとするの五文字悪者過ぎる…と思ったら、個人情報を含む紙をたくさん出してしまって、そのシュレッダー処理してる。この事態を意図的に作ってしまったとは思えない。ニヤリは悪意でなかったのか?しかし、このシュレッダー騒動を利用して美々先生との、関係構築ぽいこと迫るから、五文字の怪しさは残る。それはそれとして、大きな会社のようだから、ペーパーレスが進んでいるとはいえ、あんな処理能力の低そうなシュレッダーを使っているなんてことはないと思うけど。
お膳立てプロポーズ
八木原君はステージ先に進んだ!まさか相手の父親から、逆プロポーズが来るとは!イチャコラの度が過ぎるほどの関係を保つと自覚のある栞との関係なので、これは安全だと八木原は思っただろうが、そうは行かず、栞に断られる。ただし、八木原がカメラに向かって「見ないで!」と言ったために、告白シーンは描かれない。つまり、どう断られたかは分からない。まあ、これがミソ。断られたのは、独り立ちできてないから今はダメみたいな前向きな理由なのだろう。
雪ちゃん
青林が過去に好きだった幼なじみ。美々先生は気になってしかたがない。青林の元カノ我孫子にまで聞きに行くのであるが…しかしこういうのは、お互い様ではある。青林は、美々先生の過去の男性遍歴について、何も聞いて来ないし、美々先生も自分から言うこともないのだから。美々先生の場合、過去の相手を食べ物にたとえて評価してさえいるのだから。まあ、しかし、男女というのは大抵はそんなもの。それなのに、何かがきっかけで相手の過去は気にしてしまう。それもわからないではない。
朝鳴の社長室室長話の意味
なんで唐突に昇進の話?と思ったが、急に忙しくなって、一人息子の世話が今まで通りにはできなくなるということか。それで、富近先生が朝鳴の元に急に降りてくる。この第8話のはじめの方で、終わらせないのが結婚と言っていたが、朝鳴との関係を富近はどうしようとしているのだろうか。相手はバツイチ子持ちかつ親友の元旦那というなかなかの属性だから。
叔母 青林典子
新キャラ。なんて展開。父親が来ると言っておきながら、叔母が代わりに来ていることを予告もせず、美々先生の自宅に連れてくる青林の感覚は、相当ヤバい。しかも、青林叔母の典子は、到着早々、ズカズカと家の中に上がってくる。何しに来たかと思えば、偽装恋人を疑ってきたか…これは新展開、なんだけど、こんなエピソード必要だったのだろうか。美々先生における、雪ちゃんイメージを膨らませるための役なのだろう。しかし、青林が美々先生を取ると大演説し、叔母を説得する。結婚相手の判別テストだったのかな?それより、雪ちゃんは出ないままか?笑う時、三角形になる目を見たかった。
典子の面談というか結婚前調査
青林の恋愛の理想を知っており、一義的には雪ちゃん推し。で、相手の家に押しかけての質問ぜめ。これ、結婚前調査だ。付き合う女性ができるたびにやってるのかな。我孫子さんも?我孫子さんがこれされたら即別れてそうだけれど、でも我孫子さん雪ちゃん知ってたからなぁ…。青林の元カノが我孫子さんという設定が、ここに来て違和感を生み出したか?それに、叔母の典子の面談中も、美々先生は、初めて男と付き合った中学生かと思えるほどのリアクションだったけれど、第1話見ればわかる通り、毎年のように男を自分の感覚で変えていた女だからねぇ。今じゃ、付き合って日が浅いのに結婚のことが頭から離れなくなっており、かなり恋愛観が変わったことになる。まあ、それは成長に伴って変わるものだから良いが、何か退化してる感じに見える。
3つの恋のゆくえは?
次回予告において、受け止め男子との恋、バカップルの恋、大人の恋のゆくえは?…と言われても。この3組の恋のことなんか別にどうでも良いという感情しかない自分。なぜなのだろう。このドラマ見続けてきているが、感情移入がうまくできていないらしい。"わざわざ3つの恋のゆくえは?"なんて出て来なければ気づかなかったが…気づいてしまった。このドラマ、通常の1つのクールで終わるドラマのスピードでは進んでいないと。