Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【姉ちゃんの恋人】第8話 真人の過去と悟志の今と和輝の未来


男たちが色々大変。女たちはそれに対しては何もできず受身に回るというか、能動的には何もできない回だった。これまではどちらかというと女が行動的だったのだが、逆転した印象。これが最終回前というやつか。

武部香里さん

であって武部の方から時間をとって欲しいと言う。

カフェに入っていきなりどこかに電話しているシーン。

はい 任せていただいて大丈夫です

仕事に対する電話らしい。これは、電話をしていることにより、時間が経過し、そのために真人とはあまり話すことができないまま、パーキングメーターの時間が来て、会話終了という流れのためのもののよう。特に電話の意味はなさそう。

香里が幸せかにこだわる真人

幸せになることから逃げないでくれ
そうすれば俺は君を守れたことになるから

という真人のセリフ。ストレートに見えて、かなり複雑な感情。香里はどんな時も幸せを求めなければならないことになる。だから謝るなと言われてしまうと、真人の思いに応えるのは、難しくなる。これに対し、香里は、

ありがとうございます

と答える。確かに、回答はこれしかないかもしれない。

突然の強制終了

真人の元恋人との突然の出会いは、パーキングメーターの時間終了とともに終了。香里がパーキングメーターのある駐車区間に駐めたのは、ルールに従ったことだから良いことだけれど、あれだけの会話にどんなに時間かかっているの?と言いたい…と思ったが、パーキングメーターには最短20分のところがあるようだから、駐めてから店に入って少し話したら、それくらいは経過してしまうかもしれない。何れにせよ、自分たちの意思とは関係なく終わりとなった点で強制終了だった。ドラマ的には、ズルズル引きずらないための切り上げだったのだろう。

近づく別れ

真人にとっては職場の頼れる兄貴分だった悟志の退職。しかし真人の過去を知っているのが悟志だけっておかしくないか?あと、なぜ仕事を辞めるのかを敢えて出さず引きずるのなぜなんだろう。何か遠くを見るというか微妙な顔をしているのも思わせぶり。挙句には、ラスト近くで日南子の目の前で、めまいの様な状態を見せる。悟志は、体調問題で仕事を辞めるっぽいな。そうきたか。しかし、悟志と日南子の恋愛関係は、『姉ちゃんの恋人』の中では、かなり傍流の話で、ここにわざわざ病気関係の話を入れる必要はないように思う。

和輝とみゆき

和輝が、みゆきのことを恋人ではなく、守らないといけない人と考えているような気がしてならない。しかも、姉に対する感謝の気持ちを姉の親友にぶつけているような、そんな印象。心から愛しているというのとは違う、何か別な感情で動いている気がする。

真人の母親と2人きりの会話

恋人の母親から恋人の生まれてからの話をアルバム見ながら聞くということは、緊張はするが、嬉しいもの…というのが普通かもしれない。しかし桃子にとっては、これが…重い。重いが、聞かなければならないことであり、聞けてやはり嬉しいのだろう。

報告する真人の母親

桃子と会ったことをちゃんと桃子の親戚であり、真人の保護者でもある菊雄に報告する真人の母。これも、大切なこと。

またかよ…襲われる真人と桃子

この展開ダメだ。これで2人の関係がさらに密になったみたいな描写まであるのついていけない。しかも、ここを和輝の語りで説明しているの、本当にまずい。これ、やはり和輝は、みゆきは桃子の代わりで、今のみゆきを同情の目で見ていることになるような気がする。決してそれは愛ではない。そもそも2人が付き合うようになったきっかけが、落ち込んで歩くみゆきに和輝が声をかけて話すことだったし。しかも2度。みゆきが弱っている時に声をかけ、付き合い始めたというのも、悪い予感がする。和輝がみゆきの中に姉桃子を見ていることをみゆきが気づいたら、この恋は終わるのではないか。

話の切り上げ方

香里と真人のカフェのシーンにしても、真人の母と桃子の親戚菊雄が話すシーンにしても、唐突に打ち切っている。しかも、それまでの会話の流れとは全く関係のない話を持ち出して。香里と真人のシーンでは、香里が駐めた車のパーキングメーターの時間が来たために会話終了、真人母と菊雄のシーンでは、一緒にいた藤吉の恋心を使って強制終了させている。この切り上げ方は、かなりご都合主義だけれど、時間が限られたドラマだから仕方がないといえる。