Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【先生を消す方程式】厚みのないキャラ設定


最終回を観て、なんでこうも脱力感が続くのか考えてみた。これつまり、キャラに厚み深みがなくて、役割が単一だからなのね。特にサブキャラの厚みが。

4C

刀矢:場つなぎ
力:場つなぎ
薙:場つなぎ
弓:場つなぎ
4人もいて、1人もメインストーリーに絡まない。単に話を長くするための場つなぎの役目しか負っていない。

命くん

義澤蘇生のためだけの存在。引きこもり設定も、父の死も、ネクロマンシー研究もメインストーリーに絡まず。

町子先生

頼田が首を絞めたり、首吊り状態から落ちたのを発見したりと、義澤の死を回避することが重なり、何かあるのかと思わせた。しかも、義澤が埋められて以降、一切登場しなかったのも怪しかったが…メインストーリーに絡まない。

結局、3人だけに閉じた話

結局、義澤、頼田、静の3人という、かなり限定的な関係の中の揉め事でしかなかった。この3人だけしか登場しなくても、『せんけす』全話を破綻なく構成することは可能。まあ、強いて言えば、命くんがいないと義澤は復活できないが、それも、まあ、独白という形で描ける範囲である。30分ドラマと1話が短かったとはいえ、内容が薄い印象になるのは、このせいだろう。刀矢くん役の高橋文哉氏は、あんなに力演したのに、まあ、全くメインストーリーに関係ない。他の4Cメンバーにあれほど強気な態度だったのに、何で頼田にあんなに従順だったの?描写も説明もないから分からない。少なくともここはホラー関係ないから、理由があるはずなのだが。