Golden Time

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【天国と地獄〜サイコな2人〜】第1話 男女入れ替わりもの


空気を読まないのか、読めないのか。ただし、彩子は、事件の状況は読めるようだ。

マスクの時代

マスクを持っていないことを鉄道乗車まで気づかないというのは、今の時代、あり得ない。しかしまあ、仕方がない。彩子と日高が出会うための状況設定なのだから。問題は、見知らぬ人から、ビニールで封をしているとはいえ、マスクを受け取り、それを着用できるかと言う点が、なかなかハードルが高い。しかし、ドラマでは、マスク着用を、2019年設定にしたりして、出来るだけ回避していたが、ここにきて、もうそんな取り繕いはできなくなってきていると言うこと。ドラマは時代を表すものである。

打合せシーンのマスク

彩子が日高のオフィスを訪問するシーン。日高が「十分に距離もありますし、マスク外しませんか」と言う。確かに日高と彩子の距離は十分ありそうだが、彩子とバディの八巻、日高と部下の間は密。バディも部下も家族ではないので、マスクをすべき。今は家族間でもすべきとも言われるくらいなので。

右手で右耳を触る日高の癖

彩子の体で耳を触るということで、体と中身の違いを表せる。逆に指トントンする彩子の分かりやすい癖も、日高の体でありながら行うのだろう。どちらも手の動きという点が共通している。この癖が、入れ替わりについて誰かが気づくヒントになるのでは無いだろうか。

ベラベラ話す彩子と聞き上手な日高

日高が聞き上手というより、彩子の口が軽いだけと言うべきか…ただ、彩子は、日高の癖に気付いており、誘導しているようにも見える描写がある。物証を残さないテクニックが出回っている時代で、かつコロナで在宅勤務が多く目撃者がいないとか話しているが、最近の刑事ものドラマ等で多用されている防犯カメラ映像については何も語っていない。しかし、その後、彩子は、しつこく現場近くの防犯カメラに当たっている。敢えて防犯カメラについては日高には言っていないのだ。また、打合せ後、八巻に、日高が未だ報道されていない、被害者が一人暮らしだということを知っていたのはおかしいと指摘している。よって彩子が心理戦を仕掛けている可能性は高い。少なくとも本人は仕掛けているつもりであるはず。

同居人 陸

彩子の同居人である陸は、彩子に言われっぱなしである。実態は、同居人でも、ましてや同棲でもなく、陸が住むところがないから転がり込んでいて、彩子から出て行けと言われても居座り続けているだけなので、2人の関係は、彩子上位でしかない。なぜ彩子が陸を住まわせているかは分からないが、少なくとも愚痴聞きの役割を満たしているのでおいていることは間違いない。

仕事中にせっかく防塵マスクらしきものを持っているのに、顎にしかつけていないのは残念。1人作業ならともかく、師匠と2人で作業しているのだから。

九十九聖

うーん、演じている中尾明慶氏は、何か髪型が決まっているなと。逆にカッコつけすぎな気がするので、こいつ怪しい認定をしておく。

歩道橋階段落下

階段落下で入れ違い…どっかで見たような、入れ替わり理由。そこはちょっと工夫してよ。しかも離れて落下しており、2人が接してもいない。

ラストの展開

うーん、謎解き要素というのが、ほぼ無かった。まあ、後付けで防犯ビデオが種々出てくる程度で。それで、立場というか、中身が入れ替わった2人が、今後のことを相談している…んだよね。違うか?