Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【青のSP】第2話 嶋田も現行犯逮捕されるべき


まあ、そういうドラマだから仕方ないけれど、警察がいるというのに、相変わらず問題を引き起こす生徒たち。学習しろよ。しかし、罪を問われるのは、意外なとこから出てくる大人限定で、生徒は逮捕されても開放される。なかなか素晴らしい徹底ぶり。

盗聴問題

校舎中、職員室にまで盗聴器を仕掛ける。これ、許可なく行われていたら、知られたらかなりの問題だと思うが。あと、まあ、ドラマだから分かるように表現しなければならないので仕方がないのだが、赤いランプが点滅するような、一目見て怪しいと思う盗聴器を使うのは、なんとも言えない。そんな発覚リスクのある盗聴器を使うことなどありえない。それどころか、水野先生のバッグにまで、同意なしにGPS発信器を取り付けている。結果的に水野先生を救ったとはいえ、大丈夫かこんなことして。違法収集証拠で、全ての逮捕が向こうになるぞ!

浅村先生の言動の浅はかさ

何というか、他人の感情に全く配慮せず、自分の考える「正しさ」のみで行動する。

ちゃんと自分の目で真実を確かめたいんです

こんなこと言う。これは確かに本人にとっては正しい。しかし、自分で真実を確かめるために、周りの人間に迷惑をかけていることに気づかないことも図らずも語っている。浅村先生の浅はかさで、ドラマ混乱、いや、進行している。

今回のミスリード

青木先生から、学校の亡霊として噂される者として思いつくのは、1年前、自宅アパートの階段から落ちて亡くなった音楽の小川先生だと聞く。その後、スクールポリスの嶋田は、ネットでその事故を検索し、次に3年2組の生徒三上真司の家庭記録票を見るシーンに移る。家庭記録票には、三上の父は、薬科大学大学院教授であることを知る。結果論からして、この辺りの一連の流れに関連はなくミスリード。小川先生の件と三上の件は別。

マタハラ

これを、この回の番組の宣伝ネタにしているけれど、これをマタハラ問題の問題提起と言うのは無理があるのではないか。真木よう子氏に「“マタハラ”について考えながら見ていただければ」と言わせている(*)が、番宣を「今度はマタハラ?!」という文句で煽っているのは、真面目な問題提起とは思えない。ストーリーから見ても、これをマタハラ問題の提起と言うのは、視聴者を馬鹿にしているとしか言えない。

*:ザテレビジョン記事『真木よう子「“マタハラ”について考えながら見ていただければ」<青のSP>』(https://thetv.jp/news/detail/1017685/

生徒の暴行と嶋田の器物損壊

生徒が他の生徒につかみかかるのを見て暴行の現行犯逮捕するが、自分は、3年2組副担任青木先生に対し、バットを振り回すし、公園の看板を破壊している。自分も暴行と器物損壊の現行犯逮捕対象ではないのか?

やり放題の嶋田

盗聴から発信器、器物損壊。今回は明らかな犯罪行為をやり放題の嶋田。

学校の亡霊

音楽教諭の死亡事故。これが最終回まで引っ張るメインネタなのであろう。問題は、嶋田はこの事件を知ってこの学校に来たのか、知らなかったのかということ。まあ、ドラマだから嶋田は知って着任したと想像するのが普通。そうなると普通すぎるので、まあ、嶋田は知らなかったが、嶋田をスクールポリスに据えた尾崎が知っていたと言う線も考えられる。そうなると、嶋田は利用されていたことになり、どこかでそれを知って、嶋田が怒るもしくは鬱屈した気分になると言う展開が期待できる。冷静に状況に対応しているようで、結構手は出るので、暴力沙汰を引き起こして問題になってほしい。

途中、嶋田が事故についてわざわざネット検索していたのは、知らなかったのであればここで初めて知ったことになるし、知っていたのであれば、この行為は、ラストで、浅村先生にプリントしたものを渡すために検索したと取れる。現時点では、まだ嶋田が音楽教諭の死亡事故の関係者であることは言えない。