Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【書けないッ!?】第2話 夫婦の話に他人が入るな


コメディコメディしていないコメディ。映像としてのコメディっぽさは、ツルツル男と家庭教師・仙川が担っている。仙川が何故存在するのかと第1話で思ったが、コメディ要素の補給のためだったか。しかしメインのストーリーとは関係ないため、仙川の登場シーンのポツンと浮いた感じはそのまま残るのだが。

周りを巻き込んだ圭佑

とにかく夫婦の間に問題はない。編集者や娘という利害関係者が、自分たちの為に、不満を貯めていく。使えるものは、なんでも使う娘・絵里花は、息子・空の家庭教師・仙川を利用することで要領よく乗り越える。しかし、奈美の担当編集者ゆかりは、不満を貯めたまま。

主張する新進気鋭の若手脚本家如月の鼻を折るプロデューサー東海林

これ、圭佑が書く脚本レベルに目処がたったから、プロデューサーが如月に対して上位に立てたということだろう。圭佑の発想力・構成力がダメダメなら、如月を降板させることはしなかったはず。

これからは1人で書く

これはつまりツルツル男との共生が圭佑に必要になるということ。ただ、第2話でも分かったが、圭佑は、パソコンのタイピングが遅いというのはあるが、アイディアとそれをセリフする作業は全て圭佑が行なっている。また、急遽、吸血鬼設定を入れろとというプロデューサーの要求に、その場で対応した。これは圭佑に脚本を書く能力は十分あるということなので、1人で書くこと自体に能力的問題はなさそう。

ツルツル男

ツルツル男は神出鬼没なので、やはり米虫メンタルクリニックで言われた通り、ストレスフルな状態にあるということ、永遠に続くわけではないのでそれまで頑張れば良いことというのは正しいのだろう。

ツルツル男が、圭佑の弱いところ、裏をかいてくるところは、ツルツル男が圭佑自身だからということで理解できる。ツルツル男は自分自身と思えというクリニックのアドバイスは正しかった。それでもツルツル男が退散しないのは、それだけストレスが強い、もしくはクリニックを訪れた後、更に強くなったということだろう。

おしっこ漏らすほどの状態を予見した息子・空

そら、第2話早々に「やばい お父さん」と言っている。これ、ラストで圭佑がおしっこ漏らすような精神状態であることを予見しているかのようなセリフ。ラストでも、「病院で見てもらった方が良いよ。怖い、お父さん」と言う。

そもそもトイレに行く途中でツルツル男が現れたのだから、漏らしちゃったのは仕方がない。まあ、2人でワイン3本空ければ、おしっこもしたくなるのは分かる。