盗撮動画に関する2つの話を1話の中に上手くまとめた第4話。これで校内一斉点検になって嶋田が仕掛けた盗聴器が続々発覚…という展開にならないのが、ドラマだなぁ。木島校長、そういうところが、ダメなのですよ。あと、正義感の塊のつもりでいる浅村先生も、他に盗聴盗撮がないかという方向に行かないのがダメ。浅村先生の正義とはなんなのだろうか。浅村先生は、『ここは今から倫理です。』で主役の高柳先生を演じる三枝役山田裕貴氏に相談すると良いな。
音楽教師小川先生の事件/事故
今回でかなり小川先生のことが明らかになった。元美術教師岡部と揉めていたと。そして小川先生は、階段からの転落死の前に、自転車事故を起こしていたと。更にその自転車のブレーキのワイヤが切断されていたと。その映像観たけれど、スパッと切れてた。誰かが切断したとしか思えない切れ方だから、事件だと明らかに分かる。警察ちゃんと捜査しろよと言いたい。
それはともかく、元美術教師のセクハラ疑惑が小川先生の死と繋がるほど単純ではないだろう。もっと深いところに繋がる何かがあるはず。次回予告では教育委員長が出てくるようだし、更に情報が明かされると思われる。しかし、そんなに小出しにするほどのストーリーに発展するのだろうか。今のところ、期待させるだけさせて、竜頭蛇尾になる気がしてならない。
盗撮がテーマ?
相手が好きだから盗撮した…これが事件の理由というのは、意外性あり。そしてこのネタは、早々カタがつき、澤田先生のセクハラに話が移る。そして澤田先生のセクハラ話も盗撮でカタがつく。この回は、盗撮被害で始まり盗撮による証拠確保で終わる。上手い!
柴田先生の盗撮カメラチェック
澤田先生の気を引こうと柴田先生が張り切って盗撮カメラの捜索を始めた。これ、嶋田が仕掛けた盗聴器がバレる展開のはずだが…そんなことはなかった。何故?まあ、澤田先生が捕まってしまうという結末になったので、柴田先生の捜索活動の動機がなくなり、危うく難を逃れたということか。
浅村先生の『捜査』という名のスピーカー
浅村先生は、澤田先生のセクハラ疑惑について、嶋田が動かないからと、自分で動き始めたが、同僚教師2名に加え、バレー部生徒5名に、話してしまう。それもセクハラという言葉を出して。いやぁ、すぐ学校中に広まるぞ、こんなことしたら。そういうリスク考えたのだろうか。浅村先生は、本当に思い込みの強すぎる人間として描かれているなと。嶋田の「そのやる気が、裏目に出なければいいけどな」が、それを裏付ける。
モンスター化した澤田先生
うーん、浅村先生の行動が、早速、嶋田の言った通りになったか。しかし、その結果、現場動画という証拠が撮影された。澤田先生、調子に乗りすぎたな。誰が盗撮動画を撮ったのだろうか。
スクールポリスに立候補し選ばれた赤嶺中
木島校長は、自らスクールポリス制度に立候補し赤嶺中が選ばれたはずなのに、極度に嶋田を恐れる。特に1年前の小川先生の事件を恐れているようだ。1年前の事件を抱えていながら立候補するとは…ひょっとすると、スクールポリス制度立候補の後に、事件が起こったのかも知れない。新制度なので、準備に時間がかかるからそれはあり得る。で、いざ選ばれてしまい困惑していると。
『アノニマス』
同じ2021年冬ドラマで、インターネット犯罪をメインに扱う『アノニマス』。恐らくこちらでも盗撮動画投稿の話は出るであろう。その際のストーリーの意外性がどのようなものか興味がある。『青のSP』の方で、2つの事件を盗撮で結びつけて1話に仕上げるという意外性のある展開を見せたから、『アノニマス』は困るだろうなと。