Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【書けないッ!?】第4話 書けないのは奈美


富豪圭佑が脚本を担当する『富豪教師Q』は、いつのまにか第5話に来ている。もう奈美の手助けは無くとも局側の無理難題に対応できている。まあ、しかし、実際の『書けないッ?!』は、まだ第4話です。

ヴァンパイアのアイディアは出尽くしている

奈美は資料の本に書かれているこのセリフを呟く。しかし、圭佑は、自分の担当する脚本内でアイディアを出し続ける。これ、ある意味、奈美の発想力を越えるものかもしれない。そもそも奈美の担当編集者ゆかりが、「イケメン教師で財閥の御曹司の吸血鬼って、もう何がなんだかって感じじゃないですか」と言うくらいなのだから。それなのに奈美に「香坂りり子なら、今までにない新しいヴァンパイアを作れる」とプレッシャーをかける。現実に、行き詰まった奈美は、圭佑のシナリオを手に取ってしまう。一方、圭佑は、アイディアだけは順調である…というか、圭佑だけではなく、主役の八神も出尽くしたはずのヴァンパイアもののアイディアの先を行く。いずれにせよ『富豪教師Q』は、奈美にとってアイディア発見の扉に見えただろう。それは開いてはいけない扉だけれど。

『書けない?!』のは誰か?

順調に第5話のシナリオまでを対応してきている圭佑に対し、奈美はヴァンパイアもののアイディアが出ず行き詰まっている。これ、『書けない!?』のは、圭佑ではなく、奈美なのではないだろうか。このドラマ、最終的に、圭佑がネタや設定、あらすじを考え、それを奈美が小説に仕立てていくという文業での作家活動に至るというのもありな気がする。

余計なことする仙川とベラベラ話す祖父重幸

絵里花に、実の父親のことを思い出させる仙川。そして絵里花の誘導にかかり、実の父の情報を少しずつ漏らしていく祖父。これ、シリアス展開の予感。コメディなのに何でシリアス入れたがるのかと思う…。特にこの第4話では、祖父は、絵里花に実の父の名前を言ってしまっておきながら、祖母に対し、名前を教えるなよと言っている。これ、認知症の可能性ある。このコメディに、娘の実父探しの問題、祖父の認知症問題等を入れ込む必要は全くなかったと思う。そんなの他のドラマで散々見せられてきたテーマなのだから。父親探しや認知症のドラマは、アイディア出尽くしているよ!