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【アノニマス】第5話 犯罪者級のユビタイの面々


元相棒の話が遂に進む。これまでほのめかされていたのは、2年前の出来事だったのか。それより、咲良のクズっぷりがもはや犯罪者級なのが刑事ドラマにはそぐわないし、指殺人対策室の面々も、その職に相応しくない人権意識の低いクズっぷり。どんな脚本なんだ、これ。

万丞の写真を勝手にアイコンに写真を使う感覚

オンラインサロンのアイコンに他人の写真を許可なく使う…こういう人を指殺人対策室の担当にするという感覚。これはもはや狂っているとしか思えない。

自分の写真をさらしたくなかったんですよ

と凛々子が言っているので、アイコンで顔を晒すことのリスクは分かっているわけであるし、

イケメンに撮れてるじゃない

と室長は笑いながら言うし、

良い写真ですよね

とてもいいよね

かっこよく撮れてんだからいいですよね

と、口々に言う。危険なセリフが満載。こいつらに捜査を任せたくない。ここにホワイトハッカー四宮がいなかったことだけが救い。彼がいたら指摘してくれたと信じたい。まあ、四宮がアノニマスかもしれないけれど。

凛々子は、今回の容疑者に対し、

こういうタイプの人って関わるだけで、こっちが疲弊するのよね。

と言うし、室長は室長で、

実生活の欲求不満をネット上で吐き出してるんだろうな。

としたり顔で言う。そこに凛々子は重ねて、

そんなことする暇があったら、もう少し周りに溶け込めばいいのに

と言っている。さらに、

職場や近所くらい、まともにコミュニケーションとるのが大人ってもんでしょ

とまだ言っている。凛々子怖い。職場でのコミュニケーションが、自分の顔を晒したくないから、同僚の顔を勝手に使用したと言うのだから。これ自体1個の犯罪…それがわかっていない人が人を罰するための捜査を担当。これ、脚本は、分かってやっていて、今回の話はオンライン上のいじめの話。ここから咲良がまともなこと言うターンに入るので、そのための前フリでもあるのだろうけれど、配慮が無さすぎる。ここでも四宮が黙っているのが救い。まあ、ここは諌めるほどではないけれど。

容疑者星野は、親とも何年も連絡をとっておらず、仲のよい友人もなし

更にバイト先でも無視されていつも1人だったと…これ、容疑をかけた人間は、かなりクロだと言うことで捜査してると言うことなんだけれど…、親にも、仲の良い友人にも、バイト先にもユビタイの面々が行って、星野について聞き回ったと言うことは、これで彼らの星野に対すして何らかの感情を持っただろうに。結局、咲良が焚き付けなければ、大した犯罪までには当たらなかったはずだし、どちらかというと、追い詰められた被害者といえるのに。

山名栞役を演じる鞘師里保氏に気にしてもらえただけで星野は悪い人じゃない認定されてる

これ、大切な話です。

オンラインサロンでのイジメ

これは、まあ、あるよねと言う話。オンラインサロンかどうかの話ではなく、人が集まればそうなるかと。

遂に咲良がしでかした

感情的で思慮浅く行動することで定評のある桜が、勝手に単独行動して、容疑者星野を追い込んでしまう。少しは後悔しているようだが、少しだけっぽいのが…そして更に犯罪を助長する行為をしでかす。

咲良の暴走、その2

咲良は、こともあろうに星野が信頼した栞から聞きだした星野の携帯の番号に架ける。これ、咲良の意図は、星野の暴走を止めることだろうが、星野にしてみれば、星野の携帯の番号を警察に通報したというだけのこと。つまり、信頼した栞にも裏切られたと言うこと。これが、星野の暴走に火をつけることになる。今回、咲良は、重大な失敗をしまくっている。追い込んだのは咲良で間違いない。しかも、星野が自殺未遂で入院しているところに、更に単独行動でやってきて、

生きててよかった。もうあんなことするのはやめてください。誰も自分のことを気にしないなんて言わないでください。

これ、咲良の未熟さを描いているセリフではなくて、咲良の良い面を描いているように見えるのだが…この脚本、まずくないか?その後、咲良は笑顔だし。この話、同じネタでも、もっと作りようがあっただろうに…。咲良が良い人のつもりで犯罪者に匹敵する悪事をしでかしているの、本当にダメすぎる。ここから成長していく話だとしても、スタート地点が悪すぎる。適性全くなしの人物をこのポジションにつける意味はないだろうな。

今回の山本耕史氏

山本耕史氏が演じる羽鳥は、早々に第4話で早々にホワイト堕ちしているが、今回も、咲良が万丞とやりとりしているところを、陰で盗み聞きする。盗み聞きは良くないが、これで羽鳥は万丞について何かを知ったようだ。そして、クライマックスで、主人公万丞より先に現場に来て、星野の暴走を止める。いやぁ、最後に美味しいところを取って行く羽鳥こと山本耕史氏、最高!