Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【オー!マイ・ボス!恋は別冊で】第7話 すれ違いこそがラブコメ


まあ、ラブコメの王道だからすれ違うのだけれど、きっちり1話でカタをつけてくれるから安心して観ていられる。

恋愛において高等テクを用いる海外帰りの理緒と、恋愛事情においてローテクの熊本の家族

理緒の潤之介を落としに来るテクニックと、テクニックも何もなく純粋?というか何も考えていないた奈未の実家家族。この2組による攻撃で、奈未と潤之介の間はすれ違いまくると。うーん、どんなすれ違いなんだよ。しかし、これがとんでもないことを引き起こしてる。無茶苦茶な話だけれど、ラブコメだから仕方がない。ラブコメはすれ違ってこそだから、どんな方法でもすれ違ったら勝ち。

計算高くない潤之介

自販機下の百円取るために定規を買ってくる潤之介。素で算数できない人。計算高すぎる幼馴染の健ちゃんとの対比ということなのかな。しかし、奈未の家族だけではなく、長野の子犬まで味方にしたか…どこまで天然な子犬系なんだ。

中沢さん

潤之介のように誰にも優しいというわけではなく、良い人というわけでもない。生き方においても恋愛においても、筋を通しステップを踏んで進めていこうとしているだけである。こう言う人、良さげなんだけど、非常に近い付き合いになると、疲れるし、めんどくさい。付き合うって難しい。一方の潤之介は、恋愛においては、いきなり相手の懐に飛び込む接近戦を取る。この点が、恋愛観の対比ということか。

言葉と行動

潤之介は、付き合ってくれとは言わなかったが、キスしたり抱きしめたり行動には出ていた。中沢は、最初は仕事においてドSだったが、中沢の気持ちが固まったら好きと言った。しかし行動には出ていない。今回、同じ部屋に泊まらなければならない事態になっても、中沢の方から、潤之介を意識した上で拒否した。中沢はある意味筋を通して行動している。一方、潤之介は、感情そのままに行動している。本来、感情そのままに行動されると、相手が傷つくことがあるが、潤之介は、子犬系という絶妙なポジションに立つため、言葉なく抱きしめたり、キスしても、奈未に危険な感じは抱かせることはなかった。子犬系…とんでもない個性である。中沢のように筋を通しながら恋愛を進めようとする者では、太刀打ちできない。

子犬に導かれる子犬系男子潤之介

子犬系男子だから、子犬に導かれて長野にいる奈未に出会えたということなのか?しかし、それで出会えるのは、いくら何でもミラクルにすぎる。ただ、その途中で潤之介は、事故に遭っている。この事故は、第7話内ではほとんど触れられなかったが、わざわざ描写したということは、後半戦においてこれが何かのターニングポイントになるのかもしれない。