Golden Time

時はお金で買えません

【レンアイ漫画家】第3話 結局見てしまうドラマ


イケメン男性俳優カタログの様相となっているこのドラマ。その点は良い。もはや設定上の鬼畜さを忘れてしまいそうに度々なるが、やはり基本設計で、お金のために会話するというのは、本能的に受け入れられない。

次こそ目指せ百万円

そういう問題ではない。そうやって人を使うことが問題だし、契約を見直したところで、逃げ道が用意されていてそれでも払うかどうか分からない。しかしあいこは背に腹は変えられない切羽詰まるとやると言える。刈部もあいこも、性格的に大きな問題がある。大きな問題があっても、なんとなく愛せたり、逆に激しい嫌悪を抱いてもドラマのキャラとしては良いが、この2人は、そのどちらとも言えず、なんかやなヤツ止まり。これはメインキャラの性格ではなく、モブが纏うことの多い性格ではないのか。やはり設定に無理があると言える。

設定の無理なところ、ダメなところ

このドラマの設定に無理があるのは第1話から分かっていたが、うまく言えなかったが『レンアイ漫画家』に共感できずにいるのは、次のような理屈だと分かった。

より良い「恋愛」漫画を描くため、漫画家の男は女に、ターゲットとして定めた人に対して「恋愛」をしろと命じ、実行させるドラマ

この「恋愛」部分を、「詐欺」「殺人」に置き換えれば、より良い漫画作品を作るために詐欺や殺人をすることは許されないというのは常識的に当然と言える。作品創作のために人の財産、生命を奪う行為は許されないから。では、恋愛はどうか。恋愛は、財産・生命と異なり、それを奪う行為は見える形では分からない。しかし人の気持ちを作品のために奪う行為と考えれば、自分がされて嫌な行為は他人に対してしてはならないと考えることのできる常識的な人は、それは悪い行為であると分かる。ここが『レンアイ漫画家』のダメなところである。

このドラマの流れとして、刈部が、あいことレンと触れ合うにつれ、人を愛する気持ちに目覚めていくようだが、ラストで、レンとあいこの2人に財産を奪われ、かつ逃げられ、一人ぼっちになって終わる展開になって欲しい。『レンアイ漫画家』というタイトルは、レンとアイ(=あいこ)が、漫画家を騙して財産を得る話という意味であって欲しい。

ホクロ

レンの同級生である麻央(少女漫画家可憐の姪)の顔に、左右反対ではあるが同じ場所にホクロがある。これ、置かれた環境がライバル漫画家の甥姪という、似ているようで似ていない状況を表しているのかな?…と思ったが、演じる子役のお二人、本当にこの場所にホクロがある。子役のオーディションで、この2人を見た制作者は、ピンときたはず。ある意味運命の配役。

恋愛を刈部にあけすけに話すあいこ

これ、お金のためにやってるのだから、キャラとして一般受けしないのではないかな。かと言って大反発を受けそうなほどの展開でもなく、中途半端に進行中。なんか微妙な後味の悪さ、不快感が残るラブコメという変なドラマになっている。

レンの担任の彼女

想定された理想の彼女像とは大違いで、二つ結びで少女っぽい衣装の彼女が出てきた…担当編集向後にそそのかされたギャル風とは真逆。向後のアドバイスのテキトーさと、それを疑うこともせずに従うあいこの単純さ、もしくは未熟さ。

消費される男性俳優

あいこのレンアイの相手を演じる俳優…かなりのイケメンなのに、ほぼ使い捨てな感じでホイホイ出てきては、いきなり登場しなくなる。このパターンが確立しそう。これ、おそらくこういうところが、あいこのダメ男ホイホイぶりなのだが、何というかかなり残念な気持ちになる。ドラマタイトルに"レンアイ"と付いて、しかもイケメンが登場するのに、1〜2話で切るなんて、もったいないとも違う変な感じがする。残念な気持ち…というのとも違うかな。