ラストにとんでもない演出あったけど、なぜか普通のドラマって感じの展開にしか見えないの、阿部寛氏ドラマだからなんだろうなぁ。確かにこれは普通のドラマではないけれど、阿部寛氏のドラマとしては普通な感じだから。期待というのとは違う気がする。もはや伝統芸として、そうあらねばならないものとして阿部寛氏のキャラはあるのではないかと思う。
東大ブランドの利用
高校再建のために東大ブランドを利用かぁ…ここ数年、東大ブランドをフル活用しているのはテレビ業界な気がするのだが。そしてその延長線上にこの『ドラゴン桜』があるような気がする。
つまり、『ドラゴン桜 』の再ドラマ化は、ここ数年のテレビ局における東大ブランドの盛大な消費から生まれた企画で、つまり、ドラマの中で「高校再建のために東大ブランドを利用」と言ってるの、自分たちの「テレビ再建のために東大ブランドを利用」という本音が漏れてるということね。理解した。
真面目なミッチー
なんか真面目な"だけ"の及川光博氏はつまらない。早くミッチー節を魅せて欲しい…という期待が、及川光博氏の演技の幅を狭めてしまうのかもしれない…しれないが、しかし、期待してしまう自分がいる。ずっと真面目な演技で構わないです。構わないですから、1度だけ、ミッチーらしい場面を設けて欲しいなと。
阿部寛氏は阿部寛氏
変わらない、変わらない。この人のキャラはいつも変わらず変人的な役…なんなら、同じ2021年春ドラマの『レンアイ漫画家』のキャラを演じたとしても、ピッタリだったと思うけれど。ただ、ピッタリすぎて面白みがなくなるレベルでピッタリな気がするが。
対立を煽り主導権を取る元理事長
東大合格者5人出ても出なくても、その過程で力を行使しようという魂胆か。しかしこれはおかしくて、あくまで元理事長は、合格者出さないと負けなんだよね。元理事長錯覚を使っても、蘭理的に考えたらバレるよ。
桜木先生の新任時のアジテーション
何言っているのか、さっぱり分からなかったよ。これが分からないと東大に入れないという試験紙か?
岩崎楓のキャラ
よく分からん。まあ、膝に爆弾抱えていることだけは分かった。根は真面目かな…万引きは漠然としたバドミントンができなくなることへの不安かな。しかも、どうも第2話にして既にバドミントン生命の危機に陥りそうだから。
質問を質問で返す桜木先生
うーん、楓に、
あなたに何の価値があんの?
と聞かれ、
そういうお前には何の価値があるんだ?
と、質問を質問で返してる。まあ、三流弁護士かなぁ…と。
ラストの桜木先生の行為はしっかり暴行罪
犯罪だな、これ。しかし、これを犯罪と気づかない理事長。やはり学校内の暴力行為は犯罪ではないというのが、学校という組織の認識なのだろう。
請求書明細
釣り竿5千円、釣り糸150メートル4百円…ん?結構リーズナブルな釣り具を揃えてるな。黒鯛狙うのであればもっと高級なの使うものなのに。というか、あんな岸壁で釣れるのかな、クロダイ。とにかく、リーズナブルな釣具で揃えているのは、水野の財政事情を気にしてあげてるのね、優しい。
バイク追跡シーン
ブラックレインとスクールウォーズが元ネタなの?なの?そうだとしたら…露骨にSNS狙いで安直なセンスの悪い演出だと思う。たまたま似た演出であって欲しい。