Golden Time

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【コントが始まる】真壁先生の評価、つむぎの評価


春斗の才能を見出してしまったがために、瞬太、潤平を含む3人の人生を方向づけてしまった真壁先生。この人は教師としてどう評価される人間なのだろうか。

もう一人、傷ついている人を放っておけず助けようとするつむぎ。学生時代からマネージャーをし、大学進学はしなかったという、この人はどう評価される人間なのであろうか。

真壁権介とは誰なのか

マクベスメンバーの高校時代に対するもの

マクベスを見出した貢献度が高い。真壁が背中を押したようなものであり、真壁がいなかったらマクベスは存在しなかった。夢を見ることに寛容なのは、幸不幸の振れ幅が安全コースを行くより大きいのは避けられないので、良し悪しといったところ。

マクベスメンバーの10年後における評価

10年経っても先生と生徒の関係であることが、真壁先生の全てであろう。マクベスの3人だけでなく、潤平の彼女である奈津美もナチュラルに真壁先生と話せている。観た感じは良い先生と生徒の関係。コント「捨て猫」を観て、すぐに瞬太のことを心配してであろう顔を顰めているのも、ほんと優しさである。また、マクベスのやめ時についても、厳しく断言しており、真壁先生の優しさは、厳しいことも言える優しさだと言える。

中浜つむぎとは誰なのか

傷ついている人を見ると放っておけない

姉里穂子を失意の淵から引き戻し、いままた母親との関係で混乱している瞬太に母親の死に目に間に合わせるための一歩を踏み出させた上で、ミートソースを準備してその後のケアまでしているという恐ろしいケア能力を持っている。これは中学高校時代からマネージャーを選ぶと言う選択にも表れている彼女の生き方の根幹にあるものであろう。

公式のキャラ紹介における低評価

公式ページのつむぎのキャラ紹介では「目標も、未来予想図も何もない20代を過ごし、今尚空っぽの人生を送る女性」とある。これはかなり低評価に見える。しかし、実際のドラマの中では驚異的包容力を持っているように描かれている。このギャップはどこからくるのだろうか。

つむぎのキャラは時代遅れかもしれない

つむぎは男に依存した感じもなく、自立して生きているように見える。しかし、実態は昭和の女性像というか昭和の妻像、昭和の母親像の鏡なのかもしれない。誰かに尽くすことでアイデンティティを保つと思い込んでいるような。特定の人にずっとというわけではないが、人の世話をすることに生きがいを見出しているというキャラ。だから自分自身を高めるための大学進学等には興味がないと言うことだろう。

騙されていないのが不思議

まあ、ドラマだからとは言えるが、つむぎは世話をした相手に騙されたという描写が過去も今もない。それほど深くは関わらないからなのかもしれない。しかし、食い物にするような人はいるはずで、その意味でつむぎは世話を人を見る目と関与の度合いに対する適切な感覚があるのかもしれない。

つむぎの自分探しの物語

『コントが始まる』のサブストーリーとして、つむぎの自分探しがあるのかもしれないし、このまま自分を主張することないキャラで終わるのかもしれない。個人的には、つむぎの成長というか性格の変化を見たい。