Golden Time

時はお金で買えません

【コントが始まる】見えてきた6人それぞれの依存関係


起居を共にするというのは、人格形成において互いに及ぼす影響は大きいということを、文字ではなくエピソードで描こうとしている。意識的か無意識的かはともかく。

マクベスの3人

第5話で描かれた通り、高校時代から何も変わらないのは、いつも高校同級生の3人でいたから。同じ部屋で川の字で寝るという関係の緊密さ。年相応の成長・経験の蓄積が阻害されたのは、明らかにこれが大きい。春斗の場合、何かあるとマウントを取るために見える行為を取る。皮肉を言ってみたり、声を荒げたり。しかしそれで物事が解決するわけではない。高校生の交渉術といった感じ。

里穂子とつむぎ

里穂子が恋人と別れ、仕事にも行けなくなった際に、親の指示でつむぎは保護者的な立場で里穂子と同居するようになった。しかし、里穂子の精神状態が落ち着いてきた最近は、つむぎは家賃を払わない同居人になっており、立場が逆転しつつある。これは、つむぎも完璧な人間でないのはもちろん、普通と言える生活も厳しい個性を持っているとも言える。里穂子・つむぎ姉妹はともに厳しい人生を生きているといえる。ただ、つむぎにはその自覚がなく、里穂子は逆にそれを大きく受け止める性格であるようだが。

春斗と里穂子

遂にマクベスが解散することになり、春斗は自分の感情の吐き出し口に困ることになった。一方の里穂子は、妹つむぎが部屋を出ていくと言い出し、こちらも精神を安定させるための話し相手に困ることになった。そんな二人なので、精神的依存関係に陥るのは簡単だろう。

公園のブランコ

第2話で潤平と奈津美が、第4話で瞬太とつむぎが二人で並んで乗っている。主要登場人物の男3人、女3人では、フランコに乗っていないのは、春斗と里穂子の2人。どう考えても間もなくこの2人が乗るだろう。他の二人組が、第2話、第4話で乗っているので、第6話に来そうである。ただ、これ、付き合っているから乗っているわけでもなさそう。

ブランコシーンでは、潤平はマクベス解散を打ち明け、瞬太は母との確執を打ち明けている。二人とも自分の人生にとって重大なことをブランコに乗って話している。打ち解けて何でも話せる関係にならないと、ブランコには乗れないように思える。

同居解消で先に進み、新たな同居へ?

マクベスの3人は同居を続けていたことで成長の時間を止めてしまった。しかし、潤平も瞬太も先を見据えて進もうとしている。一方の里穂子、つむぎ姉妹も、何となくの同居が惰性となってきており、お互いにとって良くない関係になってきている。それを恐らくつむぎは感じ取って、引っ越すことにしたのだろう。

新たな同居?

潤平と奈津美は同棲として、瞬太とつむぎは仲の良い友人同士のルームシェアとして、それぞれ同居可能に思える。一方、春斗と里穂子は、本来的にはコントグループの1メンバーとファンの関係。これで同居が可能なのかという難しさがある。里穂子の考えはともかく、春斗は自分の夢を追っており、ヒモになりたいわけではないのだから。

依存に陥る心の闇

主要登場人物6人の内、奈津美のみ今のところ心の闇は描かれていない。なぜ潤平と10年付き合い続けられたのか、今後も付き合い続けられるのかは、別に闇ではないが、何かがある感じがしてならない。他の5人が何かしら闇を抱えているというのに奈津美のみ何もないということがおかしいと感じることが大きいが。奈津美の中に、潤平に対する変な依存があるような気がしてならない。そうでないと物語の対称性が崩れて美しくない。