Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【恋はDeepに】第7話 兄弟それぞれの夢の道


何かバラバラのトラブルがバラバラのまま進んでいて、リアルならわかるけれど、あと二話でどうやってまとめるのだろとなってきた。強引に物語を閉じるのが見えてきた。

海音の論文

画期的論文らしい。ゆえに世界的な学術誌に掲載されたのだろうが…なぜ、Webページが日本語?どういうこと?世界的なのに日本語なの?

f:id:cure_researcher:20210527150105p:image

榮太郎が株を売った話の直後に倫太郎に星ヶ浜プロジェクトを任せたと念押しする父太郎

これは太郎の意思であるということを三兄弟に対し強く言っている。

表に出てくる染谷教授

これまで怪しさマックスの椎木准教授の影に隠れていたが、第7話の最初から表に出てくる出てくる。

囮作戦

染谷教授が記者を引き連れる隙に裏口から海音が脱出しろと。そして海音には藍花研究員が付き添うと。逆じゃね?愛花が変装込みで囮になった方が良さそうに思うけれど。案の定、囮効果は10秒。

倫太郎にもお気楽で良いよな発言する光太郎

お前は気楽で良いよな

榮太郎のみならず倫太郎にも言うか。光太郎はボキャブラリーないのか?というより、自分は色々考えてるから気が抜けないみたいな発言は、逆に能力ないのに色々考えたつもりになって、1つ1つのことの本質を見抜けないぞと言われるぞ。父太郎は、英国のコンサル会社から連れ戻して以来、倫太郎に終始一貫星ヶ浜プロジェクトのことしか指示していない。このことの意味を光太郎は理解していないのだと思う。光太郎が気楽ではないのは、社内政治、つまり蓮田リゾートの中で自分がどう振る舞うかにあくせくしているからとなるのではないか。榮太郎が会社乗っ取り話に絡んでいる以上、社内政治のみしか見られない気楽な光太郎は対応できない。気楽で良いの規模が違う。週刊満潮編集長の高柳に、海音のことを取り上げるのなら、お家騒動も追々取り上げると言われて、光太郎はとぼけてみせるが、このリスク意識の甘さ。会社乗っ取り話がある中で、創業家のお家騒動話が雑誌に出たらどうなるかの想像力が働かない。気楽で良いな、光太郎。光太郎の自社内しか見えない気楽さは経営体制存続の危機には致命的。榮太郎も倫太郎も与えられた立場で与えられた1つのことに専念している。しかし光太郎は、全社視点とかそんな感じの理由で、自分視点の行動をしている。それらを見た上で、父太郎は、倫太郎に改めて星が浜のプロジェクトに専念するよう言っているのがポイント。

大丈夫な人は大丈夫とは言わない

放送の2日前の『イチケイのカラス』で同じこと言っていた。今流行っているの?

この大丈夫は、海音が倫太郎に、鴨居教授が藍花に言っている。どちらも大丈夫とは言えない場面で。流行ってるんだよね?

助けてと言う榮太郎

藍花に一人で抱え込んでいないかと問われ、榮太郎が答えたのが、誕生日に家か船だったらどっちが良い?という質問。これ、はぐらかしているとも取れるが、株を売ったことがバレていると知っていたら、株の売却益があるから家か船を贈れるよという意味になる。つまりこの2つの選択肢は、はぐらかしではなく逆に助けてのメッセージにもなりうる。大丈夫な人は大丈夫とは言わないということを、勘は鋭い藍花が気づくか試されているとも言える。

これ、榮太郎が藍花に助けてと言っていると考えると、藍花に対する榮太郎の信頼の高さが分かる。藍花のどこに惹かれるのか。恐らく、榮太郎は三男としていつも余計な子扱いされていたが、とにかく藍花は榮太郎の話を聞く。榮太郎だけでなく誰の話もとにかく聞く。聞いて真摯に対応する。ここだろうな。藍は、鴨居教授にさえ真摯に対応していたから。これ、要は母親。登場人物の中で最年少設定の藍花が、榮太郎だけでなくみんなの母親としての役割を求められるというのがミソ。恐らく藍花が蓮田リゾートを救う。

歩み寄りという名の説得

海音は、星ヶ浜の海を守ることになるなら海中展望台を作る意味があるかもしれないと考えるまでになっている。これ、倫太郎と海音の歩み寄りに見えるが、そうではない。倫太郎は、最初から、建設に反対か賛成かではなく共生を語っていた。つまりこれは歩み寄りではなく説得なのである。さすが元コンサルタント。クライアントをその気にさせる能力は高い。で、この能力が恐らく企業乗っ取りに対しプラスに働くのだろう。敵を使ってでも反対者を蹴落とす戦法の光太郎との違いである。

取り持つ者

榮太郎の株売却に関する家族会議。ここでは榮太郎と光太郎が対立している。普段の倫太郎と光太郎の対立では、榮太郎が間を取り持っていた。しかし今回は倫太郎が間に入る。この意味。つまり、兄弟間の対立は、いつも光太郎が仕掛け、それを家の中にまで持ち込むので、もう一人が緩衝材の役割を担っていたと。仕掛けるのはいつも光太郎というのがポイント。株売却という事態に流石にまずいと思ったか、太郎や倫太郎に諭されたか、翌日、話を聞くと光太郎は榮太郎に話しかけるが、榮太郎に無視される。これ、要は光太郎には、上の立場からの圧力で相手を屈することはできても、対等な立場の相手に対しては交渉力がないことを意味する。逆にこのような光太郎が倫太郎に絡んでいたことに対し、間に入っていた榮太郎の調整力の高さが際立つ。そんな榮太郎を敵に回した光太郎はどうなるのだろうね。力を背景にしてしか語れない光太郎が、榮太郎にお気楽で良いなとか言ってたのがもう喜劇になっている。

光太郎の無能力さ

光太郎に自分の力が及ばない者への交渉力のなさはちゃんとこの第7話に描かれている。株を30%買い占めた相手に面会を求められて、光太郎は太郎に「面会、どうされますか」と聞いている。太郎はもちろん会いますよと即答するが、光太郎はそう考えていなかったということ。自分と対等な立場の相手だから会いたくない、つまり内向きの権力志向者の行動。これは外からの攻めに圧倒的に弱い。

トラブルメイカー エニシ

せっかく当事者間で色々エピソードが生まれているのに、こういう外部の賑やかし役を使って話を動かすのは、もったいない。結局、エニシが演じたのは週刊満潮編集長高柳に海音を追求させることであり、これはエニシが絡まなくともできたこと。

週刊満潮編集長 高柳

この人、曲者。海音の疑惑を突き止めながら、その情報を光太郎に話す際、さらなる疑惑追求には及び腰の表情を見せる。結局、光太郎の押しに折れる形で受けるが、光太郎に対し蓮田リゾートのお家騒動を記事にするときは独占記事を書かせろと交渉している。この約束を果たすためか、海音の出るテレビ番組に高柳も出演し、経歴詐称疑惑を追求することまでする、しかし、提示するフリップでは「ダナン海洋大学研究員」の経歴のみ「事実確認できず」としている。イヤイヤイヤ、それより東海大学卒で博士も東海大学でとっているのだから、確認簡単でしょ?それ以前に、光太郎に対しては、在籍の事実がないことを確認したともっと強く断定していたのに、「事実確認できず」としかテレビでは言わない。いや、なんて策士なの、高柳さん。あ、間違えた、なんて優しいの、高柳さん。

夢の種類

次男倫太郎の夢は、母親の夢だった海中展望台の建設。三男榮太郎の夢は、兄弟で力を合わせて蓮田リゾートを大きくすること。で、長男光太郎の夢は?社長になることっぽい。うーん。

うまく歩けない、車戻ろうの後にある"間"

星ヶ浜を倫太郎と歩いていた際に海音がうまく歩けないと言って立ち止まる。それを聞いて倫太郎は車に戻ろうと提案するが、海音は即答しない。答えられない。倫太郎がおんぶするからということで話は進むが…これ、海音は海に帰りたかったのかもしれない。星ヶ浜は目の前なのだし。その後、ラストシーンで桜の花びらみたいなのが…うろこか?

ラストにおける椎木の「ログインできない」

これ、誰が椎木をログインできなくしたのかがポイント。そもそもどこにログインできないのか?これは次回への謎。

渚海音が地上で一番大好きだ!

え?倫太郎次回予告でこんなこと言ってる?地上で?え?海中生物である海音に対しこの発言。