Golden Time

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【着飾る恋には理由があって】第6話 ナチュラルに人たらしな葉山社長


どのような環境にも馴染みすぎの、適応力のバケモノ葉山社長。こいつは人たらしと言うやつだ。

葉山社長と駿の違い

葉山社長は、自分のポリシーに従い動き、組織の上に立つが、受け入れられないとあっさり逃げるという点で駿と似ている。しかしこの二人には異なる点もある。これについて考える。駿には人との距離感を感じることができるが、葉山には人との距離を全く感じない。それを親しみだと感じて自らついていく人もいるだろうし、それを他人への配慮の無さと感じて避けたいと思う人もいるだろう。その中間で、こういう人には仕方なくついていくしかないと考える人たちもいるだろう。この人は、もう一つの中間層、なんとなく好感持てないから避けたいという人たちを、仕方なくついていくしかないと考える人たちにすることで、好感度が高いように、人に好かれているように見せている。こういうの、狡猾だし、ナチュラルにそれをやっていれば、恐ろしい悪魔である。逆に駿は、仕方なくついていくしかないと考える人たちを、なんとなく好感持てないから避けたいという人たちにしてしまっている。葉山社長と駿の違いは、この違いだけである気がする。

葉山は、本来の好感度以上に見せるように振る舞っているし、駿は、本来の高感度以下に見せるように振る舞っている。プラスマイナスの違いなだけで、他は一緒としてみると、色々見えてくる。

攻守交代

これまで奇抜な発想で真柴を惑わすことばかりしていた駿だが、葉山には惑わされてばかり。駿の攻守が変わった。

注文を小出しにして脱がせるテクニック

絵のモデルになって欲しい→脱いでそこに座って→(上半身裸にさせられる)→脱いでそこに座って、頼める人、陽ちゃんしかいなくて→(全裸)

これは酷い羽瀬による脱がせのテクニック。しかも、「頼める人、陽ちゃんしかいなくて」などという微妙なセリフで落としている。

陽人による駿の考察

駿は、直ぐ手を離して平気なフリをする。つまり、真柴に冷たくしたら、それは大事だと言うこと…これは真柴の言う通り"なんだそれ"な理論。理屈は分かるようで、実際ホントなの?という感じ。第6話を見る限り、手を離すの意味は、手放して葉山に差し出すというより、真柴の自由を束縛しないようにしているように見える。つまり、葉山と真柴と自分の3人がニュートラルな関係になるよう調整している感じ。決して真柴がどこかに行って平気なふりまではしていないと思う。単純に、葉山との関係では、最近は同じ屋根の下で生活していたので、真柴とのつきあいではアドバンテージがあるという認識で、そのアドバンテージを消そうとだけしている感じ。このため、葉山と真柴との親密さを見せつけられると、少し心乱れる感じになっている。手を離して平気なフリというより、対等に戦おうとしている。

オンラインカウンセラーの思考停止

羽瀬にキスされて、「おっと」とか言って絶句してる陽人。セルフカウンセリングで脳内グルグルしてるんだろうなぁ。陽人は、他人のカウンセリングはできるが、自分自身のカウンセリングはどうなのだろう。結局、この回ではその後は描かれず。結論持ち越し。まあ、カウンセラーが自らのことになると混乱するの見ていて楽しい。

豪邸という帰る場所

駿は、何も持たないと言うが、帰る場所がある。しかも快適な豪邸。仲間と言える人たちもいる。そういう条件があれば、何も持たないと言えるかもしれない。帰る場所を持っていること。これは他の所有物の何より大切なもの。