Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【リコカツ】第7話 モテ期到来!なのに浮かない二人


案の定、子供の離婚を認めないと言い出す親たちだが、形式的に現れた形で、それ以降出てこない。こんなところにも結婚は二人だけではなく家同士の繋がりというのが分かる。そして、ターゲットが離婚したと聞いてタガが外れた面々が始動する。咲と紘一のモテ期到来!

全員離婚家族

まあ、ストーリーのためだから仕方ないが、こんな設定、一瞬バタバタするだけで別にどうでも良い話。ここに面白さを感じているのなら、ちょっと制作側は違う気がする。

離婚報告

仕事の関係者にそれぞれ報告するが、賛否両論という感じ。そんな中、水無月が離婚反対派のようなニュアンスを出してきたのが面倒くさい。案の定、ラストと次回予告でかまってちゃん炸裂!

動き出した2人

ドラマ的には必要だよね。こういう役回り。でも、描き方。

一ノ瀬3尉

一ノ瀬、3尉だけに悪事を3つ白状する。なんでなのかな?1つならずも3つも自覚する嫌がらせをしておいて、離婚成立したら謝るとか意味分からん。偶然とはいえ自衛隊の父に取り入るという作戦に出て、更に場を考えずに告白するとか、この人、徹底してイカレてる。しかし、一ノ瀬を演じる田辺桃子氏が『ゆるキャン』の大垣千明部長も演じているとは信じられない。まるで別人。ただし、漢気があってイカレテイルという点では共通するものがあるか…

一ノ瀬は、紘一の実家に、多種大量の煮物を持って押しかけ、"簡単な"手料理に飢えている紘一の父の胃袋をぐっと掴む。ついでに紘一まで「おいしいです」とか口もぐもぐさせながら言ってる。当然、紘一父も「うまい」とか言ってる。だめだなこの親子。何故一ノ瀬がここに来たのか頭を使って考えもせず、胃袋で思考してる。この構図、士官が兵をいいように扱っている姿に見えてしまう。もしそうならば、一ノ瀬と紘一のやりとりは風刺なのかもしれない。

そもそも煮物を作り過ぎた…ってどういうこと?一人暮らしだとして4人分作っても冷蔵庫に入れて何回かに分けて食べるだろ?普通。それプラス作り過ぎたってこと?一体何人分作ったんだ一ノ瀬?そもそもレシピサイト見ても、普通は2人前や4人前の分量が書いてあるので、大量に作るには、大量に作る意思を持ってしないとできない。一ノ瀬の言う「作り過ぎた」って…家族のご飯作るのに、毎度作り過ぎてたら、そんなひとに台所を預けられないからね。

青山

とにかく咲が青山に謝っている。謝ってきた一ノ瀬とは、形式的には逆の展開にみえる。実質的には咲が謝ってるのは社交辞令みたいな言葉だけなので、実質的には謝ったわけではないが。しかしこの二人、社交辞令を交わしながらも、青山の方は確実に咲を手元に取り返そうとしていて、少しずつ間合いを詰めている。一ノ瀬と違いイカレていないだけに対処が難しい。

二人への接し方

ラストは微妙なのだが、咲は青山の攻撃を辛うじてあしらっている感じがする。しかし紘一の方は、胃袋はがっちり掴まれてしまっている。この人とこの人の父は、この点はほんとダメだ。美味しいです!じゃないだろ…と言いたいのだが、美味しいです!は、ドラマ的には言ってはいけない言葉だが、現実的に考えると、すでに離婚しているし、料理が苦手な咲との結婚で、食の好みの違う相手と暮らすのは大変と知ったので、本能的に好みの味である煮物に対し「美味しいです」と言えたのかもしれない。その点で、一ノ瀬は意外にも、正統な交際の手順を踏んでいるのかもしれない。お試しで色々な手料理を食べられるなら、いきなり紘一にとって未知の麺が出てこない安心感を得ることができよう。

離婚届

不備はなかったのか…となると誰と誰が証人になったのだろう。ドラマだから飛ばすのも分かるが、しかし誰が承認になったのか気になる。身近な人たちは、この第7話で知って大騒ぎしているわけなので。咲と紘一それぞれの家族、仕事関係ではないとすると…誰?公式の相関図見ると、それっぽい役を担えそうなのは、咲の元いたファッション誌編集長だけなんだけれどそんなわけないだろうし。ここはドラマだからとするしかないね。

一ノ瀬と咲の相似形

咲は紘一と離婚した。その意味で、一ノ瀬が紘一と2人で食事をしようと店に入ってくることは問題ない。しかし、咲が、都内から出て水戸にある紘一の通う店に紘一の来そうな時間帯にいるのはダメだ。少なくとも紘一と来た時は、その店をディスっていたのだから。このシーン、咲が紘一のことを忘れられない切ないシーンと言えるが、見方を変えれば、離婚したのに元夫に付き纏う元妻であり、このシーンだけ切り取れば、もともと紘一と食事する予定で店に来ている一ノ瀬さんかわいそうってなる。何かこれまでの一ノ瀬の行動が、今の咲の行動に被って見えるのは気のせいだろうか、それとも演出?

辛い時ほど大丈夫と言う

2021春ドラマが今週これを言うの何度目なのだろう。テレビ業界挙げてのそういうキャンペーン中なのか?

イチケイのカラス

恋はDeepに

クリーニングを持参する咲

わざわざこれを届けに?

紘一の父が言うのはその通り。都内から水戸まで持参とはおかしすぎる。それでも、紘一が帰るまで待つかと言われたら待たない選択。何で送らずに持参したのか。そして2人で行った食堂で咲と紘一は再会する。こんな運命の人演出あるのか?

夫婦の顔

夫婦は顔が似てくると言うが、第7話ラストでの電車のシーン。陸橋の紘一の顔と電車の中の咲の顔が…似ているとしか言えない。

タクシー代45,020円

そんなにお金をかけて会えるか会えないか分からない紘一に会いにくるのか、水無月は。わざわざ咲は俺がもらうと宣言するために。水無月は、次回予告で、咲に、

あんたが誰とも付き合っていなければ俺と付き合え

と言っている。これ、水無月の真面目さが出ている。ちゃんと紘一に仁義を切ってから咲に告白しているし、なにより「誰とも付き合っていなければ」と咲の意思を尊重している。命令口調ではあるのに、逆に咲の反応を気にしながら発言しているように思える。なんというか、恋愛小説家だけに察してる感じ。水無月は、咲を恋愛対象ではなくて母親として見ていると考えれば、そうなるのも理解できる。3歳児が母親が見てくれているのをしっかり確かめた上でいたずらするみたいな、そんなイメージを水無月の言動からは受ける。水無月は、咲に母親を見ているだけではなく、紘一も含めて家族を見ているのではないのかな?

咲の母を騙したフリー編集者

立川誠実というらしい。誠実とは…

とはいえ、毎回50万円ずつ引き出しているところを見ると、2千万円引き出すには40日かかる。しかも預金が全部引き出されているということだから、これは口座取引の異常な振る舞いであり、今時の銀行なら、全部引き出されるまでに銀行は察知し、本人に通知があるだろう。

あと、咲の母はもう一つ隠し事あるんだよね…それも含めた2件の問題、どうやってクローズさせるのだろ。

一ノ瀬の階級

一ノ瀬の階級が3尉であり、一等空曹の紘一より上という設定は、これまで全く意味がなかったが、今回、紘一実家に押しかけた際、紘一父が一ノ瀬の階級を聞いた途端、態度を変えており、初めてこの設定が活かされた。紘一父の最終階級より上なんだろうね、今の一ノ瀬は。そして、恐らく紘一の最終階級よりも今の一ノ瀬の階級は上だろう。これからも昇進するだろうし。その意味で、仮に一ノ瀬と紘一が結婚した場合、妻は夫を支えるとか言っていた一ノ瀬がすんなり仕事を辞めるのかという問題が生じる。そうなったら、階級と家訓の板挟みになって紘一父は混乱するだろうなぁ(期待!)

雨がないのに傘をさす青山

雨降ってないのに傘さして咲を待ってる青山。単に何らかの理由で水の演出ができなかっただけかもしれないが、逆に意図的であるとしてその意図を考える。これ、傘は何かから守るためのものの例えと考えると、青山は、傘をささない咲に傘をさしてあげるために待っていた、つまり何かから先を守るために立っていた形になっている。しかし実際は雨は降っていない。咲に害を与えるものから守るフリをして立っていたと考えられる。雨は降っていないのだから直ぐに傘を放り投げて咲を抱きしめる。つまり咲を守るフリをして咲を自らの手の中に入れようとしたということ。青山もダメだ。

結局、胃袋

一ノ瀬の煮物攻撃で、紘一も紘一父も撃破されたところを見ると、結局は、このドラマの中では、結婚生活で一番大切なのは、食生活の一致が一番と言うことなのかもしれない。思い出してみれば、朝食のパンかご飯かや、大盛りの話、外食といっても定食屋、タイ風焼きそばにソースかけてしまう等、食生活に対しては、共通点がなかった。しかし、一ノ瀬は煮物一発で紘一から「おいしいです!」を引き出している。そういうことなのかもしれない。ただ、咲は歩み寄ろうとしており、水無月に食べられてしまったが、最後の晩餐にチューリップの鳥カラを作っていた。

もう、君の夫じゃないのにな

ちゃんと今回もラスト近くで言ってくれましたよ。この手のセリフ。でも音楽なし!