Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【緊急取調室】第3話 真壁自覚なく翻弄される回


何か滅茶苦茶な展開だった。真壁が途中、自分自身が暴走していることを自覚しながら、さらに暴走していってしまっているようにしか見えないの流石に痛い。それなのに最後、偶然の情報を得て何かいい話みたいになっていくのもうストーリーについていけない。真壁は情報に翻弄されて無茶やった回ということ?

最初の記者溺死シーン

①記者が酔っ払って河原を歩く

②躓いて川に落下

③その横を鑑識が2人歩いて行く

④記者の水死体が敷物の上に置かれている

この間10秒。②と③の間では、まだ川に落ちた波紋が広がっている中、鑑識は歩いている。しかしドラマ世界の実際の時間は、②と③の間には相応の時間がかかっているはずである。それを無視して波紋の残る中、鑑識が歩いてくる流れ、芸術的。これには、川に落ちるシーンはスタントの方が演じているのだろう。しかしそれと感じさせない上手い表現で入れ替わり、記者は何事もないように横たわる。

タイトルマッチ前に挑発する真壁

スパーリングするなどと言うだけでも言語道断なのに、真壁は実際リングの上に上がってしまう。それだけでなく、試合前日の計量前に取り調べのリクエストまでする。もう無茶苦茶。

対戦相手の現チャンピオン

器じゃなさすぎて困る。しかもこの器が小さすぎる方が現チャンピオン設定なのだからもう何と言うか。八百長はどっちかと言う話。こちらも掘り下げればストーリーに厚みが増しただろうが、1回に話が収まらなかっただろうし、真壁の話でのミスリードも難しくなるだろうから、現チャンピオンについての描写がミニマムすぎるのは仕方がないのだろう。

殴ったことを隠すためでなく殴らないためのテーピング

これ、キントリの面々が先入観で行動していたことの象徴。今回は、キントリは全面的に負け。

整理すると…真壁は無罪の男を取り調べし続けたと言うこと

試合前の大事な時期に、殺人について全く無罪の挑戦者を2度も警察署まで来させて、精神的に揺さぶりをかけて自白させようとしている。殺人について無罪の相手にこれやっちゃった。結果としてタイトルマッチは無くなったから良いものの、今回はキントリの負の部分が描かれたとも言える。