Golden Time

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【ナイト・ドクター】第6話 『TOKYO MER』との共存


既視感ある感じ。『TOKYO MER』の喜多見なら…みたいに思いながら観てしまうの何か変な感じ。同じ2021年夏ドラマというのが罪作り。痛快ドラマである『TOKYO MER』では、弦巻比奈が急な救命救急の仕事に戸惑っていたが、第6話で完全に独り立ちした。そしてそれよりはシリアスに寄せている『ナイトドクター』でも、内科医の深澤が環境に対応できず戸惑いながらも、やはり第6話で一皮むける。物語も半分超えると、皆が戦力になっていないとダメだからね。しかしこの、どれでも同じみたいなの、やはり既視感につながってしまう。進行にパターンが見えるの何とかならないのかな。

第5話までのおさらいから入る

3分以上と、おさらいが長い。オリンピックによる中断の影響がここに凝縮されたか。

副業がバレる朝倉

オフの時間の副業は内緒でできるのか、ちょっと意外。しかし自分だけでなく指導医の本郷まで巻き込まれ、責任問題にまで発展する始末。

副業の理由が、経験を積むことで、しかも働き方改革により経験を積む機会が減ったからというの、主人公としてなかなかダーティな感じで良い。本院の会長まで出てきて大騒ぎになるが、本郷が逆手に取ってとりあえず切り抜ける。

自分を追い込む深澤

こっちも限界。こっちは精神的に。性格からという点で、朝倉と共通するが、深澤は精神的に自分を追い込むタイプ、朝倉は肉体的に追い込むタイプ。その意味でよくある体育系、文化系の対比みたいになっている。

カッコ良いこと言う深澤だが…

深澤は朝倉相手にまだ全快していないから休めとカッコ良くタンカ切るが、言ったそばから現実が。浅倉のいない現場に立ってみて深澤は茫然とする。勢いでカッコ良いことは言えても、現実を前に手が止まるの、よく分かる。

話があるからとアポ無しで寮の部屋の前に来る朝倉

うん、おかしいわ、このキャラ。謝るのは良いが、時と場所を全く弁えないのどうかしてる。やはりこのキャラは常識的なことが大きく欠落していて行動が読めない。

この朝倉のキャラは、どのような意味を持つのだろうか。恋人と別れたこともさほど引きずっていないし、何というか、感情や思いやることに欠けているような気がする。目の前の興味関心を満たすことのみ追いかけるというような。成瀬が隠そうとした封筒を成瀬を騙してまでも奪い取って見たり、今回の深澤の家に押しかけたり、行動があまりに怖い。

浅倉が気づいたこと

高岡も桜庭も深澤も、そして成瀬も現場経験だけではなく、知識面でのレベルアップを行なっていることに気づいた浅倉。経験を積むだけが医師として必要なことではないことに気付いたようだ。

すれ違う朝倉たちの価値観

…これからこの辺りを攻めてくるらしい。これまでもそう言う路線で来ていたから、掘り下げられるのは大歓迎!一人のスーパードクターに周りが感化され、同じ方向を向くタイプの『TOKYO MER』と真逆の、それぞれが弱いところのある成長途中の研修医が、周りと価値観の相違をぶつけながら認め合って折り合いつけて成長していくタイプの『ナイト・ドクター』2つが同じ時期のドラマであったことは、良いことだったのかもしれない。