Golden Time

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【推しの王子様】第5話 勝手に告白する女と立ち聞きする男2人


ラブコメらしくなったといえばそうだが、結構普通な四角関係になってて、もっと意外性欲しくなった。泉美、航の両方に恋のライバル的なの配置する必要なかった気がする。特に倫久が野獣化しそうなの見ると何か違う気がする。

ただ、男側のもう一人、航が「好き」が分からないとかいう超絶キャラなので、倫久がガッツリ恋愛モードで来ないとストーリーの骨格がフニャフニャになってしまうのかもしれない。

推しの王子様 クリアファイル

全然気にしなくていいから、返事が欲しいわけじゃないし、私が言いたかっただけだから

好きだと言った後の発言だから、言われた方は気にする。気にしないわけがない。言った杏奈ではなく、言われた航と、当事者ではない泉美が気にしちゃってるの、ありがちな気がする。杏奈みたいな人間が恋愛絡みで周りにいたらと考えるだけで怖い。

ただ、ドラマ的に見ると、航に対し、年齢の若い杏奈がガンガン言葉にして攻めていく一方、年長の泉美は、自らの気持ちについて何も口に出さないが、家に住まわせたりデートに行ったり、そもそも仕事を与えたりと、ある意味お金に物を合わせて囲っている形になっている。この違いは結構面白い対比を生んでいると思う。

好きについて語ると風呂上がりみたいな顔になる

航のこのたとえ、客観的かつ具体的、かつ内面を表していない点で、好きの気持ちが分からない航の"らしさ"が出ている感じがする。よく分からないけれど。

これ、"のぼせる"という意味で風呂と恋愛で共通するので的確な表現。のぼせるという語を知った上での表現なら、泉美の教養教育は成功と言える。

だんだん教えることの難易度が上がっている

こう言う泉美に対し、倫久は、

それはさ、彼がそれだけ成長したってことだよ

と答えている。マナーも教養も初めはなかったのに、皆と一緒にちゃんと仕事しているが、好きと言う気持ちが何かを教えることが難しいという文脈での会話。うーん、好きな気持ちは、本能的な要素もあるので、学ぶものであるマナーや教養を教えるのとは、違うことに気づいてない。教えようとすること自体が無理な気がする。そして、好きと言う気持ちを教えようと本気で思っているところに泉美の傲慢さが出ている気がする。そしてこれが第5話ラストに繋がるとも言える。

ラブマイペガサスをやれ

「好き」を知らない航に乙女ゲーム勧めても「好き」を学べるのかなと言う疑問がある。女性向けゲームじゃん…いや、そういうことより、航はケント様の3次元体なのだがら、自分を攻略するゲームをやることになっておかしいじゃん。勧めるなら、ギャルゲーだろうに。こういうところ泉美もおかしい。

オフはかなり無防備な泉美

同居しているとはいえ他人なのだが。日曜日の朝に起き抜けのすっぴん髪ボサボサ姿で顔を合わせるところまで泉美と航の関係は来ていると考えるべきか。恋愛感情に基づかない同居でここまで来ると、それはもはや家族。泉美の中で航は恋愛を通り越して家族になっているのか?いや、そんなことはない。家に連れてきてからずっと泉美は航のことを意識している。ではなぜそこまで無防備なのだろう。

好きという気持ち

八景島島シーパラダイスデートで航は気づいたのか?学習早いな。さすがマナーと教養を身につけ職場に溶け込んだだけある。しかし、そうであれば有栖川も報われる。でもねぇ、その直後にアレだ、アレがあって航の心はズタズタにされる。

立ち聞きの連鎖

泉美が航とデートしたことを航と有栖川との会話を立ち聞きして知った倫久。このドラマ史上、一番怖い顔していた。その倫久が泉美と航を対象にした賭けについて話しているところを立ち聞きして知った航。もうね、立ち聞き多すぎだよ。あと、男たち、立ち聞きした後の行動が動物的。もう少し落ち着いても良いと思うが。野生的とはちょっと違う、動物的なんだよね。

骨を抜かれた有栖川

ああ、前の航にツンツンしてた有栖川には戻れないのだよね。もう骨抜きなんだよ、彼。これは悲しいわ。