容体が悪化しているのに、医師も看護師もおらず、駆けつけもせず、心停止しても異常を知らせるアラームもなく、同僚2人が見守るしかない病院がある世界のお話。石川は病院側から見捨てられていたということか?変すぎる。
二度あることは三度ある
刑事ものだからしかたないのかもしれないが、今週は3夜連続の"最終回近くなると主人公に近い人間が倒れるエピソード"を観せられている。もうね、『推しの王子様』『#家族募集します』に続いて3夜連続こんなの観せられるの、いい加減制作側は考えて欲しい。最終回近くなったら、主要人物を生命の危機に陥らせてドラマを盛り上げようという発想の異常さを。まあ、誰も死なせないと救命救急で死者ゼロを続ける医師を主人公にしていながら、主人公の妹を爆殺してしまう『TOKYO MER』の人命に対する考えの異常さよりはマシだけれど。しかし人命を使った視聴率稼ぎはやはり異常。
治療放棄されていた石川
輸血中というくらい重体なのに、医師も看護師もいないベッドの上でただ寝かされている。心停止しても機器は緊急を知らせず静か。これ、要は治療放棄されていたことにならないか?病院も久遠とグルなの?樋口も緊急事態に陥っているのに医者を呼びもしない。どういうことなのだ?おかしすぎる。これ、実は石川は生きてて、白塗りを騙すための芝居じゃないのか?そうでなければシナリオ酷過ぎる。
ただ、白塗りは医師で、この病院にも出入りしているようなので、石川生存隠蔽説は取り得る。あと、あの状態でも重藤雄二が生きていたのだから、その状態の石川透が生きていてもこのドラマ上、何の違和感もない。
死顔をわざわざ捜査一課の面々にお披露目してるのは、警察内の内通者に石川は死んだと信じ込ませるための儀式と考えれば納得できる。少なくとも内通者の片桐は騙せているだろうし、敵を欺くにはまず味方からだから。
捜査一課片桐
前回に引き続き片桐はECUに口撃を仕掛ける。しかし今回は、恋人だったのに重藤からが連絡なかったのかと橘に詰め寄っていたら、ECU側から、片桐の上司捜査一課長の方には兄なのに連絡がなかったのかと逆襲される。片桐とはこんな役。橘が重藤と駐車場で銃を構えあった際に何故撃たなかったと詰め寄ってもいる。プチ嫌われ役にしては徹底して繰り返されていて、片桐演じる中川大輔氏、おいしい役を得てる。しかも、ラストではドラマ上、とんでもない重責を担っていたことが分かる。いいぞ!片桐!…やってることは最悪だけど!
重藤と2度対峙する橘の不思議
なんで1人で重藤に2度も遭っちゃうかな。確かにバディ制度は緊急司令室にはないだろうけれど、それは外で捜査しないからでしょ?外に出るならせめて誰かと行ってよと言いたい。というより、司令室室長なのに何で制服着てそんなに一人で外を出歩いているのか分からない。重藤に対する捜査のあたりでは樋口が全く消えてしまっているのも中々面白い。白塗りの捜査で手一杯ということかな。