患者に寄り添う外科医と一匹オオカミで腕は確かな外科医。この2人が組めば最高のフリーランスの外科医になれそうなのに…原は病院所属に戻るのね。
フリーランスの2人目の外科医
先週はフリーランスの看護師で、今度は2人目のフリーランスの外科医ときたか。またかよ…当のフリーランスの外科医である原先生に新鮮味がないから余計に二番煎じ感あるが、この原先生回、一筋縄ではいかない中々な展開だった。
麻雀でチョンボした原
その少し後に原が眼科の検査を受けているシーンが映る。ちゃんと見ることができなくて牌を見誤ったということ。つまり眼科検査と麻雀チョンボは、患者の病状見落としのダブルフラグということ。その直後には、病状が悪く手術できる状態ではないことを自分が見落としていたと原は患者に謝る。鈴木浩介氏が演じる原は、役柄として美味しすぎる。
優しい嘘が患者を苦しめる
生きたいと正面から願う患者に優しい嘘は、逆に苦しめることになる。だから大門のところに中国の御曹司弥六はやって来る。この経緯を経て、原が成長する。視覚障害は心因性だったとか原先生役、本当に美味しすぎる。今回は原の復帰祝いご祝儀回。次回から原はいつもの安定したポジションに戻るのだろう。
それにしても、優しい嘘は患者を苦しめる…これ、難しい問題だと思う。しかし、現実のみを見せられたら耐えられないこともあると思うから。だから優しいけれど嘘はつけない原先生を悪者にしなかった展開はそれ自体優しい。
挙動不審な神原
ラストで神原が不穏な動きをしているし、大門も神原を不審の目で見ていることから、このシリーズの最終回に向け、神原と大門の対立が描かれることになるのかもしれない。しかし、このコンビが本当に対立し別れることになったら、何と言うかドラマのアイデンティティが崩壊する気がするのだが。
あと、神原と大門が対立した場合、フリーランスの麻酔科医城之内はどうするのだろう。この人も飄々と生きているから何しでかすか分からない。