物語のクライマックスに向け、関係者が集まってきた。ただし、ミスリードするエピソードやモノが多すぎて、渡辺親子殺人事件の犯人の候補者を視聴者のためにリストアップして整理した段階にこの第8話はとどまる。
オープニング
これまでキーパーソンのモノローグから始まっていたが、この第8話ではスピーディーにまとめられた前回おさらいから始まる。これまでと違う異質感と、落ち着いた語りのモノローグとは対比的な緊迫感あるおさらい。ドラマが最終章に入っていくということか。
後藤専務と母梓
最近出てこなかった梨央の母梓が後藤絡みで出てきた。梓は後藤と繋がっているのか否かが気になるようになっている。かなり繋がっているようだがもう一押し足りない。しかし兄正信も入ってくる。怪しい人たち集合し始めた。ただし、これはあくまで寄付金不正の話であり、少なくとも渡辺息子の殺人事件とはこの段階では繋がらない。
スーツケース
前回は橘殺しの犯人と思わせるツールだった後藤のスーツケース。今回は会社の不正隠しの資料を詰めていた。あの思わせぶりな後藤のスーツケース運搬、中身は何だったのだろう。梓登場と合わせ、制作は次々簡単に謎を作ってくる。
風変わりな恋の告白
大輝:先のこと考えたい相手は、他におらんで!
梨央:私もおらん
これが「好きです付き合ってください」「私も好きです」になるの良い。
風変わりな家族の告白
なぜ優しくするのかと梨央が問うと、加瀬が家族であろうとしているからと答える。これも愛の告白。
後藤の周りの血とPC破壊
橘殺し関連かとミスリードするために後藤はことあるごとに鼻血出してたのだろうな。あと、大輝と桑田がうどん屋か蕎麦屋で橘のPCが見つからないと言っているシーンに、後藤がPCを破壊しているシーンが重ねられているが、これ、不正の証拠が入っているPCを破壊したとも考えられる。こうなると後藤は不正を行ってはいるが、橘殺しは関係ないのかも。これで橘殺しも後藤だとしたら、なんだかストーリー軽い感じになるから。
日が昇るまでの追いかけっこ
真夜中に別荘から逃げ出し後藤と加瀬の追いかけっこがスタート、加瀬が追いつくの日の出後。どんだけ長い間走ってたんだ。大輝は駅伝選手だけれど、このドラマの登場人物は長距離が得意な人多いんだな。不思議な世界観。
昨日記憶が飛んだ
優はこのセリフをさりげなく言っているが、これ、何かに繋がる可能性あり。優、何したんだよ。
笑顔の姉弟
大学病院での治験開始における過度の笑顔。こういう場面を入れてくるということは、その後の嫌な展開に繋がるのは明らか。笑顔が大きければ大きいほど、その後の展開が嫌な展開であるほど、そのギャップが大きくなりドラマ的には美味しい。束の間の笑顔ということ。
藤井
大輝:何でおるんや お前
藤井:先輩、誰と電話しとったんですか
ほんと、何でおるんや?しかし、どちらも質問してるの面白い。どっちが先に答えるのだろうと思ったり。
特注の5本のペン
渡辺父の持っていたペンは、梓、梨央、政信、後藤、加瀬しか持っていないと。あらら、ドラマが収束してきましたよ。まさかこうやって渡辺父殺しの犯人が絞られてくるとは思わなかった。ポイントは、5本と言っているが、それは自己申告であること。実は6本以上作っていたのであれば、仮に1本梓が無くしていても、梓はもう1本を見せることで、無くしたことを誤魔化せる。