Golden Time

時はお金で買えません

【カムカムエヴリバディ】第7週 1948-1951


クリスマスと言えばサンタ。算太が岡山の街にやってきた。

episode 031 (12月13日)

いきなりの算太

クリスマスに算太がやって来ました

このナレーションのために算太は算太という名前になったのだから、ここは最大の見せ場。

安子言うこと多すぎ…なのは仕方ない。なぜなら家族が亡くなった終戦からで考えても3年もいなかったのだから、そもそも言うことが多い。

人の悪い雪衣さん

お客様が来とられます

ドラマだから仕方ないけれど、こういう場合、相手の名前を聞くだろうから、お兄様が還って来たと言うはずなのだが。せめて橘算太様が来たと言うはず。視聴者も一緒にお客様って誰だろうとなるから良いのだけれど。これは雪衣さんを責められない。

戦地のシーン

コメディ風ともう1つはメルヘン風とそれほどシリアスなテイストはないが、カムカムで戦地が描かれることは初めてだったし、そもそも安子がいない場所の描写は初めて。

千吉に兵役を労われる真面目な口調の算太

悔いのないように生きろ、それが金太の願いだと言う千吉。千吉らしい言葉である。しかしこれでは算太は癒されない。

本心を美都里に看破される軽いノリの算太

深い悲しみの淵にいるから逆に算太が軽いノリになっていることを、千吉も安子も、戦争に行っていた勇も見破れなかった。しかし美都里は、見破った。自身の背景も踏まえた凄く良い役目を担っている。

生きとるだけでええんじゃわ

美都里のこのセリフ、響く。

美都里の優しさ

千吉に労われても心を閉じていた算太が、美都里の抱きしめで心を解放した流れは良かった。その間に算太が雪衣をからかうシーンが有るのも良い。千吉も戦地に行った勇さえも見抜けなかった算太の本心を稔の件では取り乱した美都里が見抜いた。美都里だからできたこと。

ダンスの仕事を探すのかと聞かれ、もうその必要はないと言う算太

一番見せたい父母が亡くなっているので、ダンスはもうやらないと言ったのか。最初に聞いた時は分からなかった。美都里に抱きしめられていた時に気づいた。

ローズウッドとの関係

まだまだ続きそうだが、しかし今回はあっさり別れた。

進駐軍についてのるいへの説明

稔が雉真の製品をアメリカと取引したいという言葉と英語を勉強していたことを絡ませて話すのか。なるほど。戦争で負けたことを言わないの上手い。るいが美都里から聞かされた英語の歌は稔を殺した国の歌という言葉と対となって、るいへの刷り込みを溶かす効果があるはず。

episode 032 (12月14日)

算太覚醒回なのか?

『たちばな』のおはぎ

安子のおはぎを食べ、味を受け継いだと算太は言う。算太は菓子作りの修行は全く真面目にやらなかったが、舌は確かな描写があったので、これは『たちばな』復興するね。

算太が寝起きしている部屋は、金太が終戦直後同じく寝起きした部屋かな。金太も算太も雉真家で、心に負った戦争の何かを祓うことができたということに運命的なものを感じる。算太は金太の戦後の人生をやり直しというか引き継いでいるように見える。

野球チームを作ろうと言う勇

話にならないと言う千吉。しかし1950年からガチャマン景気始まるからね。金の卵の働き手を惹きつけるには、野球部は良い制度だと思う。時代は千吉から勇の代になったということか。千吉も野球部を認めたようだし、やはりよくできた人物。

一個のおはぎ

美都里とるいと2人で分けて食べることの意味は何だろう。2個持って方も良さそうなのに。個数はともかく、おはぎを食べて悲しい顔になるというのは、『たちばな』の想定外のはず。しかしこれは、良い悲しい顔。他のお菓子でも他のおはぎでもない『たちばな』のおはぎだからこその悲しい顔であるから。

あっさり美都里が逝く

あっさり過ぎ。しかしこれで、日中の家の中でるいのことを気にかけるのは、雪衣だけになる。さりげなくではあるが、これは何か起きる前触れに見えなくもない。

少年!

さりげなく、いや、しっかりと『ディッパーマウスブルース』のテーブルに、あの密入国少年がいた。これはまだお披露目なのだろう。しばらくしたらトランペッターか何かとしてデビューして人気者になるのかな。

しかしそれでも、金太の最期を看取ったおはぎの少年と、『あかにし』の吉右衛門の消息は描かれず。このまま描かずに終わるのかな。それも戦後と言えばそうなのかな。

おはぎのクリスマスプレゼント

以前、ローズウッドが安子に渡したクリスマスプレゼントのお返し的に、翌年?翌々年?のクリスマスの日におはぎをローズウッドに渡す。何というか二人の間の収支もついたということかな。と言ってもクリスマスにローズウッドがオフィスに招き入れた時以降は、何の描写もなかったが。

episode 033 (12月15日)

今日は全体的に連続テレビ小説というよりドロドロドラマのプロローグみたいな感じだった…が、安子パートはもうあまり時間ないはず。今日の回だけ浮いてしまうのかな。こういうドロドロは要らないんだけど。

えっ…「カムカム英語」最終回?

安子の困り顔。安子だけでなく、観ているこっちも困り顔になる。ドラマタイトルのカムカムなのにという感じ。逆張りしてくるなぁ。

『たちばな』を営む算太

どこで営業してるの?元の敷地は、戦後のドサクサで不動産屋に取られてしまったはずであるし。未だきぬちゃんの家の軒先ということか?しかも算太は普通の服で呼び込みしているだけ。

私立雛丘小学校入学

もはやお金には一切困っていないどころか、学校とガッチリ制服の契約して、そこに通わせるとか入学前からるいは学内の有名人になってるということじゃん。そんな雉真家で未だにおはぎの商売をする安子の考えていることは何か。

来た、ナイロン!朝鮮特需!…なのに

ガチャマン景気が来た!のに未だ不安のある顔をする千吉。跡継ぎのこと。そこで安子と結婚することを勧める千吉。これを安いドラマのように立ち聞きする雪衣がちゃんと声をひそめている。やめてこの展開。これは連続テレビ小説だぞ!しかも、千吉からは安子には言わないとか言っている。ドロドロするじゃん。しかしこれは『連続テレビ小説』そこまでは行かないよね?

進駐軍

雉真繊維のところに進駐軍のチームから野球の試合の申し込みがあり、ディッパーマウスブルースでは進駐軍が去り元の喫茶店に戻る。勇の作戦勝ちということ。そして…ローズウッドが再登場する。今回は短い時間なのに進駐軍ネタ3連発。

ローズウッド再登場

やはり退場していなかったか。重要人物ぽかったのに、エピソードがあっさりしすぎていたから。これからローズウッドと勇の安子争奪戦が始まるのか?うーん、ローズウッドには稔の面影があるし、大阪に異動になってたまに岡山にも来るという点まで稔にそっくりなのがね。

episode 034 (12月16日)

安子の周りの人間がそれぞれの思惑で動いて、今後の火種になりそうなことをサラッといくつも投入してきた回。ローズウッドの岡山再訪、算太の独立、雪衣の失敗、千吉がるいを医者にみせる。どれも火種としか見えない。

ローズウッドなんで岡山で英語教えるの?

大阪勤務なのに何故岡山で英語教えるの?ローズウッド、策士だ。もたつく勇を横目に確信犯じゃないか。冷静さを欠き戦争に突入した日本と、的確な状況判断で勝ったアメリカの構図が、勇とローズウッドの関係にも現れているようにも見える。

雪衣を映画デートに誘う算太

中々なキャラだな算太。雪衣の気持ちを分かった上でやってるの何というか風格を感じる。

やっちゃった雪衣

一番聞かれてはいけない人に聞かれた。ある意味、千吉が勇に安子と結婚しろと言ったのを盗み聞きした報いが、今度は勇が盗み書きすることで帰ってきた形。思いあまったとは言え、浅はかな行為。ただ、雪衣は、算太や安子には強く出ても良いという感覚があったからの行動であるはず。今の感覚では分からないが、未亡人、居候は、お手伝いより下という感覚が当時は正しかったのかもしれない。

今日の千吉

るいの傷跡を大阪の医者に見せている。名医なのだろう。一人になると思い悩むような表情をしていたので、傷を消すのは難しいのかもしれない。いずれにせよ、結果的に安子がおはぎを売る口実を消すことになる行動をとっている。ただ、安子は既におはぎ売りの先の英語教材作りに傾いているので、安子の方が「上手」。

雪衣の何が悪かったのか

雪衣は勇の逆鱗に触れてしまったが、なぜ雪衣は算太に対し短絡的すぎる言葉を吐いたのだろうか。ドロドロした展開になるかと思いきや、あっさり雪衣が敗北したのは意外にも思えるが、結果的に安子と雪衣の生き方の違いが見えてきた。

雪衣の価値観は女性のあるべき姿は良妻賢母だろう。一方の安子は学ぶ喜び、新しいことにチャレンジすることに喜びを見出し、それを妨げるものは排除する姿勢を持っている。るいの額の傷跡を消すための治療費は自分の手で稼ぎたいと言いながら、今度は英語教材作成にワクワクの隠せない姿と、結局は千吉が傷を気にして対応しようとしている描写からは、るいの傷さえ自分のやりたいことに利用しているのではと思わせる。

これは雪衣には許せないだろう。雪衣の出自が分からないが、戦争で没落したのか、戦前から裕福でなかったかはともかく、良妻賢母の教育しか受けていなかったと思われる。適性語と言われながらも学ぼうとしていた安子とは違う。

だからと言って安子が正しく雪衣が間違っているとは言えない。安子は自分の学びを優先するあまりるいの教育が疎かになっている。おはぎを売るために、貧しいわけでもないのにるいに一人でカムカム英語を聞かせていたのはその典型的描写である。親である安子を尊重して、千吉が何も言わないのほんとに大人物である。働く必要がないのに子育てより自分のやりたいことを優先する姿は、良妻賢母の内の母視点では失格である。そんな中、さらに安子が勇の妻になろうとしている。内助の功の概念の無さそうな安子に雉真の妻が務まるはずがないということだろう。

こう考えると、雪衣は勇のことを慕ってはいるだろうが、自分が勇の妻になろうという気持ちはなく、ただ、勇のことを考えると安子との結婚は、雪衣の価値観からは無いというだけなのではないか。その意味で、勇ではなく雉真のことを思っての行為とも言える。

しかし単純な勇はそれには気づかない。あたかも雪衣が思慮不足かのような言葉を言い放ち、土下座までさせている。これは勇の人間観察力のなさが露呈したということ。算太の方が分かっている。

この一件を千吉が知ったら、千吉はどう出るだろうか。考えるに、勇自身は、相手に学びの機会を与える稔と違って、妻にどちらかと言うと夫唱婦随を求めるタイプである。これは雪衣に対する態度から見ても分かるし、子供時代の勇の安子への接し方を見ても分かる。つまり、安子が勇との結婚を受けず、雪衣の考えを知ったら、雪衣の逆転の可能性は無くはない。

いずれにせよ、一向に独り立ちする気のなさそうな算太と、好きなことしかしない安子が、雪衣の目には雉真家の疫病神に見えたとしても否定できないだろう。千吉と勇は、生活に余裕があることと、稔との関係性を踏まえているので安子の好きにさせているが、雪衣も雉真家に来るまでに色々あったであろう。それを踏まえれば、なおのこと雪衣が算太と安子を疫病神扱いすることに説得力ある。

あんたに義姉さんの何がわかるんじゃ!

勇、甘いよ。るいをおはぎの販売に連れて行くなと言った千吉に分かることが勇には分からない。千吉は優しすぎるが故に、安子を追い出すこともせずにいるが、安子の行動には、雉真の名に傷をつけることになり得ると苦々しく思ってはいるはず。おはぎは安子の人生だからと許したが、ローズウッドとの英語教室には、千吉の堪忍袋の許容量が試されるはず。これは噂話、つまり雉真の跡取りだった息子の未亡人が敵国だった進駐軍の男と仲良くしているというゴシップになり得るものだから。勇、気づけよ。

勇は、少年時代から上の立場でものを考えるので、二者の関係なしか考えられない。つまり、相手との関係においては、実は自分と相手以外の目も可にしなければならないということが分かっていない。野球であれば、試合相手、恋愛であれば、好きな人、もしくは恋のライバル。勇は、そういった二者の関係でものを見るので、ある意味雉真家の中では第三者的な立場の雪衣が出てくると、対応が分からず、「何がわかるんじゃ!」になってしまう。何も分かっていないのは稔なのに。雉真繊維が傾くとしたら、ここだな。

教育の視点

自ら学びたい、チャレンジしたいという人間はいうの時代にもいる。安子はこれ。稔に自転車な乗り方も英語を学ぶことも教えられ、次第に稔のことを横に置いて英語を学びたいと思い、次に物のない中おはぎを工夫して作り、販路を拡大し、岡山に戻っても、店がなくなっていてもきぬちゃんの家の店先を借りてでも商売をしたい。そして今度は英語教材作成。次から次へとやりたいことは膨らむ。これは稔が学ぶことを教えたから。小学校時代は菓子屋は貧しいと言い、親の財力をバックに友達に「たちばな」のおはぎを奢るという力を見せつけ、甲子園に行けたら告白するといった、自分が安子に何かをするということしかできなかった勇とではこうはならない。ただ見守り、必要な時に手を差し伸べることが安子には必要だから。今の勇ならそれが分かっている可能性はあるが、雪衣への対応を見ると稔には劣ると思える。勇には安子を妻とすることは無理であるし、本人も分かっているのではないか。

episode 035 (12月17日)

ファーストネーム呼び捨ては、まずい展開

名前呼びはまずいよ。これはまずい。日本はアンフレンドリーとか言ってるが、ロバート分かっててやってないか?ほんとまずい。これ、2人だけなら良いが、街中や教室の中でも他の人がいたらダメだ。

謝る勇

分かってるのか勇。雪衣に頭を下げている。雪衣の土下座に対してちゃんと対応している。

おいしゅうなれ

これまで何パターンも撮ってきたのが生きている。これまでのことも思い出されるし、安子が味を引き継いでいるということも分かる。連続ドラマならではの良いシーン。

進駐軍との野球の試合

何で勇は、試合直前に安子との結婚を勧められる話を思い出してるんだ?試合中には稔との安子をめぐる話も思い出しているし。相変わらず、野球と安子をつなげて考えている。何というか、甲子園を決めたら告白するみたいなやつまたやってる。しかし、その時の安子はロバートと楽しくやってる。何という残酷な描写。勇が野球と恋愛を重ねて考えるのは負けフラグ。

それにしてもあからさまなロバートと安子の楽しそうな描写。るいがそこにいるのに、いないかのように笑顔で向き合って共同作業している。これを勇の野球シーンと交互に見せるのほんと残酷な脚本。ただ、安子は立派で頼もしい夫が欲しいのではなく、自分の成長をしたい人だから、勇とロバートでは明らかに勇の分が悪い。

あさイチゲスト

安子が来てる!しかし、このタイミングはちょっと興醒め。余韻に浸りたいところ。