Golden Time

時はお金で買えません

【アバランチ】第10話 最終回 打本鉄治は二度死ぬ


何というか、率直な感想は、「最終回で一気に物足りなさが湧いてきた」というもの。なんで最終回の結末のクオリティが、それまでの回の品質と相対的に低いと感じたのか。多分、悪役である大山の怖さが消えて退場してすぐ終わりではなく、後日譚が「だらだら」続いたように見えたからだろう。空気感が変わった後の話はアバランチっぽさがないから。

藤田生存の真相はどうなのか

藤田は偶然生き残ったということか?よく分からなかった。それとも藤田は事情を分かった上で任務として死ぬことを選んだと言うことなのか?

二度と俺の前に現れるな

羽生を撃った際、二度と俺の前に現れるなと藤田は言うが、これはおかしい。藤田が生きていることさえ知らなかった羽生なのに二人が顔を合わせているのは、言うまでもなく藤田が表に出てきたから。だから「二度と俺の前に現れるな」は違う。「もう会いに来ないからな、ごめんね」が正しい。

自首しか道がない

自首しか道がないとか山守が言ってるが、こういう時、絶対自首しないのがドラマ。「試合に勝ったら告白するんだ〜」の逆パターン。案の定アバランチの面々は誰も自首しない。様式美。

極東リサーチ(の一部)対アバランチ(の一部)

意外とピュアな極東だったということが分かった。メデタシメデタシ…というわけでもない。

またね

牧原が羽生に言った「またね」とは。またがない時のセリフなのだが…

敗北を認めた時の顔つきが変わった大山

何というか演出がすごいのか、大山を演じる渡部篤郎氏がすごいのか。とにかく顔つきが変わった。というより別人レベルになっていた。

しかしこれまで裏の裏まで手を打ってきた極東リサーチと組んだ大山が、何で降参しちゃうのだろう。もう一枚も二枚も裏があるでしょ…あ、最終回だから切り上げないといけないのか。2022年冬ドラマ始まっちゃうからね。

何かあっさり退場する大山

あまりにあっさり退場するために、10話を通じたドラマ全体として考えると、最後の最後で竜頭蛇尾感が強くなった。何か抵抗するなりしてほしい。最終回だけを見ても、最後の10分は、蛇足感というか、時間余ってお茶を濁しているのかなと感じるほど緊迫感がなかった。それが日常が戻ったということと言ってしまえばその通りだが、それはちょっと違うと思う。

羽生さんがいません!

看護師さんの手を煩わせてはいけない。失踪は、するにしても、傷を癒して退院してから実行してほしい。なお、羽生だけでなく藤田も行方がわからないと。全く人騒がせな人たち。同じ穴のムジナだわこの人たち。

羽生は何者でもない。私たちと同じ

これは、「アンパンマンは君さ」みたいな意味だろうが、あんな行動できる人間はそうそういない。確かに「私たち」をアバランチメンバーと考えれば「私たちと同じ」と言えるが、この文脈では、「私たち」は、もっと普遍的に「普通の人間」という意味で使われているので、「私たちと同じ」というセリフはさすがに違和感ある。山守は良いことを言っているようで、さっぱり分からないことを言っているだけ。これはアバランチを口先だけで率いてきた山守らしい発言とも言える。

打本は二度死ぬ

打本は、本当に亡くなったのか。え?復活あると思ったのに。藤田が復活したから、二人はないということか。逆に二人とも復活しましたでも良かったのに。しかもアバランチメンバーにいなかったかのように、最終回では、打本に関する言及、描写もほぼ無い。こんなだったら打本は大山側スパイだった方が良かったくらいに思ってしまう。打本は、第8話で爆破事件絡みで死に、最終回でアバランチメンバーから忘れ去られることで二度目の死を迎えたという感じ。

ラストシーン

羽生が車に乗ってどこかに行くシーン。何の意味があるの?どちらかと言うと、「羽生さんがいません!」と看護師さんが慌ててたその顛末を知りたかった。行方不明になるならちゃんと怪我を癒した後でも良いのに何故入院中に逃走するのかさっぱりわからないから。その理由を説明して欲しいのに、車中でタバコ吸いながらドライブシーンで終わりなんて消化不良。