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【ムチャブリ! わたしが社長になるなんて】第3話 恋や結婚と仕事の両立問題をコメディで消費すること


恋や結婚と仕事の両立、充実した人生。しかしこういうことをこのドラマで扱うの、ちょっと無理あるような…軽いコメディネタとして消費するにはヘビィなテーマだから。いや、逆に恋や結婚と仕事の両立は、ヘビィなテーマだけれど、多くの人が直面する一般的なテーマだから、コメディネタとして消費して良いのか。

鼻で笑う演技

今回に限らないが、このドラマ、鼻で笑うことを意図的に多用しているが、この表現は生理的に受け付けない。たとえこれを志尊淳氏や神保悟志氏が演じたとしても。表情でも表現できるし、もっと軽い感じにもできるだろう。この演出を好む人もいるのだろうから仕方ないけれど。

高校時代に憧れた加賀美に同窓会で再会

こういう登場人物は要注意だよな…ドラマでは。しかし現実世界で同窓会の劇的出会いというか再会が自分の身にあったら、雛子以上に舞い上がりそう。客観視できるドラマより、主観しかないリアルの方が虚構的になる気がする。ただこの加賀美は、性格にかなり難ありだが、人を騙すような悪人ではなかったのは救い。社長という肩書きの人間にやってくる詐欺師的タイプかと思ったから。しかしコメディでそこまでする必要ないので、極端に自己中心的人物なだけでしたというのは1〜2話で切り上げる恋人候補キャラとしては許容範囲。かなり極端ではあったけれど。まあ、加賀美としては、カリスマの浅海社長と話が出来て良かったねということだね。

雛子を客観的に見ている大牙

意外な気がするが大牙は本質的には切れ者なので、雛子を客観的かつ冷静に見ており、雛子の言動を見ていれば体調も含め色々分かってしまうのだろう。鼻を鳴らす癖が無ければ他は目をつぶることができるんだけどなぁ…その一点で生理的に受け入れられないの残念すぎる。

大牙働きすぎ

スイーツコンテストの試作に付き合って深夜まで働いているし、雛子を助けに来るだけでなく、日付は変わっていないが夜遅く、雛子が一度目覚めるまで看病してるし、翌日はスイーツコンテスト会場にいるし。いつ休んでいるんだ?大牙仕事しすぎ。楽しそうでもないのに…いや、楽しいのか?

結果はすぐに伝えるからと言いながらすぐ伝えない大牙

前夜、入院している雛子にスイーツコンテストの結果はすぐに伝えるから会場に来ないで休めとか言いながら、結果出てもすぐ伝えてなくて、授賞式も終わり会場から出てくる。これは大牙が意地悪しているというより、病院を抜け出して駆けつける雛子に直接教えるという演出上の狙いなのだろうけれど、雛子が来ることは知らないはずというか、大牙自身が雛子に来るなと言っていたのだから、結果が分かったらすぐに伝えろと言いたい。ただ、第一話の頃より大大牙の雛子に対する態度が変わってきている印象はある。

ベラベラ自分のプライベートを大牙に話す雛子

こう言うのドラマだなと思う。現実にプライベートな話を同じ会社の人に放送話さない。おまけにその後、大牙のプライベートを聞こうとして、雛子はセクハラと言われる。そこに至るまでが、最近のドラマの典型的お約束。

後輩女子に攻められているようで、実際は逆に攻めたい大牙

雛子には仕事でガシガシ攻めてくる大牙が、後輩女子が近づいてくると、ちょっとタジタジなの良い。普段強気の大牙の弱点というか何というか。主人公を取り巻くキャラの別の一面を描くの脚本に余裕がある感じで好み。これは展開が気になる。

仕事とプライベート

業務時間外にコンテスト用のスイーツ開発をするというのは、ちゃんと残業扱いなのだろうね。そういう点は気になる。自己啓発と言われるのかな。その場合、店の道具や材料を使ったことはどうなるのかな。まさか残業代出るのではなく、店に払うとか?詳しくないからよく分からない。

今や大繁盛のお店

ドラマの展開のためとはいえ、開店初日に客が全く来なかった店が大繁盛となってるの違和感と言いたいが、これがコメディ。しかも、店の看板となるスイーツもできて、チェーン展開も見えてきたという雛子のセリフに説得力もある。単なるドラマの展開なだけだけれど。

過労で倒れる雛子

40度近い熱で病院へ。過労で40度…2022年冬ドラマで、ためらわず急に高熱が出て倒れる話を出してくるの思い切り良いなとは思う。オミクロンの話は全くないことにされているのは逆に怖くもある。

恋は温泉みたいなもの

このセリフは言い得ているのだが、雛子が人に恋できない設定というのは、そこに行くの?という気はする。単純にこれから恋して行く前段を意味するだけのセリフなのだろうが、同じ2022年冬ドラマに『恋せぬふたり』というのがあるから、恋できない設定を扱うのは、微妙に感じてしまう。