Golden Time

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【逃亡医F】第3話 「待つ」と「待たされる」の違い


スピード感。これまでを考えると、前半は非常にゆっくりとしたペース。後半の結婚式のシーン以降では少しスピードが上がったが、それでもなんというかゆっくり感が出ていた。警察官が周りを取り囲むとか、相変わらず道具も満足にないところで1人で手術を始めるとか緊迫感出して良さそうなのに、あまりピリッとしたシーンもなく終わった。これまではコメディタッチであったが、今回はそれも控えめ。なんというか、日常系ドラマという感じだった。結婚式や脳腫瘍手術、捕物も有ったのに盛り上がりをあまり感じずに日常系。これは実験的ドラマなのかもしれない。茶化しているわけではなく本気でそう思い始めている。

美香子が持参したまかないは2個

美香子は藤木と一緒に食べようと思っていたということか、だから2個なのか?それに藤木が気づいて…ないだと?2食分だと思ったのか?それとも気づかないふり?読み取り能力が低くて分からない。

味覚が戻らないなら怖くて手術は受けられないと言う香川

ちょっとこの論理はおかしい。味覚聴覚だけでなく他も悪化すると言われていて、放っておいても良くならない。治療して失敗しても悪化するというようなことは言っていなかった。香川は手術しても良いことはないと言っているが、悪化しないのであれば、論理的に考えると、受ける価値があると思うのだが。

リハビリ

美香子の左腕。リハビリとかしなくて良いのだろうか。藤木も事務的にしか美香子に接していないみたいだし、大丈夫だろうか。藤木は終わった手術の患者は気にしないタイプの医者なのか?大丈夫か?

手術に麻酔はなし

これ、どうやったのだろう。描写がないけれどなんらかの対応はしているはず。消毒は洋酒でというのも、わかるようで分からない。ウイスキーかブランデーのようで、アルコール以外にも色々入っていそうだが、大丈夫なのだろうか。

手術便利グッズ

これまでの氷の顕微鏡や石油ポンプの様な手術便利グッズか今回はなかった!ネタ切れ?いや、そういうグッズを出すことで、これは奇想天外なドラマですよというサインを出してくれないと、手術シーンを真面目に観てしまうことになる。そうなったらダメでしょ、このドラマ。粗ばかり目立つことになるから。そのためにも手術便利グッズは必要だったのに…、あ、今回はストーリーも手各シーンの描写もかなり地味めだったが、消毒にアルコール度数の高い洋酒を使ったと言うのが便利グッズだったのかな。そうだとすると便利グッズも、今回のトーンに合わせてちゃんと地味だったということか。

待つのも待たされるのも苦手だな

都波のこのセリフ。「待つ」と「待たされる」は、同じようで微妙に違うこと言っている。自分の意思で「待つ」のか相手の意思で「待たされる」のかということか。しかし第三者から見た行為は同じ。都波の言葉に対するこのこだわりは、学者であることの証かな…と言いたいが、「待つのも待たされるのも嫌い」というような感じで使うのは、常套句的になっている気もする。そして、自分の意思で「待つ」のも苦手というのであれば、結局、言い換える必要もない。そう考えると、都波は、逆に言葉に無頓着で、こだわりのあまりない人と考えても良いことになる。よく分からないな。

控えめなギャグ成分

今回はこれまでに比べ、本当にギャグ成分少なく感じたが、「若い頃のスピルバーグみたいな格好」が、それかな。控えめすぎる。

途中で挟まれた「F」の文字

これ、サブリミナル的なやつか?それにしては無意識に訴えるのではなく、見てて露骨に分かるように入っていた。しかも、単なる香川の発言を振り返るだけのシーンで。意味はあるのだろうが、何をしたかったのか現時点では不明。