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【恋せぬふたり】第4話 カズくんというコミュニケーションおばけ


カズくんというキャラを使って、咲子と高橋の関係を掘り下げていく回。ポイントが同じ会話を繰り返しており、少し食傷気味になるが、これは狙った演出なのだろう。

あくまでパロディで来る記憶喪失ネタ

主人公かその周辺の人物が事故や病気になるパターン。月9『ミステリと言う勿れ』、月10『ドクターホワイト』とフジの月曜ドラマで記憶喪失ネタが続き、この『恋せぬふたり』も記憶喪失ネタが来たら、月曜日3ドラマ連続で記憶喪失ネタになるなと思ったら、さすがNHK、記憶喪失はガセネタだった。『恋せぬふたり』おそるべし。事故も全く深刻なものではなかった。事故ネタで1週間視聴者をハラハラ待たせたということには変わりないが、ネタとして昇華しているし、これはカズくんを同居人に加えるためのものなので、ストーリーに行き詰まったドラマの常套手段としての事故とは少し違う。

カズくん

カズくんのコミュニケーション能力は万能だ。なぜなら、引かないから。しかし、これは高橋と咲子に対しては万能というだけのこと。高橋と咲子は、完全な拒絶をしない。だから引かないでずっと攻めていくというコミュニケーションの取り方が成り立つ。しかし逆に拒絶するタイプの人間にこの行動をとると、完全なる破滅に向かうと思う。しかし、カズくんはそういう人にこれまでの人生で会って来なかったということなのかな。会ったらこんな行動は取れない。もしくは相手を見てコミュニケーション方法を変えているのかもしれない。

ロールキャベツ

カズくん、咲子が好きなことを覚えていたから作るのは良いが、これ、料理始めての人間が作るには難しいというか大変でしょ。チャチャっと作れるものではない。しかしカズくんは自分でやってみることにより料理の大変さも理解したようだし、本人も満足しているようだから良い。

まあ俺 基本できる男だからな〜。

とカズくんは自分で言うが、ダテではないかもしれない。言葉遣いや押し付け気味の言動という点では全くダメだが。