なんと言うか無茶苦茶なと言うだけでは表せない、結論ありきで後からエピソードをくっ付けていった感ある第4話…第4話に限っていないか。とにかく、ストーリーがムチャブリ。これは異次元過ぎるビジネスラブコメだ。
配っていたボールペンを2本取ってくる、大牙の気になる人、柚
1人1本の配布が前提のはずの配布物を2本取ってくる柚。これは何を意味するのだろう。柚の優しさを表すのだろうか…いや違う、単に後のストーリー展開の小道具に使いたいがためにボールペンを2本取らせただけだ。ストーリーありきで性格関係ないのだ。
挙げ句の果てには、このボールペンがきっかけで、柚と野上フーズの御曹司が出会うなんて展開は、ムチャブリ過ぎる。
雛子の恋心発動
…したっぽいのだけれど、一瞬だった。またバタバタで終わっちゃう。
チェーン店5店舗同時オープン
この話、結局第4話で進捗なかった。何というかストーリー展開が、ムチャブリ。
ムチャブリ…
浅見から安請け合いした仕事を、雛子が丸投げするだけ。雛子が一番ムチャブリする人間だったということは、第4話になるのに何も変わらない。恋愛ルートもようやく開き始めたばかりで、誰が本命で誰が当て馬かの予測材料の提示も少ない。全てが遅い。どういう結末になるのだろう。
知る人ぞ知る伝説のワイン
そんな話を仕事を離れて今は主婦をやっている親友の知美から聞く雛子。知美はワインの名前を覚えていないと言いながら、ネットで雛子が適当に検索したら、それそれ!となるの上手く行きすぎ。というより、伝説のワインを知るきっかけが、試飲会等のガチなやつではなく、親友からのふわっとした情報からだったというの、ちょっと酷い。
新しくワイン使ってないのは誤算
ワイナリーの女主人と会って初めて、こんなこと大牙は言うが、ネットで調べれば分かるだろうに。ワインを卸してもらおうとワイナリー訪れるのに相手のこと全く調べずに出向いているのなら、雛子のことを行きあたりばっかりと責められないよ。電車の中で、鮭弁が良いとかコーヒーが良いとか言ってる場合じゃないのだよ。そもそも今の価格も知らないなんて大牙準備しなさすぎ。
絶対契約取りたいの→情に訴える作戦
何か仕事のために無茶苦茶な芝居をするの観ていて辛い。大牙はビジネスメリットの話をするが、それはもう過去に何十人もやってるはず。
大牙は、ワイナリーの女主人を評して、
あの人 俺らのこと おちょくってんすかね?
と言うが、そうじゃない。逆だ。既に1本85000円になっているワインを1900円で買うために"情に訴える作戦"や過去何回も聞かされたであろう話をまたやってる方が、よほどおちょくっていることになると思わないのかな。
ぶどうの世話
ワインはもう作っていないのに、なぜぶどうを世話をするのだろうか…つまり、お察しということか。その後の展開のためなのね。手入れしていなかったら、次の年から再開することできないからね。ストーリーありきの登場人物の行動という感じがしてしまうのだよなぁ。
ワイン卸しの専属契約
そもそも、今回のワイン騒動の始まりは、ワインを卸してもらっていた湾岸物産からの取引停止の電話が原因。しかし、専属契約を持ちかけられたから、他社との取引は停止するというの、湾岸物産のビジネスとしてリスク高くないのかな。
舌打ち
やはり今回も多用されている。大牙だけでなく雛子もやってるし、シェフ古賀もやってる。これが売りなのよく分からない。そういうニーズはあるのだろうなとは思わなくもないが、生理的に受け付けない人より好きな人の方が圧倒的に多いのかな。
大牙の性格
(デートで)今これ言ったら気分悪くなっちゃうかなとか、嫌われちゃうかなとか、そういうの考えると何話したらいいか分かんないんですよ。
なんて言ってる。それなのに、雛子には嫌われても良いからなんでも話せると言ってる。そんなことどうでも良くて、雛子に舌打ちまでしちゃう性格がダメなんだよと言いたい。
水に濡れると文字が浮かび上がるワインラベルのトリック
良かったね、そういう逆転の仕掛けがあって。それで契約取れるのか。うーん、春乃さんも知らなかったのか…この加工。そんなわけないでしょ。過去に飲んだ人から何か言われているはずだろうから。それとも、これまで誰も気づかなかったのか?元々1900円で売っていたワインなのに。
結局、トリッキーな仕掛けがなければ契約は取れない…と。
ワイン…訪れた時にはぶどうの樹に葉はなし。はて、雛子がワイナリーを訪れたのは、急に湾岸物産からの取引を止められたからだった。今の在庫がなくなった後、これから実をつけるぶどうから作るワインは、いつ頃店に出せるのかな?雛子も大牙もメデタシメデタシと思って引き上げてきてるんじゃないよ、どうするの?在庫なくなったら。
ラストの大牙のセリフ
かなり雛子をディスっているが、これ、視聴者が思っているだろうことを先回りして言ってる自虐的シナリオなのではないか…と思わせるほどに、展開がご都合主義を通り越して異次元の域に入っている。