Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【カムカムエヴリバディ】第15週 1976-1983


るいは英語再開?ひなたは初挑戦!…な感じでのスタートだったが、結局、英語は添え物で終わった感じ。るいが積極的に英語学習に関わる感じでもなかったし。3世代が同じものに興味を持つ訳では無いだろうし、そもそも世代間で20年程度ずつ離れていれば、時代も含めた環境も変わる。

episode 068 (2月7日)

新聞のラジオ欄を確認するるいを見て思ったこと

今は取る人が少なくなっている新聞。当時の大月家では取っている。どこの家も取っていたのだろうな、夕刊も含め。

15×6

るいに聞かれ、ひなたは90と答えていた。ひなた掛算の暗算できるのか。10枚で1回引ける補助券100枚で引ける福引の回数を100回とか言っていたのに。まあ、割算は掛算より難しいけどね。それにしても、片方が2桁の掛算は、100÷10より難度が高いと思うが。

ひなたを早朝に起こすジョー

ラジオ英会話を聞かせる為に、英語出席カードを作り、ひなたを起こすことまでするジョー。子育てというか、ひなたに真っ直ぐ向き合っていることが分かって良い。カードのデザインにジョーらしさが出ていたし、そもそもジョー自身が早起きなのが良い。

ラジオ英会話用カードを作る発想

これ、カードの謎の絵面に目を奪われて本質を見失いそうになるが、ジョーが行ったのは英会話を聞くことの動機付け。単に英語を学びたいという欲求だけだと、睡眠欲求に負けてしまう可能性が高いが、もう1つ、スタンプを集めたいという欲求を足してあげることで、英語学習の動機付けをしている。ラジオ体操からヒントを得たのだろうが、ジョーは子育てのセンスが良い。恐らくるいにこれは思いつかない。子育てに関しては、るいとジョーは役割のはっきりした良い両親。ラジオ体操とラジオ英会話という、どちらも規則正しくラジオから流れる番組という共通点がまた良い。

おゆみ

安達祐実氏の役名。俳優の名前引用パターンか。『カムカム』あるある…は良いけれど、何でこのシーン入っているのか。るいが書店でラジオ英会話のテキスト探して、その本棚の続きから時代劇セットになって、黍之丞がおゆみに礼を言うシーンの意味…せっかく安達祐実氏を起用したから、ギャラの分、色々撮影したということかな?それとも、わざわざおゆみにフォーカスを当てているということから、今後につながる布石かな。現時点では不明。

筆記体が書けるるい

え?るい英語書けるのか?と思ったが、高校中退だった。基本的なというか、ローマ字は分かっているのだな。なにか安子と別れてから最後は止まっていると思ってた。ジョーは読めなかったのは何故か不明。定一のおかげで義務教育を受けていたと思ったが…戦後のドサクサに少年期を過ごしていたのだから、受けていても程度の問題なのかもしれない。

ビリー再登場!

ビリー再登場!というか、そもそも白人の血をひくあの少年の名前が判明しただけで、大ニュースだわ。しかし苗字が分からないところがまた一癖ある。

『回転焼 大月』にビリーが来訪したことにより、ひなたが英語を学びたくなった理由をるいが察するのは、ドラマ的には良い流れなのだが、その後の展開を期待する一方、なんというか、詰まらなさを感じる。ビリーが安子絡みの人物ではない方を期待する。『カムカム』では奇跡の出会いが多すぎるから、ちょっと奇跡の出会いは食傷気味。

ひなたの妄想をこなしてしまう小夜子

ビリーに初めて会った時、ひなたは、うちの回転焼きを食べましょうと誘うことを妄想していた。これを、小夜子は現実にやって、ビリーをひなたの家に連れてくる。何という展開。小夜子は、ひなたにビリーを再会させ、結果的に名前も教えてくれたという意味で、ひなたにとって嬉しい存在だが、ひなたが望んだ展開をやられたという意味では、ひなたにとって悲しくさせる存在。今のところコンプレックスにはなってはいなさそうだが…。

サラッと小夜子の回転焼代を払うビリー

ジェントルマン!…しかし、ビリーは子供なのだから、それができるのは、親のお金のおかげだよ。

るいがラジオ英会話で勉強していたことあるのかとわざわざ聞くジョー

これ、何の意味があるシーンなのだろう。ジョーとるいの間で少しだけギクシャクした感じがするのだが。単にるいが良い家の子供だったことをなんとなく知ったということなのか、他にあるのか…そもそも互いの岡山時代のことをどこまで話しているのだろう。

英語学習のきっかけ

安子は稔のこともあって自分から、るいは安子の影響で、ひなたはビリーのことがあり自分から。英語学習のきっかけが、るいは安子と似ていて好きな人との繋がりを得たいために学ぶというのが、原点回帰感がある。今は学ぶ気があるのか無いのか分からない状況だが、もう少し進むと安子的になるかもしれない。安子の血が流れているわけであるし。

episode 069 (2月8日)

ラジオ英会話の学習は1週間続いた。継続は力なりだが、1週間しか続かなかったか…

アメリカ

地球儀で日本の位置はわかるが、アメリカの位置はわからないジョー。ジョーとルイにとって特別なアメリカではあるが、その程度の認識。ジョーもるいもアメリカへの憧憬は青春時代の思い出、諦めになっている感じがする。

赤いランドセルと黄色い布バッグ

どうもクラスで小夜子だけが赤いランドセル。英語も学んでいるし、こういうところに家の裕福さが表現されている。それとも転校生か?

地球儀

ひなたの家に普通に地球儀があるのすごい気がする。

8時だョ!全員集合、サザエさん、世界名作劇場

土曜日は『8時だョ!全員集合』を観て、日曜日は『サザエさん』に『世界名作劇場』、そして翌日起きられずというの、曜日を丁寧に追いかけ過ぎ。『カムカム』攻めてくるなぁ。

母をたずねて三千里のエンディング歌詞

いまかあさんを おこしてるんだ

こんな歌詞を、なんのためらいもなくるいは歌っている。るいの中での安子に対する心の中の葛藤は大分消化されているということかな。

ガラスの仮面

え?雑誌名は『花とおとめ』ともじっているのに、漫画タイトルはそのままなのか?基準がよく分からないな。セリフに入れるときは実名なのかな?

突然の訪問で再動機付けされたのか?それとも…

ビリーから家に来てくれたのに、何も対応できないひなた。これを機に再度英語学習のモチベーション高まったかな?どうなのだろう。もう小学校時代終わっちゃうんだけど…高校時代のひなたの英語力はどうなるの?

安子が初めて英語をロバートに実践活用したのは、英語がかなり上達した後。学び始めたばかりのひなたには気の毒。英語を生かすチャンスはこれからなのに、ひなたにとってはビリーと会話できなかったことは痛みと共に記憶されるのだろう。

それはそうと、ビリー、帰国か。ビリーのパパは、ロバートの面影はないが…しかし歳を取れば変わるから、ひょっとしたらと思いたいが、それにしてもロバートだとしたら変わりすぎ。ビリーが血縁者という線はなさそうだな。

ひなたが英語で言いたかったこと

『うちに来ませんか?』なので、仮に言えたとしても、ビリーは「???」になるな。ひなたの家は別にあるのか?ってなるから。

episode 070 (2月9日)

一念発起して英語学習に邁進するか?

今回は、ひなたは継続的英語学習の重要性を悟ったと言うより、何かを成すには1日ではできないことを理解した。これは多くの大人にとっても同じなのだが、るいはそのような説明ではなく、今は暗闇にいるがきっと輝く時が来ると諭す。なんというか、るいの人生観が滲み出た諭し方である。

ジョーが怒鳴った

ジョーが怒鳴った。クララが立った並に、ちょっと感動。これまで一度も怒った姿を見せていなかったのに、ひなたに対し怒鳴った。

しかも怒ったこと自体は後悔していないが、家を飛び出したひなたのことは心配している心情が、ソワソワしながら家の前の道に出ていたことからわかる。ひなたの気配を感じて急に家の中に戻り、新聞を読んでいるフリまでするの、ジョーの子育ての上手さが表れている。

お母ちゃん見参!

父母の役割分担が本当に上手い家族。普段は小言を言うるいとそれを宥めながらひなたを諭すジョーの役割を、本当に重大なことが起きたと判断したときには、瞬時に役割交代するこの連携プレー。共に親に恵まれていなかったるいとジョーなのになのか、だからこそなのか、何というか完璧な両親。ひなたは幸せ者だから、ちゃんと育っている。

河原に迎えに来た時にるいは最初、「ひなた。帰ろ」としか言わない。その後も寄り添い「何があったん?お母ちゃん聞いてもええ?」と答えたいか否かもあくまでひなたに任せている。しかしひなたはそれをきっかけに、自分の継続性のなさ、計画性のなさを話し始める。この歳でちゃんと気づいたのは、ひなたが偉いのではなく、るいとジョーの育て方がやっぱい偉いと言える。

『回転焼 大月』に客が戻っている!

…だけではなく、モモケンまで店に来た!だけでなく、産気づいたるいを車で病院まで送るというサプライズまで。モモケーン!

モモケンの出し方上手い。違和感ない。付き人が買いに来るのではとは思ったが、この程度はありそう。

ところで、売上気にしていた話はどうなったのか?『およげ!たいやきくん』の曲がひと段落したから…だけで説明して良いのだろうか?安子の時も含め『カムカム』では事業が簡単に成功するように見える。そんなに甘い商売なのか…あんこ扱うだけに。

ひとまず100個!

すぐ焼きますと言って良い数なのかな。これ、その後につながる大口受注のチャンスだったんだけど、結局、出産で渡せなかっただろうし、しばらく休業となったりして有耶無耶になったのではないか。ただ、これでモモケンとのつながりが出来たのであれば、問題ないか。

episode 071 (2月10日)

桃太郎

新品の野球のユニフォーム着てる。前回は、生まれる気配だけだったのに、もう小学校入学前が描かれる。子供の成長は速い!

ところで、桃太郎の名前の由来だが、まあ、モモケンの車で病院に運ばれて誕生したからということだろうが、ドラマネタ的には、この1976年に『桃太郎侍』が始まったからというのもあるのだろう。

謎の葉っぱ

ひなた(高校生)の部屋。時代劇グッズが多々あるし、るいによるとまた増えているらしい。極め付けは、カラーボックスに貼られた謎の葉っぱ、何?こういうの知識ないと分からないから困る。

ドラマ考察するジョー

この時代にネットあったらジョーも楽しく考察したり読んだりしたのだろうな

親子

最初のお茶会は、京都で何をするか決めていないるいとお茶の家を継ぐことを決めた一子の2人だけ。今回はその2人に、高校卒業後何をするか決めていないひなたと卒業後すぐにお茶の家を継ぐ気はない一恵が加わる。親子二代の非常に綺麗な対比となっている。

一恵の進学に反対する一子

これはジョーやるいだけでなく、視聴者も「どの口が言うてるんや」ってなる。

マヤと亜弓さんどうなった?

7年前と変わらない会話…これ、だから第69話で雑誌名は『花とおとめ』と実在雑誌名とは変えてきているのに、『ガラスの仮面』と実名をを出していたのか。このセリフ、ひなたにずっと言い続けて欲しい。できれば最終回のラストシーンで言って欲しいくらい。世の中には変わるものと変わらないものがある(笑)

小夜子

小学生のころと変わらない。これは同じ人の成長前、成長後にしか見えない。

進学について考えていないひなた

結局、河原で泣いて改心したはずなのに、ギリギリまで何もしない性格は変わっていない。三つ子の魂百までと言うことね。

電車内で正座して回転焼を食べるるい

何で『おしん』に影響受けているの?『おしん』は時代劇ではないよ?

『大阪で生まれた女』(1979)の替え歌

ひなたが生まれたのは京都だけれど、両親は大阪に縁がある…縁があるだけで、ジョーは不明ながらるいは大阪生まれではない。とにかく安子も含め大阪で生まれた女ではない。しかし大阪は、稔が下宿した街、安子が戦後向かった街だけでなくるいとジョーが出会った街でもあり、『カムカム』としては重要な街なので、これはナイス選曲。

『花とおとめ』裏表紙広告

『キャンディ・キャンディ』グッズが載っているような…ちょっと年が合わないか。いがらし ゆみこ氏の別作品かな。

モモケンポスター

ひなた小4の時のモモケン本人来店以来、7年近く経ってもまだ貼ってある。ひなたの部屋ではなく店先から見えるところに貼ってあるのが良いんだよなぁ。もうこれ20年モノじゃないのか?素晴らしい。色が劣化していないようなのがちょっと不思議だが、それだけ大切にしていたと言うことか…普通に貼ってあるように見えるが。

るいのジーンズ

ひなたが小4の時にるいがジーンズを履いているシーンがあった(河原で第二子がお腹にいることをひなたに伝えたシーン等)。このときは真っ青なジーンズだった。今回、ひなた高3になる春にるいが履いていたのは色が抜けたジーンズを履いていた(起きてこないひなたを起こすシーン)。裾を折った同じ履き方をしているが、これ、同じジーンズを今も履いているということなのか?それとも、ウォッシュジーンズなのか?裾の感じから見ると別なジーンズにも見えるが、こういうところに時の流れを表しているのかもしれない。しかし、さすがにそれでは物持ち良すぎか…。ケミカルウォッシュジーンズが出る前の話だが、そっちは、そのうちひなたが履くのではないかな?

episode 072 (2月11日)

攻めてくる男

言いたい放題の男。ひなたの心の声も正しく感じる。るいのことが好きなのかな。そうならひなたの言うようにやってることは小さい子供の所業。最初からジェントルマンの稔、宇宙人のジョー、そしてこの小さい子供の所業の男がひなたの相手か。

この男、「回転焼。新しいの焼いて」と言う。2話前の第70話で飛び出した小4のひなたが戻ってきた時、るいが「新しいの焼くから3人で食べよ」と言っている。この2つの"新しいの焼く"エピソードには何か関連があるかもしれない。第70話では3人だった家族が、桃太郎が生まれ今は4人になり、そしてこの男が家族に加わるという暗示かな?この男は1個だけ頼んだが、これ、孤独を表してそう。

朝食にパン

100年の物語とは、即ち時代も変わるということ。遂に朝食に食パンが出てきた。

回転焼100円

ひなたが小4の時は60円だった。その前は…覚えていない。

高校の教室

壁に「狭き門をこじ開けろ!」と書いてある。この高校、大学受験が主なのかな。一恵、小夜子、ひなたが同じ高校というのがちょっと分からないけれど。一恵はともかく、小夜子は学力高そうだから、違う高校になっているイメージ。

具体的な出来事が起きて初めて、先のことを悲観して泣く

これは2回目。英語が口から出なくて泣き、今回は、回転焼屋の娘なのにうまく焼けないと泣く。しかし、英語が続けられなかったことだけでは泣かなかったし、進路について考えていなかったというだけでは泣かない。具体的に何かが出来ないとなったら泣くが、抽象的に出来ていないことに気づいているだけでは泣かない。これは、ひなたがというより、子供が、いや、大人を含めて多くの人がそうなのではないか。『カムカム』では、そういうことを描いていると考えるべきなのかな。

チャレンジする時は、英語学習も回転焼の試し焼きもノリノリなのだが、挫折すると泣く…これをひなたは繰り返す。繰り返すのだが、安子は挫折して泣くことはなかったし…、るいはこの手のことでそもそも挫折していない。なぜか。安子は幸運もあるが、常に目標を持って生きていくタイプの人間であったし、時代的にも環境的にも前に進むしか無かった。るいは夢を持つということをしない人だったから。夢は持たないが、自分で生きていくという意志はあり、自分の意思で高校を中退し家を出ている。ひなたは、サザエさん的な人生を歩みたいと言っている。また高校3年という進路を決めなければならなくなって初めて自分の将来を考えようとしており、安子やるいとは生きることへの考え方がまた違う。ある意味バブル前夜の幸せな時代の少女と言える。

BGMがジャズ的なものではなくなっている?

ひなたに合わせて、時代劇的なBGMになったのか…と思ったが、ラストではジャズだった。