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【逃亡医F】第8話 人格が変わるわ、怪我の治癒も早過ぎる登場人物達


物語が佳境に入ったからか、拓郎と長谷川のキャラが大きく変わった感じ。拓郎はマイルドに、長谷川は、急に殺人を犯したかと思いきや、思い詰めるキャラに…こちらは戻ったという感じか。あと、沢井の怪我がなかったものになってるのも、流石におかしい。いや、沢井だけでなく拓郎も藤木さえも怪我をしていたはずなのだが。このドラマ、スピーディに見えるが、各話で何年とかの月日が流れているのかと言いたいくらい、傷が治るの早い。

急に物分かりの良い頼れる人になった拓郎

突然の変化すぎてあまり合理性がない。この人は、初登場から今も、話を進める役とともに話を止める役も担ってきた。拓郎がいなければ、かなりシンプルというか、平坦なストーリーになっていたという意味で、アクセントをつけるキャラとなってはいる。しかし、クライマックスに向かって話を大きく動かすために、完全に良い兄貴になってしまうのは違う。初めの頃の、藤木を追いかけ回し、川で殴り溺死させる寸前まで暴行を働いていたのはなんだったのか。

弱々しい長谷川

ちゃんとした犯罪者かと思いきや、長谷川は弱い人間だった。妻の病気の話も含め、とってつけた感じはするが、1クールの連続ドラマなのだから仕方ない。

片野坂監督ガンバ大阪監督

「豆乃坂書店」の「まめのさか」との単に言葉のゴロだけでカメオ出演してるの、強引すぎて、遊びが過ぎるように思えたが…

「都波さんと合わせて」

藤木が「都波さんと合わせて」を「都波さんと会わせて」と間違えていたことを気づく。このダブルミーニングなことに気づくことと、「豆乃坂」と「片野坂」のゴロ合わせとが、言葉遊びということで、関係持っているのかな。

沢井の腕は完治

完治過ぎる。もはや普通に生活している。陰でリハビリしたのだろうなぁ…って、いつリハビリしたんだ?ストーリーとして邪魔になることは、不合理であっても切り捨てていくスタイルは、そもそも天才外科医と言って、手術室外でオペしていくという根幹からして奇想天外なドラマなのだから、気にならない。

遺骨の入った骨袋

わざわざ、藤木、拓郎、沢井の話し合いの際に、写り込ませていたのは、今回ラストで妙子が生きていることを藤木に明かすことを逆に示唆していたということか。

腹膜偽粘液腫だけなら経験者に任せれば良い、赤ちゃんも救うなら天才に任せれば良い

拓郎の言うように確かに頼もしい。頼もし過ぎる。しかし手術をする環境が必要という制約はある。これまで易々とその場で手術していたが、やはり難度が高過ぎると無理か…当然のことだが。しかし、日本で数名しかオペしたことのある医者がいなくて、妊婦での事例は長谷川も知らないという手術を、結局、やってのけてしまうのは、「逃亡医F」ならではである、悪い意味で。

久しぶりの先輩呼び

ちょっとオオッてなったけれど、考えてみればリアリティはなく、ドラマ表現すぎてあざとい感じ。まあ、そういうところがこのドラマの良さというか特徴と言えるのだけれど。

清掃業者の制服

長谷川、病院内で簡単に持って来たけれど、どこから手に入れたんだ?そういうところがこのドラマのテキトーなところだが、もはや「逃亡医F」だからなぁ、で済まされるみたいなところがある。

下から3番目だ

…と藤木が言うだけで、長谷川に、カセットテープの下から3番目をかけろという指示だと通じるのは、二人が何度も一緒に手術してきたことを意味しているのだと視聴者に伝える意味で良い描写。

新しい命

これまでこのドラマは人が死んできただけ。第8話で初めて新しい命が生まれた。この描写は、骨袋が映されていたことと合わせて、妙子が生きていたということが藤木に明かされることとリンクしているような気がする。次に来るのが妙子の再誕生だということの前振りと考えられるから。記憶喪失パターンも想定しておかないとダメかもしれないが。