Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【恋せぬふたり】最終話 新しい形


離れて暮らすと言う決断をしたことによって、咲子と高橋の間の距離が深まった。恋愛を前提にしない家族になったということか。その時々に対応していけば良いと高橋に言う咲子の考えは、一貫しており、強い。

カズくんの考えるお祝い

何で高橋の家で料理を作る形式のお祝いになるのかな?高橋の家に入るの当然視してるの何で?相変わらずのカズくん。

かずくんの読み

より良い仕事の提案を受けないと言う高橋の意図が分からない咲子に対し、カズくんは、咲子と高橋が恋愛抜きで家族になったということだから、喜ぶことだと咲子に言う。カズくん、登場時からは完全にキャラが変わった。最後は、見事な聞き役になっている。完全に咲子の心の安定役として「利用」されている。

咲子の家族

妹も母も、聞き分けが良くなって、咲子のことをある程度は理解したセリフを言い始めた。最終回だからなぁということなのか。もう少し、厚い描写が欲しかった。30分ドラマ全8回は、今回の登場人物構成でこのテーマを扱うには、短すぎた。

高橋の祖母の呪縛

高橋は、新しい仕事を選ばなかったことの理由に、咲子と別れることになることと、祖母の遺した家の話を出してくる。ここで祖母という言葉が出てくることに意味があるのか無いのか。これに対し、咲子は、自分が高橋の家で生活を続けるから、高橋は新しい環境に行けと言う。これは、意外な展開。高橋もその発想はなかったため、頭を整理させてくれと言う。咲子思ったより頭が柔らかい。

別々に暮らしてたって一人じゃないし、家族じゃなくなったりしません

両方取り!がベストな選択だと言う安子。離れていても心は1つというやつか?これに対し、高橋は、自分が家を出ることに前向きになりつつある。祖母の呪縛が解けつつあるのか、それとも祖母の呪縛などなかったのか?

咲子の考え方

何かあったらその時のベストを考えれば良い。決めつけなくて良いと言う。これまで、生き方については高橋がリードしアドバイスしてきたが、最終回で咲子がアドバイスしてる。

咲子一人でも朝食はうどん

これ、高橋と家族として暮らしたから身に付いた生活習慣。高橋と家族になっていた証拠とも言えるのかな。

私の幸せを決めるのは…私だけ

ラストの咲子のセリフ。陳腐すぎて、これまでせっかく積み上げてきた厚みが一気にペラッペラになった。「幸せ」という抽象的な言葉一言に頼るのではなく、このドラマが描いてきたテーマに沿ったセリフを言わせて欲しかった。