Golden Time

時はお金で買えません

【となりのチカラ】第8話 トリックネタドラマになってる


隣人から冷たくされ、妻の灯は家を出た状況に置かれたチカラの問題の解決編。隣人間及び家族間のふれあいを描くドラマだと思っていたが、トリックネタで問題解決がなされるアクロバティックなドラマだった。最終回は超ご都合主義展開が観られるのかもしれない。いきなりキレ気味になったりするチカラの異常性にちゃんとスポットライトを当て、それが解決されるまで描かれることを望む…のだが、それを描くには、時間的に難しそうだなぁ。今回、一応、隣人や家族との誤解が解けたのだから、あまり変なことにはならなさそうだし。ただ、最後あたりでチカラが言っていた「首を突っ込むのもお節介もやめる」という言葉が、最終回のストーリーを動かすのだろうな。

自分の小説はモノにならないゴーストライター

チカラは、話を聞くだけの人で、自分では問題解決ができない人。それが今回、娘、息子の問題に対し、何とかしたいと関わるが、やはり問題解決できない。話を聞いてもその先に行けないことは、前回及び今回の隣人との関わりで描かれている。

何も解決していないが解決していた

チカラが作家活動に専念する環境を作るために、隣人たちは協力して、極力チカラに関わらないようにしていたと…トンデモな答えを制作側は出して来たな。どう見ても、嫌っているから避けていると言う態度にしか見えなかった。チカラ視点の描写だったということか。それにしても、悩んでいたチカラ1人が状況を知らなかったとというの酷い。これはイジメ。

娘愛理と息子高太郎のこと

ちゃんと眼を見て話をしたら、2人の問題は解決したと。同じように灯の出した問題に対しても対話をしたら解決したと。肩透かし感がある。少なくともチカラは、同じことを一度している。愛理とも高太郎とも話をしている。しかしそれは何も解決しなかった。今回、灯が一緒にいた家族4人のテーブルでは、一応の解決を見た形になった。この違い。これは、チカラの側の違いではない。受け取る愛理と光太郎の側が変わっていたから。それは何故だかわからないが、その場に灯がいることが大きいように思う。

また、灯の問題に対する答えは、結局うやむやで終わった感が強い。

首を突っ込むのもお節介もやめる

今回のラストのチカラの宣言。今回、隣人たちがチカラに冷たく当たっていたように見えたのは、灯が隣人たちにお願いして、チカラが自分の小説の執筆活動に専念できるように依頼したからというオチだった。こんなオチを出してくるドラマなので、最終回前に出してきた「首を突っ込むのもお節介もやめる」も、トンデモトリックで消費されるネタなのだろうと推測する。これまで観てきて、チカラの異常性も描かれているのに、その部分をあまり掘り下げず、推理トリックのようなアクロバティックなネタを出してきた時点で、ガッカリ感は強い。

灯が、チカラのことを思って隣人に、執筆活動に専念できるよう協力をお願いしたというのが、チカラを無視した理由という筋立てが、物語としてどうしても理解できない。