第2週。
第6回
賢三は心臓発作で亡くなる
和彦が東京に帰る前の出来事か。賢三が亡くなってからは、和彦は姿を現さない。和彦は、ガチョーンのギャグを教えてくれたという言葉の中で出てくるだけ。ドラマ的には、省略しただけなのだろうが、あれだけ比嘉家と暢子に絡んでいたのに姿が見えないのは少し違和感というか、突然すぎる。ガチョーンのギャグを聞いたと言うことは、学校には行っている、もしくは個別に和彦には会ってはいるはずなので、少しは描写が欲しいと思ってしまう。
暢子は暢子のままで良い
暢子は自分にだけ、言葉を残してくれなかったと悲しむ。それを聞いて直ぐに良子が、暢子は暢子のままで良いということだと言うの素晴らしい。実際は「うん。うん…」と言っているのだが、良子の言ったことが正解か否か、賢三が亡くなった今、誰にもわからない。しかしそんなことに関係なく、良子の言葉により暢子は自己肯定感が得られる。良子は本当に頭の良い人。先生の道を目指すにふさわしいキャラ。
借金500ドル
工事現場の賄いの仕事、50セント。ザクッと現在で言うと500万円くらいの借金なのだろうかな。それを日払い5000円のお金で返すと。これは厳しい。
暢子が切ったニラが繋がっていることを口に出してしまう賢秀
そんなこと言いながら、今日だけと言って自分の仕事をやらなくなる。夕食の貧しさをネタにするし、長男を盾にした発言をするし。こういうところなんだよなぁ。やはり賢秀は、今後、人間関係を揉まれていくに連れ、生きづらさを感じていくだろうと予想されるキャラに描かれている。
今週のタイトル『別れの沖縄そば』
賢三が亡くなったが、沖縄そばは出てこなかった。つまり、今週は、別の別れがあるということ。
第7回
逃げなければならないことする同級生
賢秀および比嘉家の姉妹をあからかい、それまで強気に出ていたのに、先生が来たら逃げていく同級生。逃げなければならないことをしてはダメだ。基本。
あれなんか絶対見返してやるからよ
意地悪な生徒を指して暢子も賢秀も「あれ」と呼ぶ。同級生を「あれ」と呼ぶのは、単なる「あいつ」を差す方言なのか、それとも、敵視している場合の表現というだけなのか。
共同売店の店主の善意
体操着をプレゼントするというのは、賢秀が同じことをされたなら素直に喜んだであろうが、良子の場合は、プライドを傷つけることになったのか。プライドというより良心と言うべきか。
うちはどんなズックでも、今年も来年もず〜っと1等賞だのに
暢子のこのセリフはフラグ。フラグなんだよなぁ。ただし、ここ一番の時にこれか…。今回は兄弟がとことん底に落ちる日か。ただ、運動会の前日に通常1ドルが3ドル渡されたのは光。
第8回
「ボロズックのせい」からの良子、アベベ
この徒競走のシーンの意味。歌子は最下位。暢子も結果的に最下位。良子は過去2年3位だったが1つ順位を上げた。そして宇宙パワーの賢秀は1着。うーん、貶していた少年は最下位か。
みんなで夜ご飯
これは楽しそう。運動会の後にこういうのは良い。
拗ねる暢子
和彦のことを好きなのは分かるが、「勝手に帰るんだから」とか「うちらのこととかすぐ忘れてしまうわけさ」とかの言い方が年齢不相応な感じ。それまで賢秀以下、比嘉家の兄姉妹は精神年齢が幼い感じであったのに、このセリフの拗ね方だけ精神年齢高くないか?
また逃げる島袋
だから逃げなければならないことをするなって!喧嘩両成敗…って島袋の親が言っているらしいが、このセリフは言い出す側が大抵ダメなヤツ。島袋の親もダメか、もしくは島袋がテキトーに言ったかのどちらかかな。ただし、島袋は高校生を連れてくるような何かを持っているということか。親が金持ち?なのかな…ただし、和彦の方が金持ち感はある。なんと言っても靴下履いているから。運動会のシーンでも1人だけちゃんと靴下履いていたからね。
歌子発熱
繰り返し表現される歌子の発熱は、今後のストーリー展開において何を意味するのだろうか。
長男を主張するが、家事は後回しの賢秀
こういうところなのだよなぁ。
第9回
母も倒れる
過労から来る貧血。命に関わることではなさそうなので良かった。
父賢三の叔母の申し出
東京に行く気満々の4人…なのか?それとも自分だけが辛さに耐えればと思っているのか。前者の描写が多いが、暢子のモノローグで後者のニュアンスが出ている。そして、いざ誰が行くかを決める段になって、4人とも腰がひける。
憧れはあるが、いざ一人で行くということになると不安が大きいというのは分かる。
またも長男であることを持ち出す賢秀
長男の決定に従えと言う賢秀。これは本当にまずい前振り。絶対に生きづらいはず。当時なら長男優先は当たり前かもしれないが、いつも賢秀が長男を言うのは、自分だけ良い目にあおうとしている時なのでこれはダメだなぁ。
東京に誰が行くか…
結局、暢子が手を上げる。これで暢子の東京行きが確定したのか?第2週はもう1話ある。第10回で何らかの結論が出るのだろう。
第10回
和彦の言葉
海の見える丘の上で、東京行きについて暢子の意思を再確認した後、和彦は次のように言う。
俺が守ってやる。東京に来たら俺を頼りにしろ
これは、力強い。空港へ向かうバスの中でも、
大丈夫。僕がついてる
と言う。和彦は優しい。暢子のことが好きなのだろうが、恋愛まで行っているのか否かは微妙なところが良い。ドラマの中の描写では、暢子とのやりとりでそんな感じもあるが、描かれていないだけで、あの程度のことなら姉の良子にもあったのではと思える程度の関わりにも見えるから。
手を握る覚悟
丘の上で「俺が守ってやる。東京に来たら俺を頼りにしろ」と言った時は、暢子が手を握ろうと言ったら和彦は恥ずかしがってなのかそれを拒否する。しかし、バスの中で「大丈夫。僕がついてる」と言った際には、和彦は自分から暢子の手を握る。状況を見ての和彦の真剣さが出ている。こう言うの良い。
家長のポジション
食事の時の座り方は賢秀が家長の位置。家長なんだよねぇ。
バス
前にもバスが出てきたが、分かる人には形式が分かるバスなのだろうなぁ。
今日まで育ててくれてありがとう
小学生の娘にこう言われるのは親としてはキツいはずだが、優子は笑顔で、暢子を肯定することで応えようとする。
みんなで幸せになります
え?え?いや、借金が返せないという現実からの東京行きだったはずなのに。戻ってきて「みんなで幸せになります」は、ちょっと色々まずいのではないか?
7年後
えーっ?どうやって7年やり過ごしたんだ?
新しい物語が始まります
これは酷い。借金はどうやって返済したのか?そのあたり全く説明なく東京行きをうっちゃるのは、流石に物語の合理性に欠ける。民放の酷い1クールドラマみたいなことしてきた。
リアルさ
大体のことが負の方向に向かっていった『カムカムエブリバディ』